ビル・ナイ、長年のキャリアで変わったことは?「リサーチしたフリをしなくなった」
2020年12月3日 10:00

「17歳の肖像」「ワン・デイ 23年のラブストーリー」などで知られるロネ・シェルフィグが監督・脚本・製作総指揮を務めた最新作「ニューヨーク 親切なロシア料理店」から、ビル・ナイのインタビュー映像が披露された。シェルフィグ監督の印象や、演技論を語っている。
舞台となるのは、ニューヨークのマンハッタンで、創立100年を超える伝統を誇るロシア料理店ウィンター・パレス。ある事情を抱え、無一文で2人の子どもを連れて逃げてきたクララ(ゾーイ・カザン)が、ウィンター・パレスで見知らぬ人々と出会い、新たに人生をスタートする姿を描く。
「ラブ・アクチュアリー」などで知られ、巨匠黒澤明の傑作「生きる(1952)」のリメイクにも主演するナイは、ロシア料理店のオーナー役で出演。「通常通りのプロセスだけれど、脚本の段階で決めた。何の役にせよ引き受けたよ。脚本に惚れ込んだからね。ロネの作品に出られるのは光栄だし、素晴らしいキャストがそろっていた」と、出演した理由を明かす。
シェルフィグ監督作は「人生はシネマティック!」以来2度目の出演となり、「彼女は真の民主主義者だ。何一つおろそかにしない。彼女はよく笑い、物事の面白さを見出すのがうまい。人間性も素晴らしい。頭が切れる。観察力が鋭くて何一つ見逃さない。安心して身を任せられる」と絶大な信頼を寄せる。
また、長年のキャリアを通して、役をリサーチする方法の変化を問われると「唯一変わったのは、リサーチしたフリをしなくなったことかな。正直リサーチなんてほぼやらない。必要なことは全部脚本に書かれているよ。背景まで読み取れというのは脚本家の怠慢だと思うね」と持論を語った。
「ニューヨーク 親切なロシア料理店」は、12月11日から東京・シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開。
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