劇場公開日 2023年3月3日

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フェイブルマンズのレビュー・感想・評価

全379件中、41~60件目を表示

3.0親子物語

2023年9月24日
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鑑賞方法:VOD

映画制作を通じたビルドゥングスロマンというか大人たちとの記憶でしたね。いじめっこへの復讐?はなんというか、アレをコケにしてると感じ取れるほどのやつなのかな、虚像をむしろ喜びそうな奴じゃない?という疑問は残りました。その感受性あるならユダヤ差別するかなとか。

ネタ元の原体験が散りばめられていて、そこは作品群につながる彼ならではのユニークネスでしたね

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filmpelonpa

3.5人生ままならぬけれど

2023年9月18日
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泣ける

楽しい

幸せ

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しゅうへい

5.0タイトルなし

2023年8月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

恐らくスピルバーグが映画監督になる迄の姿だけを追うような作品ではないのだろうなと思っていたが、想像以上に映画監督を目指す描写は薄く、家族の問題を色濃く描いた作品になっていた。イジメに両親の離婚と、なかなか表に出したくないような内容を描いている。観ていて楽しかったり悲しかったりもするんだけれど、どの方向にも感情の振り幅は小さく、いつも選んでいる映画.comの印象アイコンを選べなかった。強いて選ぶなら亡くなった祖母からの電話のシーンが滅茶苦茶怖かったので「怖い」かもしれない。
食事のシーンでプラスティックのフォークだと味が変わるって文句を言っていたけれど、日本でもエコを理由に紙ストローや木のスプーンなんかが使われるようになって同じような文句を言っている。恐らく今のアメリカも同じような感じで入れてきた台詞なのかなと思った。
水平線の位置の講釈を受けた直後のラストシーン、つまらないド真ん中に水平線がきていたから慌ててカメラの位置を直す茶目っ気のある演出がベタだけれど良かった。

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ソルトン

3.5映画への想いが胸アツ

2023年8月23日
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5~60年代の雰囲気は本当におしゃれで、どのような設定でもストーリーを効果的に盛り立てる。
本作も様々な地域が舞台になったが、どこでもそれぞれの良さがきれいに映えていた。
アリゾナの砂漠感もすごく良かったが、個人的にはやはり何だかんだカリフォルニアのスクールライフの青春感が一番印象的だった。シニアスキップデーの甘酸っぱさもウキウキしたし、夕方のロッカールームでのいざこざも独特の映像美を感じた。
全体を通して、ストーリーは特筆するところはなかったが、映画への熱い想いと景色の撮り方はすごく心に刺さったし、そして何より地味ながらもお父さんの耐え忍ぶ家族愛は何だかんだ一番心に染みたかも知れない。
期待通りとはいかず決め手にかけた作品ではあったが、上映時間150分もあっという間に感じるエンターテイメント作品であったことは間違いない。

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いけい

3.5まさにウマ男

2023年8月23日
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落語か?落語なのか?
母が父に内緒で映画を応援してくれたことが後で別の秘密の共有につながるとか…そういう語り口のうまさ、もはや落語じゃん、ていう。
なので面白さより僅差でうまさが勝つ(もちろん面白い)。

そりゃ本人が撮ってるんだから、のちの名監督のアマチュア時代、とかいう絶妙にむずかしい芸術内芸術問題もぬるっと解決でしょうよ。
普通こういうのって、後から別の監督が撮って文句言われたりするものでしょ…? そこをご本人登場って微妙にズルくない?自分はともかく、両親のことを描きたかったんでしょうけど。
あと例の有名なエピソードがまさか映画で観られるとは。あの終わり、「ウマい!」しか感想なくないですか…?

映画探偵フェイブルマン、彼のフィルムはあらゆる嘘を暴くのだ!と脳内番組が始まるくらい筋金入りのフィルム人間、つまりウマ男なんだけど、才能があるぶん、下手すると誰かの人生を破壊しかねない、端的に暴力だってことなんだろう。

「人には言わない。秘密だよ」と言いながらレンズを向けるスピルバーグ…。彼はユダヤ人だけど、なんなら彼の神より多くの人を劇場に呼び集めることができる。
かつて流浪の民だったユダヤ系は便宜上つけたために意味のわかる苗字が多いと聞いたことがあって、Fabelは寓話…タイトルまでウマいとか。

あと映画での扱いに傷ついた彼と、そうとも知らずに結ばれた彼女。2人の行く末を考えると…怖い。

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ipxqi

3.0•••納得

2023年8月23日
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りか

4.0デミルとフォード

2023年8月19日
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セシル・B・デミルの『地上最大のショー』にはじまり、ラストは“映像の詩人”ジョン・フォード(デヴィッド・リンチ!!!)の登場で幕を閉じる。ジョーゼフ・L・マンキーウィッツのパージを巡ってデミルとフォードが対立した経緯をご存じの方なら思わずニヤリとさせられる演出である。フォードに「大衆の好みを誰よりも知っているが、わたしゃあんたが嫌いじゃよ」と言わしめたデミル。デミル→フォードへと、年齢を重ねるにつれ作風が変化してきた監督スピルバーグの半自伝的作品といわれる1本だ。

技術者の父さん(ポール・ダノ)はメカのことになるともう他のことは目に入らない。小さな電気メーカーからGEに引き抜かれ、やがてIBMに転職する理系わらしべ長者だ。しかし、家族のためにピアニストになる夢をあきらめた芸術志向の母さん(ミシェル・ウィリアムズ)にしてみれば、堅物の父さんは優しくていい人だけどどこか物足りない。家族は父さんの出世に伴って、アリゾナからカリフォルニアへと移住、生活もだんだん豊かになっていくのだが....

黒澤明は映画作りの魅力の一つに“編集”の面白さをあげていたが、サミー初期の作品には、巧みな編集や技術的な工夫がふんだんに盛り込まれている。それは、当初大衆迎合的なエンタメに走っていたスピルバーグの(デミル風の)作風とまんま被っている。家族で車に乗ってハリケーンを追いかけるシーンや「全ての出来事に意味がある」なんて台詞を聞くと、あの『未知との遭遇』を思い出さずにはいられない。ナチスをやっつけたはいいものの味方全員を失って悲しみに浸る米軍兵士の物語は、『シンドラーのリスト』や『プライベート・ライアン』へと繋がっているのだろう。

しかし、カリフォルニアに越してきて以来、元気のない母さんのために撮りだめしていたフィルムを編集していたサミーは、そこに見てはいけないものを見てしまうのである。ここでサミー青年は、技巧的な編集には頼らないあのままの人間の姿を映し出す映画が、観客の心に刺さることを学ぶのだ。高校卒業記念に撮った海辺の映画の中で、サミーを苛めるいけすかないジョッグ野郎を美神として演出したくだりなどには、おそらくサミーの、いなスピルバーグのヒューマニズム路線への作風変化をオーバーラップさせているにちがいない。

映画関係の仕事をしているオジサン(ジャド・ハーシュ)から、映画作りにのめり込めばのめり込むほどに「芸術と家族の間で引き裂かれる」ことを予言されるサミー。結局仕事最優先の父さんと夢みがちな芸術肌の母さんが離婚したように、キャリアを最優先させたキリストオタクの彼女に、映画監督を夢みるサミーは思い切りふられてしまうのだ。が、夢をあきらめきれないサミーは、遂にそのきっかけを手に入れるのである。「地平線はどこにある?」ジョン・フォードに面会したサミーは、映画界への一歩を踏み出すのである。まだどこにも定まらない自分だけの地平線を目指して.....

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かなり悪いオヤジ

4.5芸術家の血

2023年8月17日
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スピルバーグの幼少期から青年期のストーリー。
史上最大のシヨウを見てから夢中になるカメラを通してストーリーが進む。彼の繊細さと大胆さが垣間見える映画。1回目より2回目さらに3回目見るうちにスヒルパーグがまた好きになる。

父親は天才、母はそんな父を愛すも、心は親友の愛情を欲していた、まさかの内容。
カメラでキャンプの様子を取るうちに、母と父の親友の愛情を知る。知った後の少年の心が良く描かれる。
母の相手役がまさかのセスローゲン、これがとてもいい味出しており、見ていて納得する程に。
可能ならば映画撮影前迄の導入部まで見たかった。父や叔父の血を、の天才を、受け継いたスピルバーグをもっともっと見ていたい作品でした。

ある監督との会話の中、絵が未知との遭遇を匂わす。
スピルバーグの映画がもっと見たい!

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ken

4.0映画バカ

2023年8月12日
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鑑賞方法:DVD/BD

スピルバーグ自伝的作品ということ。
昔でいう映画バカってやつだよね。そうじゃないと務まる職業でもないってこと。どこまでリアルかはわからないけど、鵜呑みにしたとすると母あって・父あって妹たちがいる、そして親父のパートナーでお袋の不倫相手がいる複雑な環境下と持って生まれたセンスが融合してんだろうね。
子供なのに仲間集めて映画作れるなんて、求心力あっての才能なんだろう。
作品を振り返ると本当に多種多様な作品作りでやっぱ天才だよね。
最後のジョン・フォード監督との地平線の話、演じてるのがデビッド・リンチ。ラストシーンに監督との話を持ってきてアングルを直す。最後まで見せ場作ってて、観ている人を喜ばせようする映画人。
2時間半楽しませてもらいました。

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susumu takeda

3.5夢のある、ファンタジーのようだけど現実

2023年7月27日
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映画としての脚色はあるんだろうなと思うが

あぁ、こうやってあの作品たちは生まれてきたんだろうな
と思わせてくれた。

小さい頃に何かに心を奪われ
それを、変わらずに愛し続け
自らのものにする

というのは、誰にでもできることではない。
ただ、そういう稀有な存在があるから、世の中は面白くなっていくのかもしれない。

ファンタジーなんだけど、現実なんだと思うと素敵な世界。

ただ、ちょっと長かったのと少し単調。

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nana

3.52023 100本目

2023年7月23日
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興行を度外視した、スピルバーグ自身の伝記?
思い出映画です。

作品はつまらないわけではないが、年齢層高めかつスピルバーグファンしかウケないかなと思います。

この映画を通してですが、スピルバーグの非凡な才能を知ることができました

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しゅん13

4.0スピルバーグが人生を振り返るとき

2023年7月10日
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himabu117

4.0監督を演じる監督

2023年7月3日
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は、凄いキャスティング。一見の価値。

コンピュータ技師とピアニストの子が映画に
夢中になる。

子供時代のエピソードはとても楽しい。
転居後の試練。
家庭と学校。
一方の悲劇はビデオ撮影から、他方の救済も
ビデオ撮影から。

映像の魔力から離れられない人生、ってことか。

本人に関するエピソードがもっとあるか、と思った。

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myzkk

4.0スピルバーグのつくりかた

2023年6月12日
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スピルバーグ自身が描く、いわば“スピルバーグのつくりかた”。

原案はスピルバーグの妹のアンスピルバーグによって書かれたもので2000年よりも以前から構想されていたそうだ。
ただし逸話には両親に対する批判的な視点が含まれていたため、それによって両親が傷つくのをおそれて映画化しなかったらしい。
反面、スピルバーグの両親は家族の映画をつくれと亡くなるまでしつこくスピルバーグにせまっていた──とスピルバーグは語っている。
(スピルバーグの母親は2017年に、父親は2020年に亡くなった。)

これを見るとスピルバーグの原点がセシルBデミルの地球最大のショーにおける電車と車の衝突シーンだということがわかる。
それからというものサミー少年は劇的な光景をフィルムにおさめることに腐心するようになった。

が、成長につれ彼にも浮き世の災厄が降りかかってくる。

フェイブルマンズ家は華やかでやんちゃな母親を中心にして、その周りにおとなしい父と陽気な叔父と常識的な妹たちと自分がいる。

簡素化して言うと、そんな環境下で育った映画オタクがユダヤ人蔑視と両親の離婚を通過することで私(スピルバーグ)ができました──とこの映画は言っている。

複雑な人間感情や悲しみを知らなければ何かをつくることはできない。スピルバーグは思い通りにならない人生経験を積んできた技術者だ。それがよくわかる。

個人的なレビューの方向として、外国映画をほめるために日本映画をけなす──ということをするので、それに従って言うが、日本映画界で第一義用語となっている「天才」がThe Fabelmansを見ると映画監督にまったく関係のないパラメータだということがよくわかる。

これは普通に考えて、いささかも特別な話ではなく、世間知らずの教員や政治家や学者に「働け」と指導をするのと同じようなものだ。
芸道の基本は職人としての経験値であり、物語作者としての基本は人生の経験値である。天才という謳いが映画にとってどれほどばかげたセールスポイントかきっとおわかりいただけることだろう。

The Fabelmansはずっと技術畑で生きてきたいじめられっ子のユダヤ人が悲喜こもごもを体験することでじぶん(スピルバーグ)がいかにつくられたかを語っている。
絶対の説得力だった。

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津次郎

5.0For Dad

2023年6月11日
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巨匠の半生をつづる、と聞くと埃っぽいお話かと思いきや、新人監督のデビュー作のようにフレッシュだった!

そして心に残るのは、サミーの父の姿。

封筒で写真が届くシーンは、自分が過去に観てきた映画の中で最も悲しいものだった。

なぜか真綿がちぎられるような痛みを私は感じた。映画館では一滴も涙なんて出なかったのに、夜ふとんの中でめちゃくちゃ泣いてしまったw

起こったことにはすべて意味がある、確かに。即ちスクリーンに映っているものは全て意図されているのだと明かされた訳なのだが、何故最後に、あんな酷い仕打ちを母にさせたのか。

あの写真、本当に素敵だった。あれで良かったんだよ。でもね。

子供にわからないようにナイショ言葉で妻と話すウイットはあるし、そりゃちょっと科学者らしく凝り固まったところもあったけど、家族を放棄するとかそんな父親ではなかった。

振り返ってみるとこの父が一番与え、失い、受難の日々を過ごしたのではないかと思う。

新居でのおどけた仕草も…彼はベニーになりたかったのかも知れない。それを記録してしまう映像の、ある種の残酷さよ。

人生には泥の海を行くような、自分の力ではどうにも抗えないことが必ず起きる。

そんな時、どうやって自分を保っていくか…父の姿にサミーも学んだことだろう。

そして後に、ウエストサイドの朝日とあのシンフォニーが捧げられることになる、その人のことを私も折りに触れ思い出すだろう。

なぜ私達はスピルバーグ監督の作品が好きなのか、ちょっとヒントがもらえるような、軽やかな鑑賞後の気分でした。

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ru

4.0道しるべ。

2023年6月1日
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『フェイブルマンズ』ひとつの対象に夢中になっていく過程と視点(才能ある人は突出してるな)、環境から受ける多大な影響など鑑賞後に語る要素が多い作品。実像と虚像って創造についてまわるよね。。両親役ナイス

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chargedpillow

3.5地平線は上か下

2023年5月27日
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人の心を動かす映像を作る才能を持って生まれた少年。
すぐさま地平線が真ん中ではダメなことを気付く。
スピルバーグ監督の才能の原点を見た。

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上みちる

4.5フェイブルマン家の人々

2023年5月25日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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琥珀糖

3.0モヤ

2023年5月20日
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スピルバーグからみたら、
お父さんを捨てても、それでも好きで、
自分の一番の理解者だから大好きで、
それは、血の繋がりもあるだろうし、
母は強しな部分もあるだろうし...
でも、個人的に、このお母さん、あまり好きじゃないかな。
だから、ずーっとモヤっとしてた...。

映画監督になった流れとしては、面白かった。

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hkr21

4.5やっぱり太陽の帝国が好き

2023年4月26日
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幸せ

スピルバーグといえばSFでの評価、イメージが強そうだが、この人ほど心に響く人間ドラマを描けるのはそういないと思っている。地獄の脱出から太陽の帝国まで。あっという間だった。スピルバーグといえばカラーパープルだとか太陽の帝国に想いを馳せる理由が少し見えてくる気がする。

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印刷局員