イコライザー THE FINALのレビュー・感想・評価
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カモッラ
シチリアパレルモの南にある葡萄園。
そこにはイタリア系マフィアのアジトが
あり薬を売り捌き資金源にしている。
元CIAロバート・マッコールは彼ら全員を瞬殺で
制裁して建物の外へ。ボスの孫らしき少年が
一人残っていた。車の中に乗っておくように伝えて背を向けて歩くロバート。少年に背中を打たれてしまう。
さすがに子供には手を加えられないしね。
船でアマルフィ海岸のアルタモンテに到着。
思ったより重症でレンタカーの車中で意識不明に。国家軍警察カラビニエーリのジオに発見され
町医者のエンゾに治療を受け、療養していく。
その小さな街を気に入るが、地元のカモッラ
クアランタ兄弟の勢力が町を一大リゾートにする為に見か締め料、家事、殺戮を行い激しさが増す。
元CIAロバート・マッコールは目を光らせ相手を観察。街の人々が良くしてくれるので、より好んでいく。
そこで市民を守る為、一人で立ち向かう。
いつもは殺られたらやり返すが、今回は
殺られる前に殺戮していく。その光景はサイコパス。
最後はボスに彼らが売り捌いた薬を過剰に摂取させ町中を這いくつばさせる状態に。ボスが犬のようにしてやるを、わざとさせた感じ。
綺麗で平穏な街中、魚介のフリットが売ってたりサッカー試合で勝利して喜ぶ市民。優しい顔のロバート・マッコール。
この対比が頭がクラクラする程激しく凄い。
山上の教会は綺麗だし、あの小さな街で静かに暮らし欲しい。
1>3>2
大抵のシリーズ物は前作よりも盛り上げようとするがあまり、話がどんどん大げさになっていき、かえって内容が浅くなってしまい、つまらなくなっていくことが多いです。その点、本作は地域を小さな町にしぼったことにより、町の人たちの個性などが細かく描かれていて良かったです。また、ダコタ・ファニングの役どころも一味効いていて、あれで良かったのではないでしょうか。デンゼル・ワシントンについても身近な人たちを助けるために戦うという設定にしたことにより、大げさなミッションを遂行したりするよりも感動的になっていたと思います。という訳で本作、シリーズ物にしてはまあまあ良かったと思います。
ただ、アクションついては一作目で主人公の強さは分かってしまっているので、二作目以降では「何秒」と言われてもどうしてもあまり驚けません。残念ですがこの点については、シリーズ物では仕方が無い事なのかも知れません。
追記>
原題「The Equalizer 3」を邦題はなぜ「イコライザーTHE FINAL」にしたのでしょうか?
マッコール無双。過去2作に比べて増された無敵度と、もはやホラー映画...
マッコール無双。過去2作に比べて増された無敵度と、もはやホラー映画味すら感じる演出。勧善懲悪物で基本スッキリですが、かなりやり過ぎな気もします・・w
グロい描写を必要とするシリーズの行き詰まり、シリーズの宿命
上品なデンゼル・ワシントンに似合わないグロい描写と滅法強すぎる主人公を納得し受け入れれば、絶好調の快作でしょう。やたら強い孤高の正義漢ってのは、公開が重なった「ジョン・ウィック」のキアヌしかり、主演作頻発のリーアム・ニーソンもB級で頑張っている。その昔はチャールズ・ブロンソンが美人女房を相手役に一匹狼で頑張ってました。
ハリウッドは最初にド派手な掴みシーンを展開し、一挙に観客を引きずり込むのがほぼ定番に。シチリア島での凄惨極まりない殺戮が怒涛の展開、さすがにメジャー・スタジオが手掛けるとグロい描写にも節度があり、安っぽいキワモノ感は全くない。今回は100%イタリア製に拘り、夢のような風光明媚の観光地でのロケーション、さらにスタジオ撮影もイタリアのチネチッタスタジオで、とクレジットされる。隠居の身に相応しい人情の町が、しかし傍若無人な一部のワルに支配されて、マッコールの周囲の善人達にも被害が及び否応なく立ち上がる。ほとんど「用心棒」の趣です。
昨今は妹エルの活躍が多く、先輩たるダコタ・ファニングがいつのまにか大人になったような印象で、最初の登場シーンではアマンダ・セイフライドかしらんと思ったくらい。カフェの美人店員さんと親しくなるも、怪しげな関係には一切突入しないのがいい。デンゼルも近頃は息子の活躍が大きく、2度のアカデミー受賞者にとって無理することはない。そんな脱力感も漂い本作の主人公とも少し重なってくるのがミソ。
ただ、主役ですから強いのは当たり前、ですがマーベルの荒唐無稽とは異なるわけで、さりとてキアヌのように殆ど漫画の世界でもない、そんな大人の雰囲気が売りの本作で、あまりに強すぎ圧巻なのが少々白けもする。マーシャル・アーツの如くの瞬間技の連続なのだから。リーアムのように姑息な設定を受け入れてしまうと、B級感が出てしまう悩ましさもある。
邦題のタイトル「The Final」なんて嘘っぱち、原題は単に「3」で主人公ロバート・マッコールはラストシーンでも健在で、主演のデンゼル・ワシントンもまだまだ元気のご様子。だから「4」の可能性もないわけではない。ファイナルと謳って鑑賞を煽るわけですね。しかも予告編では盛大にカンツォーネが鳴り響くものの本編には全く鳴らない。この辺りの宣伝方法も見直す必要がありましょう。
もっと続いてほしいシリーズ
アメリカ版の「仕掛け人」シリーズ。今回の舞台はイタリア、相手はマフィア。血が出ない日本の「仕掛け人」と違い、成敗シーンが残酷なのはちょっと引くが、デンゼル・ワシントンの瞬殺技がすごい。せっかく出てきたダコタ・ファニングの活躍がないのが、もったいない。
原題は「イコライザー3」で、もっと続いてほしいシリーズだ。
マッコールの生きざま
帰って来ました。期待通り悪人共やっつけてくれて気分爽快です。第1作は大傑作、第2作はちょっと物足りず、そして第3作は傑作。
彼がこの町を安住とし、町の人も受け入れてくれてよかったです。誰か裏切りかも知れないと思っていたんですけど住民が最後までマッコールの味方でありがたかったです。
最終章ですけど、密かに続編制作を作ってくれることを願っています。
いきなりの残虐なシーンからの美しい港町に… 死ねなかったね コレも...
いきなりの残虐なシーンからの美しい港町に…
死ねなかったね
コレも意味があるんだよ
相変わらずの几帳面なマッコールさん
優しい街の人たち。
ダコタファニングは久しぶりに見た。
妹のエルファニングは時々見てたけど
大人になっててビックリ。当然か…
刑務所の面会シーンはクラリスを演じたジョディフォスターを思い出した
これからもっと見てみたいな
デンゼルワシントンは仕事人みたいでひたすらかっこいい。目が良いよね
最後まで完璧で泣けて来た
今まであまり笑うことのなかったマッコールが心からの笑顔で踊っていた
良かった
マッコールさんの旅路の終点
CIAエージェントを引退後、たまたま目にした暴漢やたまたま話を聞いた善良な市民を食い物にする悪党達を、頼まれてもいないのに掃除し居所を定めずに暮らしてきたマッコールさん。
私的な仕置きのリスクを承知し、信念を持って続けていても限界が来るのか、今作のマッコールさんは荒んでいる。よりサディスティックにより暴力的に悪を薙ぎ払っていく。前2作にあった、若者を更生させたり成長を手助けするパートも今作にはない。
本作は、仕置人を続けるうちに友を失い、落ち着く場所もないマッコールさんが自身をケアする物語だった。
バイオレンスアクション映画としては今作だけでも楽しめるが、前2作を観た上で本作に臨むと、劇中でマッコールさんが語る言葉やラストに味わいが増すだろう。
なお、マッコールさんの心理を表現するためか、画面が暗いシーンが多いのでスクリーンが明るい劇場で鑑賞することをおすすめします。スクリーンが暗い劇場だと見づらいレベルでした。
極上のエンターテイメント!でも…
少し注意が必要です。特にシリーズを全て観ている人は。
殺し方が…以前の2作より…惨忍です。映像としてもかなり「グロ」です。そこはご覚悟を…。
しかし…あの爽快感は健在です。完全な「勧善懲悪」です。あら?(^_^;)
殺人兵器のはずのマッコールが、小さな町で人情に触れます。たぶん初めて…「日常」を楽しむことを知ります。この人々を守るために。世界とか国家とか…そんな大きなものは…逆にどうでもいい。この人々との時間を守るために、もう一度立ち上がります。
70歳手前とは思えない。見事なアクションです。
そして…2作目との関連が…最後に。
ああ…なるほど\(^o^)/
スッキリした(*^^*)
「ジョンウィック」より楽しめますぞ!
謎解き要素もあるアクションサスペンス
マッコール最後の世直し。舞台をシチリアに移して冒頭からハードアクションが続きます。まさにフルスロットル発進です。
一転窮地に陥ってからの展開が素晴らしく謎が謎を呼んで(観客側の感想)引き込まれました。久しぶりの共演ダコダ・ファニングも好演だったと思います。
これで最後は少し寂しさを感じますがお疲れさまと言いたい気持ちもあります。
是非映画館で🎦お楽しみください♪
109
一応警告するけど
マッコールさん、ぶっ殺す相手に一応警告はするけど、相手がいうことを聞くわけないと分かってるよね。自分への言い訳としてやるプロセスでしかない笑
9秒のシーンを楽しみにしてたけどあっという間に過ぎてしまった。キングスマンみたいに極端でなくていいからもう少しタメてじっくり見せてほしかった気も。
カモッラ弱すぎて拍子抜けの感もあるけど全体には満足です。
文章が、けどけどばっかりになったけど笑
陽気なロベルトの物語。
前作は少し物足りなさを感じた記憶があるけど,今作は満足の行く内容だった。
ストーリーはシンプルだったけど,このシンプルさがイコライザーにはマッチしていると思う。
ファイナルと言わずに続編を作って欲しい。
隣の席のおじさんが,面白いと感じた場面で声に出してリアクションしていたのが煩かった(笑)
寡黙なプロ
イコライザーは『1』も『2』も楽しく観たので、この『THE FINAL』の公開を楽しみにしていた。連休中を避けて、休み明けに鑑賞。
字幕版で観たけれど、ロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)が「リフト」で客を乗せたという表現がある。これは米国の配車サーヴィスの呼称らしいね。ボストンで「リフト」に乗せた老夫婦が、年金をハッキングで盗まれて困窮していると知ったロバートは、犯人を追及。シチリア島の葡萄園にたどり着いて、犯人グループが覚醒剤密輸にも関与していると知る。戦闘になって犯人グループを瞬殺するが、農園主の孫息子に油断して背中を撃たれてしまう。
命からがらシチリア島からフェリーで脱出して、CIAのエマ・コリンズ(ダコタ・ファニング)に覚醒剤密輸を密告。レンタカーでアマルフィ海岸を逃走するが、そこで気を失ってしまう。
国家憲兵隊のジョルジョ・ボヌッチ(エウジェニオ・マストランドレア)に救助され、美しい港町アルトモンテの町医者エンツォ・アリシオ(レモ・ジローネ)のもとに担ぎ込まれる。ロベルト(ロバート)にいい人間か悪い人間かと尋ねて、「分からない」と返答されたエンツォは、そう答える人間はたいていいい人間だと判断して、ロベルトを匿うことに。
人々に親切にされて傷を癒したロベルトは、アルトモンテを去ろうとするが、気のいい魚屋や正義感あふれるジョルジョがナポリの犯罪組織カモッラに抑圧されているのを目にして、ふたたび立ち上がる――といったストーリー。
このシリーズのいいところは、ロバートが寡黙なところ。『ミッション・インポッシブル』も『1』はそうだったが、シリーズが長引くにつれて、イーサン・ハントのキャラを深掘りしようとして、軽口を叩かせたりするようになった。けれども、プロはそうじゃないよね。
もう1つ気に入っているのが、ロバートが決して国家的陰謀に立ち向かうのではなく、身近な人々を苛む悪を断とうとするところ。ロバートもすべての人々を救うことはできないと承知しているけれど、目に止まった悪は許さないと決意しているんだよ。このあたりは西部劇のテイストに近いかもしれないな(ただそのやり方が徹底していて、『1』ではロシアにまで乗り込んでいってロシア・マフィアの首領を処断しているし、今作でもカモッラの一家を全滅させているけれど)。
ラストでなぜロバートがエマに親切にするのかが明らかになって、『1』『2』とのつながりも鮮明になっている。
原題は『イコライザー3』だから、『4』もありえなくはないな。
シリーズの中で一番分かりやすい
デンゼル・ワシントン主演のシリーズモノで「イコライザー THE FINAL」を見てきました。
本作品の最初の作品から10年が経ち、一番最初の作品にはクロエ・グレース・モレッツが出ていたんだよな・・・
シリーズの中でもお話が一番わかりやすい作品で、また安定してみる事が出来る作品だったかな・・・
前作品、前々作品を見てなくても楽しめる。
敵対するマフィアとの戦いがもう少しあるといいのだが、結構、敵さんあっさりやられてしまうので、ちょっと物足りない・・・
舞台となるイタリアの小さな町がとてもいい感じで、主人公が気に入るのも分かる・・・
しかし、主人公は強すぎ・・・・
弱い面もあるんですが、しかし、強すぎるね・・・・もう少し人間ぽい所も有っても良かったと思うけど・・・
変な恋愛感情もなく、ひたすら硬派なアクションが続きますが、実はほろっとさせられる部分も有って良かった。
本当に最後だったら、主人公が何処に落ち着くのか分からない方が良かったかな・・・・
一瞬ボーン・コレクターかと思ったw
負傷して療養中のアマルフィで引退を考えたロバート・マッコールがマフィアと対峙する話。
シチリアのブドウ園で一暴れしたけれど、油断して転んで大ケガしたマッコールが治療を受けて療養して中巻き起こっていくストーリー。
派手なオープニングに辿り着くまでがちょい長目、そしてこれはこれで圧倒的でスカッと感はあるけれど、ちょい呆気なさも感じる9秒。
ところで何で?は後から説明ですか…。
ストーリー展開は一応練られている感はあるけれど、なんだか回りくどいし、あまりにも善悪がハッキリし過ぎ。
そして見せ場のアクションは何度かあるにはあったけれど、どれも圧倒的過ぎちゃって物足りず。
庶民と主人公の哀しさと思いやりが詰まったお話しは良かったけれど、見せ方がいまいちタルいし。
面白かったけれど、109分でもちょっと長く感じた。
『勧善懲悪』の権化
『勧善懲悪』の権化、超絶に気持ちいい映画の第3弾もやっぱり外さない。巨悪の極悪人たちに迫り来る恐怖を与え、瞬殺ではなくこれでもかって程痛めつけ、苦しめて葬る弱きを助け強きを挫くスーパーヒーロー像は爽快!
ファイナル?まだいけるでしょ
「イコライザー」って、元凄腕エージェントが悪をただただこらしめる(殺しまくる)って映画だから、意外と動機は適当なときもある。そんなところも含めて、そこそこ好きなシリーズ。この手の実はすごい人ってジャンルには目がない。冒頭、マフィアのアジトで結構大暴れした後というシチュエーションから始まるのがまたニクい演出。マッコールの凄さをちゃんとわからせる作りになっている。
その後はシチリア半島での療養となっていくわけだが、ここである必然性はない。ここでロケしたかっただけなんじゃないの?と思ってしまうほど。アメリカの田舎町よりはこっちのほうが観る側も楽しいのは確かなんだけど。ただ、アメリカの都会よりは悪人が少ないし限られているから、当然そいつらとの戦いになるってのはわかりきった展開。走り出したら止まらないぜ!的な(横浜銀蝿みたいな表現)後半はたまらなかった。さすがにお年なのでわかりやすいアクションより、暗がりの隠密行動や狭いところでの動きの少なめなアクションが多かったが、それでも十分満足できた。正義を執行しているはずなのに、少し楽しそうなところもイカれてていい。
3作目となって多少のパワーダウンを覚悟していたが、意外にもちゃんとした脚本。ダコタ・ファニング演じるコリンズとの関係性や冒頭のシーンの答え合わせがちゃんと待ち受けていた。邦題で勝手に(勝手にかどうかはわからない)ファイナルってつけられていたけどまだ続編行けるんじゃない?デンゼル・ワシントンがそろそろしんどいから最後にしたいって言ったのかもしれないけど。それでもまだ続編の可能性はあるはず。少しだけ期待しておこう。
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