海老蔵、ファン800人前に謝罪「新たな気持ちで精進努力していく」
2011年9月26日 20:03

[映画.com ニュース] 市川海老蔵が9月26日、都内で行われた主演映画「一命」の完成披露試写会に、共演の瑛太、満島ひかり、三池崇史監督とともに出席。立ち見客を含む約800人のファンが見守るなか、「私事ではございますが、皆さまには大変なご迷惑をおかけしまして申し訳ございませんでした。今後は新たな気持ちで精進、努力していく所存でおります」と一連の騒動について謝罪し、深々と頭を下げた。
今作は、滝口康彦が1958年に発表した「異聞浪人記」が原作。病床の妻子を置いて家を出た浪人が、自ら命を絶つまでを荘厳な世界観で描く。62年には、仲代達矢主演で「切腹」として映画化され、63年のカンヌ映画祭で審査員特別賞を受賞。三池監督により時代劇として初めて3Dで製作された本作は、カンヌ映画祭コンペティション部門に正式出品を果たし、高い評価を受けた。
また海老蔵は、命をかけて守りたいものについて「ありきたりですが、家族と歌舞伎が僕としては大事です」ときっぱり。一方の瑛太も「家族です」と語ったが、「それと、映画を作るということは皆が真剣勝負です。明日は『いい映画ができた』と報道されることを願っています」と海老蔵をフォローし、場内の笑いを誘っていた。
時代劇初挑戦になった満島は、出演が決定してから祖母と裁縫を特訓したという。「歩き方から息の吸い方まで、分からないことだらけ。1日目に監督から『もう少しIQを上げてくれ』と演出してもらいました」とニッコリ。三池監督は、3Dで時代劇をとオファーを受けた際のことを「無茶なことを考える人がいるなあと思った。でも、意外とちゃんとできたんですよ」と控えめにアピールを忘れなかった。
「一命」は、10月15日から全国約270館で公開。
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