ゲット・アウトのレビュー・感想・評価
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不思議な感覚に襲われる
名画座デビュー♬
デビューとともに巡る✨
というわけで、本日二作目。
気になっていたこの作品。トレイラーで見ていた時に自分が予想していたものとは話の流れが違ってたけど、良い意味で期待を裏切られて面白かった(*´ω`*)
クライマックスに向けてホラー感が和らぎ、切なさすら感じ始めるという巧妙な作り。素直に面白かった♬
パーティーにおける白人たちの不気味な雰囲気の場面では面白かったが、...
パーティーにおける白人たちの不気味な雰囲気の場面では面白かったが、その後の展開が読めてしまった。
主人公がなかなか賢い人物だったのでイライラしないで見られた。
鮮烈な不気味さ
搾取し洗脳するに留まらず、スキンを乗っ取る。そうこの街では黒人がファッションなのだ。パーティに出席した人達は揃いも揃って年配の夫婦が多かった。クリスにかける言葉も、遺伝子学的に〜とかあっちが強いの?とか。人種差別的な発言を超えてまるで品定めしているよう。そしてビンゴの時間は見ての通りオークション。
最終的に身体を乗っ取るとんでもない集団だったことが明らかになった訳だけれど、祖父が入った元彼の行動が鮮烈でした。
今まで人種差別に関して色々な作品を見て来たけれど、この作品は白人が黒人の遺伝子の強さと差別を超えた根拠のない憧れブランド力からファッションとして着るという…嫉妬と妬みが複雑にそして矛盾した社会派ホラー
余計な説明を入れず事実だけを見せてくるのがよりホラー調を際立たせている。
発作を起こした子の「get out」が印象的でした。
予備知識は少な目で
ミステリーホラーというべきか?
白人の人種差別の裏側と欲望が、ゆっくりと主人公クリスを包んでいく様は「何か変だ…」と観客に思わせてソワソワさせながら、その後「この違和感の元は何だ?」と謎の解明に突き進む感じ。
使用人の黒人女性の顔の演技が凄い。
ゲットアウトと言うタイトルは頭の中から出ていけ!と言う意味と町から追い出すと言う意味の出ていけ!を掛けているのだろうか?
クリスの友だちがチャラいブラザーなのにちゃんと助けに来たのに驚いた。
焦れて戦慄する見事な脚本
初めはキラキラした光が差し込むような明るい映像で恋人の穏やかな時間が流れるのに、旅路に入ったあたりから、怖さが ホッケースティック曲線のように上昇していって それが最後まで止まらない
最後の怒涛の畳み掛け方は、去年観た「Don't Breathe」のようで息つく余裕なんて無く圧巻だった
飛んで火に入る黒い虫
昨年2月の全米公開時は特に気にも留めていなかった。よくある低予算ホラーの一本。
ところが!
製作費僅か500万ドルに対し、OPだけで約3000万ドル、最終的に約1億7000万ドルのサプライズ大ヒット!
しかも、批評もメチャクチャイイ。(ロッテントマト支持率98%!)
一体何だ、このホラー映画は!?
あらすじを聞いて、久々にお~っ!と思った。
ホラーはホラーでも、心霊現象や殺人鬼の類いじゃない。人種差別をホラーに転換。
その手があったか!
そしたら非常に気になり始めてきた。
そうこうしてる内に、賞レースでも善戦。低予算ホラーとしては異例中の異例のアカデミー賞にもノミネートされ、脚本賞を受賞!
早く見たい!
日本では小規模公開で当然ながら我が地方の映画館では上映される事なく、レンタルを首を長くして待っていた。
黒人青年クリスは週末、白人の恋人の実家を訪ねる。
別に人種間が絡むどうのこうのじゃなくても、恋人の両親に会うというのは緊張するもの。万国共通。
恋人の両親は快く迎えてくれた。どうやら人種に偏見は無いようだ。
でも…
会話中のトゲが引っ掛かったような感じ。
やたらと黒人の素晴らしさを話してくる恋人の父。
やたらと催眠術の話をしてくる恋人の母。
やたらと健康そうな身体を誉めてくる恋人の弟。
人種に偏見は無い筈だが、黒人の使用人が居る。
やがて友人や隣人を招いてのパーティー。皆の視線が自分に注がれているのを感じる。
その客人の中に、自分と同じ若い黒人が一人。何処かで見覚えが…。
何か、ヘンだ。
本作が秀逸なのは、例えば、実は両親は本当は人種差別主義者でどんどん化けの皮を剥がしていく…という、ああ、やっぱり、の展開になっていない事だ。
終始まとわりつくような違和感。それがドキッ!とかビクッ!とかなどの怖さより気味悪い。
次第に明らかになっていく衝撃の展開。
確かに戦慄モノ。
もし、自分の身に起こったら…。
さすがに明かせないが(一応はネタバレチェック)、罠にハマり、真っ暗な底なし沼に落ちていく。
催眠術によってそれを具現したイメージも印象的なシーンだ。
ダニエル・カルーヤの受け身の恐怖演技。オスカーノミネート、やったね!
周りの怪演。
そんな中で、クリスの友人がユーモアを交えつつ、ナ~イス!
やられっ放しのクリスが遂に反撃に出るカタルシス。
伏線も効いている。
人種問題の社会的なテーマを据え、ブラック・ユーモアやホラーやショッキング・スリラーなどのエンタメ性もしっかり抑え、戦慄と巧みな展開に唸らされる。
ジョーダン・ピールの手腕に脱帽!
確かに面白かった!
映画の新たな才やアイデアってホント尽きない。それこそ、底なし沼のように。
やられた。
黒人と白人。嫌悪と憧憬。異物を好きな自分が好き。などなど、この手のものを観ているときに感じる諸々な思い、気分が悪くなったり哀しくなったり…。
なんてものが途中から吹き飛びました!そういった所がないわけじゃないし、焦点はソコにフォーカスしていくのだけれど、ともかくお見事でした。違和感と胸焼け。ラストに少しだけクロレッツ。
建前
黒人の大統領を選んだ知的でリベラルな白人と、そのリベラルな白人の本音が気になる疑い深い黒人の描き方が、面白かったです。「民主主義とは、あくまで建前なんだ」と差別されている黒人が思っているのなら、考えすぎなどではなくそれは本当の事なんですよね。
「ゲット・アウト」って、二重の意味があったんですね。いや、あんな(リベラルな)白人とは居たくないですわ。
怖かったです
あの一族が完全に狂っていることは確かでしょう。
しかし、一族を次々と血祭りにあげてゆくクリス自身の目に、少しでも狂気がなかったと断言するのは困難と言えます。(完全に冷静でもヤバイですが)
複数人の狂人に立ち向かうにはそれ以上に自分が狂うしか無いと言える内容を感じました。
主人公に対する露骨なお世辞と見られた物は、本心からの物だったとする
手に入らない物だからこそすがりつく、欲深き浅ましい人々の話だった。...
手に入らない物だからこそすがりつく、欲深き浅ましい人々の話だった。
レイシストの話と匂わせて、それだけにとどまる事なく、意外な展開に広がって行き驚かされた。
前半に散りばめられた、意味を含む様な表情とセリフ回しも、後から全部パズルの様に気持ちよーく、ピタリとはめられて行く。
展開と構成が、抜かりなくよく出来ている、すごく楽しめました。
アカデミー脚本賞は伊達じゃない
最近面白い映画見てないな~って人にもダントツでオススメの作品です。
ホラーといっても大してグロ要素はないし、監督はアメリカのコメディアンでもあるので、テンポを意識しているのか最後まで一気に見やすい。
そしてこの映画のすごい所はなにかって言われたら、最初から最後まで緻密に積み上げられた脚本の構成力。
後半まで何が起きているのか分からず、でもこの家族何かおかしい…という違和感を抱えたまま物語は進んでいきます。
全ての違和感に意味があり、何気ないシーンにも仕掛けが施されていて、それらが頭の中でバッと繋がった時、一瞬息が止まりました(笑)。
ただのスプラッターでもない新しいホラーを見たい刺激が不足ぎみの方、自分が奢るんでマジで見てください。
2回目鑑賞。 1回目は、オチどうなるのか?に気が行っちゃってたのと...
2回目鑑賞。
1回目は、オチどうなるのか?に気が行っちゃってたのと、あくまでもホラーとして観てたけど、オチを知ってから観るとまた全然違う作品だった。
ホラーじゃ無いなコレ。
日本人なので知識としてしか分からないけど、SF的な部分を除けば、現実のお話なんだと思う。
面白さがちゃんと分かった。たぶん。
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こっわぁー。
脚本賞に納得。うまい。
ジェイソンプラムなのでパラノーマルやらパージやらアンフレンデッドやら、怖さが似てる。
カメラ越しってのが怖いのよ。ドッキドキ系怖さと、ぞわぞわ系怖さと、どっちもうまい。
そして、ほーんの少しだけ現実と変えた設定で起こる怖い人たちの怖さ。でも現実がこんな風にほーんの少し変わったら、あり得るなー。こういう人たち出てくるなー。
怖いよう。ローズうー。
差別は嫉妬の裏返し
大変面白く観れた「小作品」だった。白人のガールフレンド、ローズの人物描写がうまい。喋り方や使う言葉が「シティに住むリベラル」な女の子の感じが良く出ているし、痩せているのでヴィーガンだのパレオだのオーガニックだの、食にこだわりがあって、ヨガとかクロスフィットとかやってそう。こういうリベラルな女に限って、トラディショナルな白人顔で、タカビーな感じの人が多く、まさにそのイメージ通りの人。リベラルを気取る白人は、自分たちが人種差別していると全く気がついてないことが多く、それもローズを通して描写されていて面白かった。また、クリスの友達のロッドってキャラは、下ネタ、毒舌満載で、弾丸のように喋るんだけど、この黒人独特のアクセントや単語のチョイス、話の落とし所など、抱腹絶倒である。ローズのファミリーが、老いたら黒人の体を手に入れたいと思うのは、運動能力に優れ、素晴らしい芸術を生み出し、セックスが強い(!!)と、「本当はすごい評価しているんじゃん」ていうか、「差別は嫉妬の裏返し」なんじゃないの?というところも示唆していて、なかなか考えさせられる。
確かに脚本賞は納得!
あるニュース番組で人種差別に切り込んだ作品だと言っていたので気になって観賞。
個人的な感想としては良質なサスペンス。
確かに劇中、黒人差別的な表現はあるが、それはサスペンスを盛り上げるための材料でしかないと感じた。
社会的なメッセージがあると思わず、純粋に不気味なストーリー展開を味わった方が楽しめる。
しいていうなら、白人、黒人と言う題材をいしきするならば、エンディングに近づくにつれ皮肉な結末に向かっていくところを楽しむ事ができるかも。
銀河鉄道999か?!
ストーリーが銀河鉄道999にソックリ!!
銀河鉄道999ではメーテルに導かれて惑星メーテルに連れられて来る少年は惑星メーテル(機械化惑星)を支えるための機械のパーツにされてしまう。その繰り返しによって機械化惑星メーテルは永遠に繁栄していくという話。
まあまあかな
アカデミー賞ノミネートされるほどかな。が正直なところ。反トランプのハリウッドの主張を批評家が代弁してるといった感じ。
ただなんの知識も前評判もなく見たらカルト化決定の超優良作品なんだろうなとも思った。
ヒッチコック作品に匹敵する非常に良質のサスペンス
字幕版を鑑賞。全く予備知識なしに見たのだが,非常に面白かった。監督はコメディアン出身で,今作が初監督作品だと言う。その情報には非常に驚いた。到底初監督作品とは思えないほど完成度が高く,非常に面白かったためである。ヒッチコック作品に匹敵する傑作だと思った。今年のアカデミー賞にノミネートされていると言う話も当然かと思われた。最近見た中ではこれが最も面白かった。
ジャンルとしてはサスペンスに入るのではないかと思う。これをホラー映画と言う人もいるようだが,確かに空恐ろしい話ではあるものの,ホラーとはジャンルが違うような気がする。黒人差別を下敷きにしているが,黒人差別をやめましょうとか言う単純なものではない。非常に練りに練った話で,展開が早く,無駄がなく,見せ方も秀逸で,ゾッとする怖さがある。IT とはかなり毛色が違う怖さである。
黒人差別は歴史的に根が深いが,人類は最初黒人だったことがすでに判明しており,白人や黄色人種は黒人よりはるかに遅れて出現している。生物学的に白人が優っている点は特になく,オリンピックの陸上の金メダリストや MBA のスター選手を見ても黒人ばかりであり,黒人の方がはるかに優れているという証拠ならいくらでもある。この映画の底流にあるのは,実はこの生物としての黒人の優位性である。
この映画の方法が成功するならば,究極の長寿が手に入れられるのだろうが,ちょっと解せなかったのは,あの方法で処理が終了した場合に,何故元の人物の人格が残るのだろうと言うことである。フラッシュの刺激で我に返る理由も不明だったが,全てを説明してしまっては怖さが減ってしまうので,あれで良かったのかもしれない。
怖さといえば,悪意を仕掛けてくる連中の躊躇の無さと,それに対抗しようとする主人公も,全く躊躇わずに思い切った行動をしているところに,アメリカ人らしさを感じた。悪意のプロセスの恐ろしさと,それに主人公が気がつく過程の緊張感は半端なく,最後までハラハラさせられた。最初の構想では違うエンディングになる予定だったと聞くが,この緊張感の後で最初のエンディングが来たら,しばらく立ち直れないかも知れないと思った。
役者は見たことのない人ばかりであったが,非常に印象に残る役者ばかりであり,しかも人格がいじられているという様子を表情で見せる能力の素晴らしさには度肝を抜かれた。音楽担当も無名の人だが,この映画の世界観をよく表しており,不可欠な音楽であったところと,それでもなお,音楽としての独立性を失わなかったところに感心した。演出は非常に見事で,緊張感が途切れることはなかった。是非お薦めしたい作品であるが,米沢での上映は 3/9 までらしいのでご注意を。もう一回見に行きたい作品である。
(映像5+脚本4+役者5+音楽5+演出5)×4= 96 点。
面白かった!
ホラーという知識すらなく観に行ったので翻弄されました。すごい贅沢な体験だったかも。
彼らが黒人を選んだのが、黒人を蔑視しているからではなくむしろ変に崇めているからで、でも対等な存在として扱っている訳ではない、という気持ち悪さが今のアメリカっぽいなーと。
全378件中、221~240件目を表示