タイピスト!

劇場公開日:

タイピスト!

解説・あらすじ

1950年代フランスを舞台に、タイプライター世界大会に挑む女の子の奮闘を、当時のカルチャー&ファッション満載で描いた作品。故郷の田舎町を飛び出したローズは、あこがれの秘書になるため保険会社に就職するが、すぐにクビを言い渡されてしまう。クビを免れる条件は、彼女の唯一の特技であるタイプライター早打ち世界選手権で頂点に立つこと。上司ルイのもと特訓に励むローズだったが……。ローズ役に「ある子供」のデボラ・フランソワ。

2012年製作/111分/フランス
原題または英題:Populaire
配給:ギャガ
劇場公開日:2013年8月17日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

インタビュー

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5

(C)2012–copyright: Les Productions du Tresor–France 3 Cinema-France 2 CinEma-Mars Films-Wild Bunch-Panache Productions-La Cie Cinematographique-RTBF(Television belge) (C)Photos-Jair Sfez.

映画レビュー

3.5【恐るべきタイピングスキルとスピードでタイプライター早打ち大会に出場し、恋までゲットしたお嬢さんの物語。フランスらしいコメディ恋愛映画です。タイプライターのカタカタ言う音が、耳から離れないぞ!】

2025年3月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

幸せ

ー 年代的に、タイプライターは知っているが、タイプする姿は初めて見たなあ。凄いスピードでキーボードじゃなくって、タイプを打ちながら、紙を差し替え、タイプライターのスライド部?を一々スライドさせながら、打ち続けるのって凄いなあ。
  ところで、ホントに大会があったのかなあ。ありそうだなあ。-

■1950年代のフランス。田舎から出て来たローズ・パンフィル(デボラ・フランソワ)は、大勢の希望者の中から選ばれ、保険会社を経営するルイ・エシャール(ロマン・デュリス)の秘書となるも1週間でクビになる。
 だが、彼女のタイピングの才能を見抜いたルイは、世界大会で優勝するという野望を抱く。かくして、鬼コーチと化したルイとローズの戦いが始まった。

◆感想

・どーみても、ルイがローズの事が好きなのが最初っから見え見えである。クスクス。だって、一生懸命にタイプを打つ、ローズ・パンフィルを演じるデボラ・フランソワさん、少しピンクの頬っぺたなど、可愛いもんなあ。

・ルイが、”大会に出る!”なんて言い出したのは、ローズと一緒に居たいことも、ヤッパリ見え見えである。クスクス。

・でも、ヤッパリ競争映画って面白いんだよねえ。

・ルイがローズに素直に”好き!”と言えない理由が明らかになるシーンなども、何だかそれまでメンドクサイ男に見えたルイの可愛さが見えて、可笑しかったし好感度UPでありました。

<何だか、ラストの台詞も含めて、フランスらしいコメディ恋愛映画でありました。タイプライターのカタカタ言う音が、耳から離れないぞ!!>

コメントする (0件)
共感した! 4件)
NOBU

4.0自分の才能を信じて戦え

2024年7月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

幸せ

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
カズユキ

0.5「フランス人は料理しか能が無い」米国人もフレンチ食べるんだ!

2024年5月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
マサシ

4.0クラシックだと思いきや、新作だとは!

2022年10月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

フランス映画に対する勝手なイメージ。「芸術的で、娯楽性に乏しい」という先入観を吹き飛ばしてくれた映画。

それも、何の予備知識もなくテレビをつけたらやっていたので、見ていたら、終わりまで見ちゃった。という展開の、掘り出し物。これは面白い。

そして見終わってから知った驚きの事実。この映画、クラシックではなく、クラシックのふりをした、最新作だったということを。

あいかわらずフランス製の映画って、女優を脱がせるし、ハリウッド映画に比べると、2割増しで女優が綺麗に見える。でも、そんなことどうだっていい。

気になったのは、この映画に漂う、恋愛と仕事に関する古臭い価値観。
それは、タイプライターという絶滅したマシンを扱い、むしろ現代にも通じる価値観(すなわち、タイピングの技術を磨くという切磋琢磨)を透かして見せたことと関係あるはずだ。壁にピンで留めてあるオードリー、マリリンは、古くても、損なわれることのない美しさのメタファーだ。

映画は、男と女が出会い、共通の目的に向かって成長していく中で、お互いを知り、惹かれあいながら結ばれる。良質のラブコメディのフォーマットを構成しておきながら、1950年代の男社会を濃厚に描いている。

あくまでも、女を選ぶのは男。
酒もあおるし、所かまわず煙草をふかす。
女はアシスタントで、職場の花。
技術や知識は学び取るものではなく、与えられるもの。

この映画の女優さんがとても魅力的に描いてあるのに比して、男のなんという紋切り型で愚かしく映ることか。

フランスでは、シングルマザー率が高く、女性の社会進出も高い。未婚率も出生率も高いという話を聞いたが、究極のオトコ不要社会を実現させつつ、この時代のノスタルジーに浸りたいということか。

それとも、この作品を通じて、現代にも適う価値感を描きたいということか。

そういう意味では、あえて昔を舞台にした、「コードネームU.N.C.L.E」が目先を変えたバディムービーであったように、ありきたりのラブコメディを避けただけとはとても思えない。特にローズの心理を丁寧に描き、共感を誘う演出は見事だ。

2020.9.3

コメントする (0件)
共感した! 0件)
うそつきカモメ