犬王のレビュー・感想・評価
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なんとも微妙
やっぱり室町時代の琵琶と猿楽でロックじみたことやるのは違和感がありました。
たぶんこの監督は ボヘミアン・ラプソディーに触発されたんじゃないだろうか
犬王たちの歌がそういう曲調に聴こえたし
クイーンもしくはプログレっぽいです
中盤から歌ってばかりなのはちょっとうんざりしましたね 好みによりましょうがあまりいい曲と思えないし、特に犬王役のひとはロックバンドのひとなのでしょうか、歌い方がなんというか 日本のロック歌手にありがちなクセがあってそれが私は苦手
あとこれは非常に複雑かつなかなか語られない語りづらい話ですが
足利義満の描きかたがどうなのかなと
なんか暗君かつ暴君みたいにみえる
こりゃいちおう史実にある程度沿ってるんですかね わたしもそんなに詳しいわけじゃないしいろいろな見方をされてる将軍ですが まがりなりにも分裂していた朝廷を統一した名君だと思いますが
なんか全体的にもストーリーが納得できないというか、まあつまらなかったです
室町時代、琵琶法師が琵琶を掻き鳴らしながらロックを歌い、能楽師のパフォーマーがダンスを踊る
ゴールデングローブ賞にノミネートされたということで急遽観に行きました。もともと気になってはいたのですが見逃してました。
不思議な話が大好きなので(どういうことなんだろうって考えるのが楽しい)、この不思議な物語を楽しむことができました。
盲目の琵琶法師がいつの間にかロックを歌いながら京都の橋の上でパフォーマンス(クイーンの We Will Rock You や Bohemian Rhapsody を彷彿させる楽曲もありました)。そして平家の亡霊に取り憑かれた犬王(実在した能楽師がモデルとか)という素晴らしい相棒(こっちが主役です)であるパフォーマーの力もあり、民衆も初めて観る不思議なパフォーマンスに夢中。犬王に煽られてノリノリでヘドバン?は大袈裟ですが、歌に合わせて拳を突き上げ、ダンスをするものまで。僕もこの楽しいパフォーマンス(映像)に引き込まれました。極めつけは足利義満の前でのパフォーマンス。前半はバラードで優雅に、後半はロック(Bohemian Rhapsody 風)で激しく。何とも美しいパフォーマンスでした。
壇之浦の戦い、南北朝、足利義満、世阿弥といった日本史でお馴染みの事件や人物との絡みもあり興味深く観ることができました。
600年の歌
能楽なんてまるで馴染み無い世界。言葉通り能を付けて演技や舞踏をする日本の伝統芸能。
二つの朝廷が睨み合っていた南北朝~室町時代に実在した能楽師・犬王を、大胆解釈で描く。
映画祭でも軒並み評価は高く、何より鬼才・湯浅政明監督の新作という事で鑑賞。
が、馴染み無い世界。話や設定も入り難く…。独特の湯浅ワールドが拍車をかけ、正直期待ほどではなかった。『夜は短し歩けよ乙女』『夜明け告げるルーのうた』の方が好きかな…。
劇中たっぷり披露される歌唱やパフォーマンスは圧巻!
伝統芸能・能を題材にしていながら、ロック・ミュージカル。
琵琶をギターのように弾き、現代音楽が鳴り響く。
湯浅監督ならではの異色さと斬新さ。
大友良英による音楽や楽曲が素晴らしい。
見事な歌声を聴かせてくれた主演二人のボイス。
犬王の声はアヴちゃんとか言う中性的な魅力のバンドのボーカル。本業なので当然だが、驚いたのは森山未來の上手さ。
魂の熱唱は聞き応えがあった。
醜い容姿故面を被り、人を食ったような言動の犬王。
ある呪いで盲目となった琵琶法師の友魚。
歌う事でこの世界を生き抜いていく。
斬新で見た事ない歌がウケ、ヒット曲を連発。
その評判は人々や朝廷の耳にまで入るのだが…。
時代の寵児というのは瞬く間に稀有な存在となり、その存在を疎ましく思われる。
朝廷から不要とされ、彼らの末路は悲しい。
地縛霊となってこの世をさ迷い続ける友魚。
そんな彼をようやく見つけた犬王。
悲劇的でもあるが、天に召されていく。
600年の時を経て。
彼らの歌は時代に届く。
今まで見たアニメ映画の中で一番嫌い
嫌いポイント
・絵が気持ち悪い(これは個人の好き嫌い)
・犬王の素顔がダサい
・声優の演技がクサくて見てて恥ずかしくなる
・伝統的な能が古くてつまらないものと描かれ、犬王と友魚のパフォーマンスが斬新で素晴らしいものとして描かれている。それはいいが犬王と友魚のパフォーマンスはまんまマイケルジャクソンやクイーンといった往年のスターの模倣だった。中世日本にポップやロックを持ってくるなんて異世界転生なろうみたいだと思った。
・動きがカクカク、カットの使いまわしが多い。予算が少ないのか?
・ロック=斬新でイケてるというような、いかにもオッサンが作ったような映画だった
・キャラデザ、歌、パフォーマンス全てがダサくて見てて恥ずかしくなる
良かったポイント
・アヴちゃんの歌が上手い
・最初の雨のシーンが渋い
・悪い父が死ぬシーンの肉片描写が良かった
体験型映画 音楽のバランスがちょうど良い
2022/06/18@品川Tジョイ
ストーリーと音楽パートをバランスよく楽しめる
応援上映がないのが残念
映画館で見れてよかった
休日だからか小さい子供連れが多かったが、
後半の無音のシーンを怖がっていた
プログラムが少し高めだけど、紙と装丁にこだわりを感じる
※いつも以上に個人的備忘録 女王蜂が曲提供をしているらしいというあ...
※いつも以上に個人的備忘録
女王蜂が曲提供をしているらしいというあやふやな前情報で鑑賞。
女王蜂も、何曲か知っていて好きという程度。
日本史に疎く楽しめるか不安だったが、話にはぎりぎりついていけた。
名前だけでは「ん?」となってしまっても、顔が映ると誰かわかる。デザインの妙。
ただ源平の細かいところはよくわからず……とはいえ、加点式の情報というか、「わかるともっとおもしろい」であって、「わからないとおもしろくない」ではなかったので、源平のことを少し勉強して出直したいなと思えた。
ちょうど、これはもしかして傑作映画なのでは?と気づいたタイミングでかなり具合が悪くなってしまい、劇場を出ないとまずい、でも動けない状態に。序盤を除き、ほとんど意識朦朧としながら鑑賞した。ただ、意識朦朧としながら観るには最高の映画であったかもしれない。極彩色でないサイケデリア、というとなんだか正確でないけれど。
ロックナイズされた平家ミュージカル
アニメは好きじゃなく、基本的に観ないですが、評判が良かったので観てみました。
感想は、そこまで良くなかったけど、そこまで悪くもない。
「WE WILL ROCK YOU」のリズムで歌詞の違う歌を歌ったり、
ポップスだけど、マイケル・ジャクソンの動きをしたり、
とっつきやすくキャッチーになってます。
ブルースだけど、ロバート・ジョンソンの…だったりってのも…
音楽ファンはニヤリとする事が色々ありますね。
個人的には、まあまあ楽しめました(笑)
虐げられし者の歌
湯浅監督、キャラクター原案が松本大洋と言われたら、観ない訳にはいかないでしょう。そして女王蜂のボーカル、アブちゃん。幅広い、性別を超えた歌声が聞けそうだ。
歌うのは森山さんなのかい! しかし上手。感心。
ナレーターの言う通り、「400年昔のこの国の物語。奪われ失われた私たちの物語」
壇ノ浦で滅んだ平家が海中に落とした草薙の剣の力により盲目とされ琵琶法師となった友一と、猿楽の名家に生まれたが異形のためにいないこととされている犬王。ふたりが組んで、それまでにない自由な猿楽で大衆の人気を博す。
まるで呪だな、と語る犬王と友一。平家の亡霊たちに「順番に話せ、お前たちの物語を」と問いかけ、埋もれた平家の物語を拾い続ける。南北朝~室町なんだものね。混沌の中にあるのだろうな。
堪能しました。レビュー書くのが遅くなってしまったので、記憶が薄れているのが残念。
それでも「"異形" とは(本人にとっても、周囲にとっても)忌み嫌われ、避けたくなるべきものなのか」というメッセージだけは、心に残っている。
日本の音楽が消え、アメリカのロック万歳に
能楽師と琵琶法師の話ということで、三味線を弾く身としては日本の音に期待して観に行った。
でも、音楽がアメリカのロック寄りになっていくにつれ群衆は熱狂。クイーンの有名なリズムまで出てきた。
舞も最終的にブレイクダンスやバレエの動き。
日本の音階やリズム、五線譜には当てはまらない日本の音楽は消えていった。
結局はクイーン世代の人が作ったのだろう。音楽が大友良英さんなのにと思ったけど、大友さんは違う形を提案してたらしい。
日本の舞にもゾワっとして高揚するような踊りがあるのに。
ストーリーも、犬王は手塚治虫のどろろを連想させる。
しかし魂を売った父親は、結局あれだけの事をしたのに何の才も手に入れてないのが疑問。
映像の見応えはあった。
アメリカのロック自体は嫌いじゃない。
ただ平家物語をやるのなら、もっと日本の酔狂な音を拾ってほしかった。
何故か面白い
1シーン1シーンの切れ味が最高なんですよね
ライブシーン長くて飽きるというのは分かるんですが、見終わった後の満足感が高いのが湯浅監督の作品です。
キャラデザかっこいいし、それぞれ生き生きしてて感動です。見たことない映像をありがとうございました。
作画綺麗は当たり前になってますが、演出や魅せ方が比じゃないぐらい強いですね。サブカル突っ走ってます
なんじゃこりゃー
めっちゃ、オモシロイ!!!
こんなん観たことない。
体感したことない。
犬王って、ホントに実在したんだー。
そこにも驚きだし、
芸術家のパワーと、一筋縄ではいかない人間性、
生み出すことへのこだわり、
時代背景からの生き辛さ、
ライブという感覚は古今東西変わらないということ。
それが、監督のデフォルメされた脚本だとしても、
とても興が乗る作品でした。
そして、『血湧き肉躍る!』
ライブシーンは、まさにこれに尽きる。
流行の2.5次元は、よくわからないですが、
音響バッチリのライブ会場で、
生バンドと映像のコラボで観たい!!
うちのライブハウスでやってくれないかなー。
オチが後味悪い
最後の天女の演出がライブの中で一番微妙だった。細かく波打つ布の表現が手抜きかと思った。
他のライブは化け物だからこそできる演出でリアルにできそうな説明がされててよかった。
オチは現実的すぎて映画にした意味ある?って思った。
主人公が友のため権力者に飲み込まれ歴史から消えていく
だけど友は既に処刑されている。
熱狂するファンは一時的な熱と勢いはあっても
処刑の時に助けてくれたり直接的に助けになることはない
でも平家にこんな物語あったよ、犬王ってのがいたよって伝わったから意味あったんだろうけどさ
こちとら諸行無常を日々感じるリアル生者なので
フィクションの中でわざわざ突きつけられたくない。
見る意味なかった。
猿翁の仮面はめっちゃ怖くてよかった。オチ以外の演出も。
諸行無常が好きな人や
最後を救いとして捉えられる人には完璧な映画かも
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