クレイマー、クレイマー

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

ダスティン・ホフマンとメリル・ストリープが夫婦役で共演し、79年度のアカデミー賞で作品賞、監督賞を含む5部門で受賞したファミリードラマ。毎晩深夜に帰宅する仕事人間の夫テッドに愛想を尽かし、自分自身を取り戻すために家出した妻のジョアンナ。その翌日からテッドは7歳の息子を抱え、仕事と家庭の両立に励むが、家出から1年後、ジョアンナが息子の養育権を主張し、テッドを提訴する……。監督・脚本はロバート・ベントン。

1979年製作/105分/G/アメリカ
原題または英題:Kramer vs. Kramer
劇場公開日:1980年4月5日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第37回 ゴールデングローブ賞(1980年)

受賞

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀主演男優賞(ドラマ) ダスティン・ホフマン
最優秀助演女優賞 メリル・ストリープ
最優秀脚本賞 ロバート・ベントン

ノミネート

最優秀助演男優賞 ジェイソン・ロバーズ
最優秀助演女優賞 ジェーン・アレクサンダー
最優秀監督賞 ロバート・ベントン
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写真:Album/アフロ

映画レビュー

5.0メリル・ストリープに腹が立つ

2024年10月5日
スマートフォンから投稿

というかジョアンナの身勝手さ!
主役3人の演技は見事。監督の演出も見事。本当の意味で感動できる傑作。そしてジョアンナに腹が立つ。

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ブロディー署長

4.0クレイマー、クレイマー現象‼️

2024年9月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD

泣ける

笑える

幸せ

妻の家出により、夫が7歳の息子を抱えて、不慣れな家事と子育ての大騒動記‼️現在からは想像もつかない、若くて美しいメリル・ストリープや、ダスティン・ホフマン扮する父親と息子の親子愛が泣かせるなど、名作としての地位は揺るぎない作品‼️しかしこの作品の重要なテーマは、妻の家出の原因が夫の浮気でも妻の不倫でもなく、「女性の自立」という点でしょう‼️離婚後にどちらが子供を養育するのか、どちらの人格が子供を育てるのにふさわしいのか、現代のシングルファーザー、シングルマザーの社会問題を先取りしていたその視点だと思います‼️

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活動写真愛好家

4.0ラストがより考えさせられる作品!

2024年6月16日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

テッドとジョアンナ・・・この2人とビリーは結局どうなったんだろう?
ラスト、エレベーターに乗るシーンが衝撃的な終わり方でびっくりした。

3人が一緒に暮らすのか、いやそんなことはないだろう・・・
ジョアンナだけ話をしにいって、テッドとビリーが二人でこれまで通り暮らす可能性もありそう・・・じゃあ、なぜ、テッドはエレベーターに乗らなかったのだろうか・・・などなど色々な疑問や憶測を思わせつつ終わる感じが、やはり名作と思える。

ビリーのことを考えていくと、全編を通して、泣けて泣けて、いても立ってもいられなくなってくるぐらい切ない気持ちになる。感情が入っていきながらも、それぞれの役者さんの名演技が光る名作だと思う。

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Nagoya_yabu

4.0ジョアンナは身勝手で無責任

2024年3月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

妻のジョアンナに出ていかれた夫テッドが、慣れない子育てに奮闘する様が面白い映画。テッドのフレンチトーストの作り方が雑なのは、彼が仕事ばかりしていて、普段家事をしていない様子を表していた。彼は副社長への昇進がかかった大仕事を抱えている中で、並行して子育ても行うのはとても大変だ。そんな状況でも彼なりに息子を愛しているのが窺えて、良い父親だと感じた。

裁判のために、年末になって転職活動をしてすぐに転職先を決めてしまうのは、雇用の流動性の高いアメリカならではだと感じられた。転職先の会社は、納会らしきパーティをやっていた。周囲がパーティで浮かれている中、一人面接を受けるテッドの姿は、彼の状況の辛さを表せていた。ここはアメリカの文化の一端が分かる興味深いシーンで面白かった。

この映画を観たのは2度目だが、改めて妻のジョアンナの行動は身勝手で無責任だと感じた。本当の自分を探したい、などと言って勝手に家を出ていった挙げ句、息子への愛情に気づいたと言って親権争いの裁判を起こす。テッドが「ハガキ2、3枚送ったくらいで母親づらするな」と言っていたが、まさにその通りだ。それならばテッドの仕事の状況を考えて、家を出ていくときに息子も連れて行くべきだ。

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根岸 圭一