宮崎あおい「おおかみこども」大ヒットに喜びかみしめる
2012年8月7日 17:30

[映画.com ニュース] 細田守監督の最新作「おおかみこどもの雨と雪」の大ヒット舞台挨拶が8月7日、都内の劇場で行われ、声優を務める宮崎あおい、大沢たかお、細田監督が出席した。
「時をかける少女(2006)」「サマーウォーズ」の細田監督が、母と子をテーマに描いたオリジナルの長編アニメーション。“おおかみおとこ”(大沢)と恋に落ちた女子大生の花(宮崎)は、やがて人間とおおかみの2つの顔をもつ“おおかみこども”の姉弟を授かる。しかし、おおかみおとこが突然この世を去ってしまい、花は自然に囲まれた田舎町に移り住むと、女手ひとつで2人の子どもを育てていく。過去2作に続き脚本を奥寺佐渡子、キャラクターデザインを貞本義行が手がけた。
7月21日の公開初日から8月6日までの17日間で、観客動員数135万人、興行収入16億8000万円を突破する大ヒットを記録している本作。宮崎は「友だちや家族が見てくれて、『細田監督の作品好き』とか『あおいの声好き』とかたくさんのメールをくれた。親子の普遍的な部分を描いているので、世代を問わず共感していただけているのかなと思う」と喜びをかみしめた。おおかみこどもを育てる母親役を演じ、「基本的には人間がいいと思っているけれど、今はおおかみを選ぶ。自然の中にいると落ち着くので、おおかみになって自然の中にいられたら幸せ」とほほ笑んだ。
おおかみおとこを演じた大沢は、「細田監督のファン。夏暑くて大変なのに、心がキレイになった感じがした」とニッコリ。すでに34の国と地域での公開が決定しているが、「一流のスタッフが時間とエネルギーをかけて描いた深みのある美しい絵から、何かを感じてもらえたらうれしい。声が変わらないといいな」とつぶやき、笑いを誘った。
細田監督は、「原作があるわけじゃなくノーブランドな作品だけど、3年間机にしがみついて、ひとつひとつコツコツと丁寧に撮っていった結果だと思う。優秀で素晴らしいスタッフ、キャストのみんなのおかげ」と感謝の念を述べた。そして「13年間、移り変わる美しい四季の風景の中で、花っていうひとりの若いお母さんが頑張って乗り越えていく。東日本大震災以降、外国の方は、日本はどうなっているんだと心配しているけど、頑張って前に進もうとしているという部分を感じてほしい」と語りかけた。
フォトギャラリー
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

片思い世界
【“鑑賞確定”の超期待作】広瀬すず×杉咲花×清原果耶主演×「はな恋」製作陣…そして涙腺崩壊へ
提供:リトルモア

ミッキー17
【前代未聞のオール社畜レビュー】史上最凶のブラック仕事を描いた痛快作…社畜が観たらどうなった!?
提供:ワーナー・ブラザース映画

侍タイムスリッパー
【ついに見放題“最速”配信中!!!】観たかった人も、何度も観た人も今すぐ観て!【ネタバレ厳禁】
提供:JCOM株式会社

この村の住人は、人間を喰ってる――
【衝撃の問題作】異常なクオリティで世界が熱狂…“絶対的支持”の理由を徹底解説!
提供:ディズニー

観ないとぜっったい後悔する
【ラスト5分の破壊力】そして“観たことないシーン”のゲリラ豪雨に、感動を超えてもはや放心状態――
提供:東和ピクチャーズ

映画を安く観たい人、絶対にチェックして!
【映画2000円は高すぎる!!?】知らないと損な“1250円も安く観る裏ワザ”、ここに置いときます
提供:KDDI

厳選した名作“だけ”をあなたに。
【探す時間、ゼロ】家のテレビが「あなただけの24時間シアター」に!(提供:BS10 スターチャンネル)