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市川海老蔵「一命」で変幻自在な“眼力”を駆使

2011年8月4日 06:02

鋭い眼力で見る者を圧倒する市川海老蔵「一命」

鋭い眼力で見る者を圧倒する市川海老蔵
(C)2011映画「一命」製作委員会
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[映画.com ニュース] 市川海老蔵が、三池崇史監督作「一命」で変幻自在な“眼力”を駆使し、喜怒哀楽を全身で体現している。時代劇映画は初出演となる海老蔵にとって、「出口のない海」(2006)以来、約5年ぶりの主演作。名門・井伊家の門前での切腹を願い出る主人公・津雲半四郎に扮し、武士の生きざまを達観した面持ちで演じきった。

同作は、滝口康彦の「異聞浪人記」を原作に3Dで映画化。1962年に小林正樹監督が仲代達矢を主演に迎え、「切腹」として映画化し、翌年のカンヌ映画祭では特別審査員賞を戴冠したことでも知られている孤高の名作だ。

海老蔵は劇中、喜怒哀楽すべての感情を全身から放つ演技を披露。武士の面目を保つため、見栄や建前といった武家の形式ばかりを重んじる侍たちを痛切なまでに皮肉る。一方で、若くして妻を亡くし男手ひとつで育ててきた娘の美穂(満島ひかり)に注ぐ視線は、どこまでも優しい。それは義理の息子となった求女(瑛太)、若い夫婦が授かった跡取りの金吾に対しても同様で、慈愛に満ちあふれている。

また、ひざ立ちのまま襖(ふすま)を開ける場面など、武士としての所作が求められるシーンは、同年代の俳優と比較することができないほどに美しい。幼少期から歌舞伎座の舞台を経験してきた海老蔵にとって、面目躍如たるところだろう。

貧しいながらも支えあい、毎日を懸命に生きてきた半四郎だったが、家族をめぐる悲しい出来事が起こる。海老蔵は、映画の解釈について三池監督と何度も話し合ったそうで、「この映画は単なる復しゅう劇ではない。半四郎が井伊家に向かうのは、本当の武士としての自分を確かめるため」と説明する。

だからこそ、瑛太扮する求女の壮絶な最期から目をそらすわけにはいかない。「求女が刀、武士の魂を売ってまでも妻子を思い、死に至った覚悟を知って、変わらず武士の体面にこだわり続けていた自分の愚かさに気づき、自分との戦いに挑む。だから本作で半四郎は人を殺さないのです」。

一命」は、10月15日から全国で公開。

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