ロバート・ダウニー・Jr.「メル・ギブソンを許して」と訴え
2011年10月17日 11:31

[映画.com ニュース] ロバート・ダウニー・Jr.が、米映画界への貢献を認められ「第25回アメリカン・シネマテーク賞」を受賞。10月14日、米ロサンゼルスのビバリー・ヒルトン・ホテルで行われた授賞式に出席した。
父ロバート・ダウニー、ジョディ・フォスター、マイケル・ダグラス、ジャック・ブラック、ガイ・リッチー、ジョン・ファブローら出席者が見守るなか、旧友メル・ギブソンからトロフィを受け取ったダウニー・Jr.は、元恋人へのDV容疑や人種差別発言で映画界から干された感のあるギブソンを擁護するスピーチを行った。
自身も薬物依存症で長く低迷した経歴を持つダウニー・Jr.は、「依存を断ち切れなかった頃、メルは『希望を捨てるな』と言ってくれた。そして、仕事がなかった僕に、本来自分が主演する予定だった映画の役を譲ってくれた」と感謝を表明。そして、「しかしメルの言葉で何より心に響いたのは、もし自分の犯した悪行に対する責任を認め、自分の醜い部分を受け入れることができるなら――メルはそれを“サボテンを抱く”と表現した――、そのサボテンを充分抱いたなら、そのときやっと一人前の男になれると言ってくれたことだ」とスピーチを続けた。
さらに、自分はその教えを実行して成功したと前置きをしたうえで、「あなたがこれまで一度たりとも罪を犯したことがないというなら別だが――もっとも、それなら完全に業界を間違えたとしか言いようがないが――、そうでなければ我が友人の逸脱を許してはもらえないだろうか。彼は、充分長いあいだサボテンを抱いてきたのです」と会場に訴えかけた。
米エンターテインメイント・ウィークリー誌によれば、スピーチが終わると出席者は万雷の拍手で応え、ギブソンは涙ぐんでいるように見えたという。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【個人的に“過去最高”】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた注目作、実際に観てきた
提供:ワーナー・ブラザース映画

日本よ、これが本物の“悪”だ
【拷問、殺人、裏切り、粛清】超刺激的な“史上最大ヒット作”、観たらすごかった…!
提供:JCOM株式会社

何だこのむちゃくちゃ“刺さる”映画は!?
【尋常でなく期待してる】“命より大事な誰か”のためなら、自分の限界を超えられる。
提供:ディズニー

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映