イコライザー THE FINALのレビュー・感想・評価
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シリーズ最終作としては☆5をつけてもいいが
1と2は何度も観たし、何度観ても良い。がしかし、今作は映画単体としては☆4以上を与えることはできないし1回観れば充分かなと。
過去作を観たことのない人の評価は結構低いかもしれない。
ラストで全ての伏線を回収してくれたのは良かった。さすがマッコールさんと言ったところ。
脚本がいい
オープニングからいいね。おじいさんと孫が車に乗って進むんだけど、その表情で、どうも異変が起きてるって分かるという。それで、どういう状況なのか分からないんだよね。少ない台詞で必要最低限の情報だけ出して、謎を残したまま進んじゃうのもいい。「俺が誰だか知ってるのか」「知ってる」とかカッコいい。
そして主人公は優しさのあまり撃たれてしまいました。浪花節だね。目覚めて「ここはどこだ?」「いるべき場所だ」もカッコいい。さらに進んで「良い人間だけがそう答える」は泣きそうになったね。主人公は、そう言って欲しかったんだよ。
「あの帽子うれたんだ」もいいね。女の人のお父さんか恋人がかぶってたものなのかな。
それで、ほんとにいるべき場所だなって主人公は思い始めるんだけど、マフィアが街にちょっかい出してるんだよね。それと冒頭のシーンもつながってて。そこにCIA絡めてきて。少しずつ色んな話を進めてくのがうまいね。
マフィア滅茶苦茶するよね。舞台が日本だったらあり得ない。でもシチリアン・マフィアならこれぐらいやるんだろうかと思わせるのもいい。CIA捜査官が巻き込まれる爆破シーンはビックリした。
でもマフィアヤリ過ぎなんだよ。さすがにこれじゃ、人心が離れちゃうし、そりゃ一致団結されて反抗されちゃうね。
主人公も突然、反撃モードに変わって、そこから容赦ないね。もうちょっと「控えめにこうどうしなきゃ」って辛抱しそうなもんだけど、抑えない。じゃっかんイッちゃてるのかな。
主人公の反撃シーンでは神様でてくるというか祀りのシーンがかぶさるね。イコライザー一作目はクロエたんの「鯨はもう釣れた?」で度肝を抜かれたけど、なんか、そういう感じ出してくるね。
そしてめでたしめでたしで終わり。でもさ、こんなおっかない主人公を、街の人は受け容れるのかな。わけわかんないじゃん。恐いよ。
マッコールさんイタリアで大暴れの巻
ロバート改めロベルト・マッコールさんがイタリアで大暴れする話。
本作は、少なくとも「イコライザー2」を鑑賞していないと全てを理解出来ない作りなのでご注意を。
なんで舞台がイタリアなんだろ? というのが正直な感想。
登場人物のほとんどがイタリア人でイタリア語を話す関係で
画面は字幕on字幕で見にくいことこの上ない。
アメリカの片田舎、もっというとボストン郊外が舞台でも通用したんじゃないの、この話?
と思ってしまった。
マッコールさんも性格が変わったかのように好戦的になってガッカリ。
今までは、襲われるから仕方なく、でも徹底的に。という感じだったのに。
ダコタ・ファニングの役も、最後まで「必要か?」の疑念が晴れなかった。 最後まで引っ張った「彼女を選んだ理由」も「そうですか。。」以上ではないし。
イタリアまで出向いた理由も、最初〜中盤に明かしていればグッと印象は変わったと思う。
最後に、
作品の出来とはあまり関係ないが、
字幕翻訳の人もセンスがない。
特にヒドいと思ったのは、エンゾのセリフの訳。
悪党を評して「あれは癌だ。 治せない。」と言ったのを
字幕では「あれは寄生虫だ、駆除できない。」となっていた。
エンゾは医者だから「癌」に例えて言ったのに
ヒドい意訳で台無しにした。
最後の最後
邦題の「THE FINAL」ってなんやねん!
もう一本できたら「RETURNS」か?
適当邦題はやめてくれ。
怒らせてはいけない男
恐ろしいほどのアクションシーン
悪役をただひたすら成敗する、ひたすらエンタメに特化した映画
中村主水が秀と勇次役の腕前を併せ持ち、イタリアの漁村に滞在したらどうなるか…?あるいは服部半蔵なら…?
正体を隠し市井に紛れ、民草を脅かさんとする悪を討伐する…この心躍る設定は、水戸黄門から暴れん坊将軍、必殺仕事人、影の軍団と、これまで散々に踏襲されてきた鉄板ストーリーであり、観客のカタルシスを満足させるに魅力的なコンセプトでしょう。今風に言えば、例えば「学生でありながら凄腕の元暗殺者の俺、学校に来たテロリストたちを一網打尽にする!」であり、こちらの方が刺さる方は多いかもしれません。
そんな王道とも言えるストーリーが、つまらないはずがありません(私見)!
日本では、もはや伝統芸とも言えるこの作風は、意外にも世界中で人気があります(こちらも私見)。アメリカでは例えばスティーブン・セガールが演じれば沈黙シリーズ、キアヌ・リーブスならジョン・ウィック、そしてデンゼル・ワシントンならこのイコライザーになります。
従って構成もよく似ています。前半は善良なる町人との交流を、できるだけ丁寧に身近に生活感が感じられるぐらいまでに描き、中盤にはその人々を蹂躙するヴィランたちを、特に残虐性だけを強調して描き、そして終盤は主人公による怒涛の反撃を、できるだけ主人公が一方的に攻撃を加えるシーンを多めに描く。
この場合、前半の町人との交流がどれだけ印象的に描けるかが鍵になるかと思います。これについてはイタリアのアマルフィが持つ海と岸壁が織りなす風景が際立たせることに成功していると思います。なんたって見た後、フツーに「アマルフィ行ってみたい…」になりましたから。
更にヴィランは残虐性だけを強調し、例えば実は病弱な父がとか愛妻家でとかそういった情報を入れないことで、ただ討伐されればよいだけの存在になります。つまり、細けえこたぁ良いんだよ!です。
ゴア表現はまぁまぁ多めです。といってもそれほど残虐なシーンはなく、黒澤映画を含む日本の時代劇を見てる人なら、見慣れた表現が多いと思うのではないでしょうか。
不満点は特にないのですが、全編にキリスト教的な教えが散りばめられているのですが、散りばめられすぎてやや異臭すらも感じた、ぐらいでしょうか…こちらは気にならない方は気にならないかと思います。
主人公の影の軍団的活躍が好きなら間違いなくオススメの映画です。
悲しすぎる
見応えのある作品でした。
物足りなさを感じた
・前2作と比べるとイコライザーらしさが足りなかった
・マッコールさんの映ってる時間が短く、マフィアの印象ばかりが残った
・ダコタファニングの役割が中途半端だった
・テロ事件は話が飛躍しているので要らなかった
・憲兵隊が仕打ちを受け過ぎている
・マッコールさんが買った服を着ていない
・本当に安住の地として選んだのか謎
面白かった! 美しい歴史ある街で残虐な悪党どもを血祭りにあげるストーリー展開が痛快!!
デンゼル・ワシントンさん演じるロバート・マッコールさんが憎ったらしい悪人達(今回の敵はシリーズ中、最も腹立たしい、最凶のクズ集団)を殺しまくる、スカッと爽快なアクションドラマ第3弾
デンゼルさん、華麗なる身のこなしと気持ちいいほどの殺戮シーンの数々、そして時折見せる男前な笑顔が素敵でした、とても60歳代後半とは思えません、すごくカッコ良かったです
そして今回はCIAエージェントのエマを演じるダコタ・ファニングさんが登場、デンゼルさんとは「マイ・ボディガード」以来18年ぶりの共演ということで、すっかり大人の女性になったダコタさんとデンゼルさんの共演シーンは感慨深いものがありました
シリーズ過去作とは比べ物にならないバイオレンスシーンとは裏腹にロケーションが素晴らしかったです
オープニングのシチリア島から始まり、今回の舞台はイタリア南部、アマルフィ海岸沿いのアトラーニという歴史ある美しい漁村
丘の斜面にひしめき合う白い家々、狭い路地と長い階段、崖の上から街を見下ろす格式ある教会、と全編通してとても綺麗で重厚な映像が素晴らしかったです
アクションシーンはそんなに多いわけではないですが、徹底的に悪者を叩き込めす、勧善懲悪なストーリーが見応えたっぷりのアクション巨編、大満足でした
元CIAの華麗なる暗殺術
元CIAエージェントであるロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)はイコライザー(eaualizer=均衡を保つもの、転じて「銃」の意味も)と呼ばれた戦闘のプロフェッショナル。
今は引退し辿り着いたイタリアの片田舎で心優しい住民とおだやかな生活を送るようになっていた。だが、一見のどかな田舎町にも存在する闇の部分を目にした彼は―
今回もR15+な殺り方で目についた“悪”を華麗に処理していきます。
法で裁けぬ悪に鉄槌を下す王道系の展開は見ていてスカッとしますね。
また彼が極秘裏にコンタクトを取る現役CIA職員としてダコタ・ファニングが出演。
「9秒だ。9秒で自分が生きるか死ぬか決めろー」
今作でこのフレーズも聞き納めとなると少し寂しくもありますね。
主人公の戦闘力高すぎ問題が、もはや議論の対象にすらならない一作
理不尽な(組織的)暴力に対して、理不尽なほど強いデンゼル・ワシントンが切り込んでいく本作。もはや主人公、マッコールがどれだけ強いか描写したところで話題にすらならないため、いきなり組織を壊滅させているところから始まるという思い切った場面から幕を開けます。
このシリーズはアクションというよりもホラーでは、という評判もうなずけるほど、マッコールの◯倍返しっぷりは常軌を逸している、というか念入りかつ残虐で、悪そうな敵役よりもマッコールの佇まいの方が恐怖心をかき立てるほどです。まさか本作に牧歌的な展開を期待している人はいないでしょうが、往年のチャールズ・ブロンソンの傑作シリーズ『DEATH WISH』(ブルース・ウィリス主演の作品じゃなくて、『狼よさらば』の方)のように、市井の人々の側に立って悪役を叩きのめす爽快感を期待している人ですら、ちょっと戦慄するかも。
シチリアを舞台にしているということで、『ゴッドファーザー PART II』(1974)を彷彿とさせる場面や、伝統行事の描写も盛り込まれています。なぜか最近のアクション映画で大人気のイタリアですが、本作はロケーション的特徴の使い方が独特で、これもまた鑑賞の楽しみの一つになっています。
今度こそマッコールに、心の平穏が訪れるといいですね…。
加わったもの、削ったもの
爽快な時間も体感9秒なんよ(誉めてる)
マッコールさんが来たよ!
マッコールさんは何処にいても周りの人とハッピーな日々を送ろうとしますが、
泣き寝入りするしかない理不尽な場面に出くわす町の知り合いのところに居合わせます。
普通ならば、ある程度折り合いをつけて悔しい思いをしながらも、やり過ごす事が多い社会生活なのですが、彼はそんな知り合いの足を突っ込んだらめんどくさくなるような案件にも真正面から介入して力になってくれます。
今回も知り合いの案件を解決中に、そして、その最中に縁のあった町の案件にも自分の能力でできる方法で解決をしていきます。場所は何処でも変わりません。
彼はいつも自分のできる事を社会のために力として使っていきます。当然マッコールさんは伝説の人ですが、我々も自分のできる事をできる範囲で社会のために使っていければ社会は良くなるのでは?と思わせてくれるほど当たり前の事として、巨悪を片付けていきます。
今回は、深刻な性格で色々な悩みを抱えながらのマッコールさんを、陽気で信仰心の強いイタリアンがハッピーで癒してくれる感じなので、幸せな気分になれます。
そして今回は別の映画ですが、懐かしいコンビも映画ファンには嬉しい共演がありましたね。日本に来てくれたらどんな話になるのかなあ、なんて想像をしたりもしながら続編を期待しましょう!
南イタリア大好き映画
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