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劇場公開日:

解説

モンゴメリー・クリフトとエリザベス・テイラーが共演し、野心に燃える貧しい青年の恋と転落を描いた人間ドラマ。1931年にも映画化されたセオドア・ドライサーの小説「アメリカの悲劇」を原作に、「シェーン」のジョージ・スティーブンス監督がメガホンをとり、1952年・第24回アカデミー賞で監督賞など5部門を受賞した。貧しい家庭で育った青年ジョージは、伯父チャールズが経営する水着製造工場で働き始める。やがて彼は同僚のアリスと恋に落ちるが、社内恋愛は禁止されているため、周囲の目を盗んで逢瀬を重ねる。そんな中、伯父から昇進を約束されたジョージは、伯父の家のパーティで出会った富豪令嬢アンジェラと惹かれ合う。

1951年製作/122分/アメリカ
原題:A Place in the Sun
配給:パラマウント日本支社
劇場公開日:1952年9月16日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第9回 ゴールデングローブ賞(1952年)

受賞

最優秀作品賞(ドラマ)  

ノミネート

最優秀主演女優賞(ドラマ) シェリー・ウィンタース
最優秀監督賞 ジョージ・スティーブンス
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映画レビュー

3.0「糟糠の妻」は大切に。

2023年6月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

出世欲を持つことが一概に「悪」とは決めつけられないと思いますし、誰しも出世栄達を望むことは、当たり前といえば、当たり前だとは思います。もちろん、評論子を含めて。
けれども、その満足・達成のためには必ずしも感心しないような手段でも選ぶことが許されるわけでもないことも、また自明だろうと思います。

「富と貴とは、是れ人の欲する所なり。 其の道を以て之を得ざれば、これを得とも、処らざるなり。貧と賤とは、是れ人の悪(にく)む所なり。其の道を以て之を得ざれば、これを得とも去らざるなり」というのは中国の古典(論語)ですが、ハリウッド映画本作のような作品を観ると、このことは、洋の東西を問わない真理なのかとも思います。

とりわけ「糟糠の妻」は、大切にしなければ、ダメてますよねぇ。本作のような場合は。

人間の欲の醜さをストレートに描いた作品とも評することができるでしょうし、また「せっかく得られかけた出世の糸口も、灰燼に帰してしまいますよ。」という啓示的な一本だったとも評することができると思いました。評論子は。

私が参加している映画サークルで、上映会で取り上げることになったことで鑑賞しました一本でしたが、これも佳作であったと思います。

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talkie

3.5二兎追うもの、すべてを失う。

2022年8月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

前半はサクセスストーリー、後半は転落ストーリー。
怖いですね~。
二兎追うもの、一兎も得ず、どころかすべてを失う。
エリザベス・テイラーが美しい。

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光陽

5.0日焼け

2022年7月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

大金持ちの伯父を頼って大都会にやってきた主人公(モンゴメリー・クリフト)、叔父の会社に勤め同僚の女性(シェリー・ウィンタース)と仲良くなる。
ところがパーティで知り合った富豪令嬢(エリザベス・テイラー)と恋に落ちる。
同僚の女性は妊娠していることがわかり、結婚を迫ってくる。
昔、観たときはとても怖かった記憶がある。

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いやよセブン

4.0美しすぎた二人のための作品

2022年2月27日
PCから投稿

原作:セオドア・ドライサー「アメリカの悲劇 」。

早い話、優柔不断な男が彼女以外に愛人が出来て、
じゃまになった彼女に殺意を抱くという内容。
で、どうという事もないのですが、
ストーリーはさて置き、
とにかく、エリザベスがあまりにも美しすぎて、
とにかく、モンゴメリーがあまりにもステキすぎた。

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miharyi
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