白鯨との闘いのレビュー・感想・評価
全166件中、1~20件目を表示
悪くない!らしい無骨なヒューマンドラマを真正面から捉えて、エンター...
悪くない!らしい無骨なヒューマンドラマを真正面から捉えて、エンターテイメントに仕上げてます!
エセックス号は白い鯨に破壊された
海の遭難物はもうどうしようもなく逃げられない状況で嫌いなんだけども見たんだけども、やっぱり海は広いなぁ怖ーいなぁだった。
おおよその話は知っているから余計にあーあーで、それでも海に生きていくその後は何でだ?だけど
迫力あり
クリス・ヘムズワースの大ファンです(笑)
2度目の鑑賞
インタビューに合わせて回想シーンを映像として成立させる方法はありがちだが、実話なだけに真実味を持たせるには有効なのだと思う。ただ、ずっとトラウマとして苦しみ続け、妻にも語らなかった内容を語る迄の葛藤が薄かった事がスッキリしない。
2度目の鑑賞で、ようやくそのモヤモヤに気付いた(笑)
けど、いいんです、面白ければ
いいんです、クリス・ヘムズワースがかっこいいから(笑)
グリーンピースの関係者たちが見たら卒倒しそうな、そんな迫力満点の映画でした
導入部は静かで退屈なシーンが多くて「ちょっと選択ミスをしたかなぁ…」と思いました。
ところが30分を過ぎたあたりから、巨大な船を操舵して嵐の海に立ち向かったり、大迫力の捕鯨のシーンが続きます。
「イヤッホーイ!エンタメバンザーイ!╰(*´︶`*)╯」ですよ!
鯨を狩って解体するシーンなんて、グリーンピースの関係者が観たら、マジ卒倒しそう。
ある意味スプラッターかも。
海棲哺乳類が好きな人は、最初の方は鑑賞を控えた方がよさそう。
そこまで酷くはないんですけれどね。
それだけじゃないんですけれどね。鯨の群れが悠々と泳いでいるシーンなんて、とても美しくて見惚れちゃいましたからね。
海と空の描写も、とても美しいの。
てか、鯨油なんてものがあったのですね。それを得るために捕鯨をしていたのですね。←無学…
ちょいと調べてみると、かつての欧米では、鯨油を取る“だけ”のために鯨を乱獲していた歴史があったそうで。
おいおい!お肉は言うに及ばず、皮まで美味しくいただいていた日本人を見習え!ですよ。
(ちなみに私の大好物は鯨の竜田揚げです。かつての学校給食バンザーイ!ですよ。)
そんな粗末かつ、酷い扱いをしておいて、今さら賢い鯨さんがどーだのこーだの偉そうな御託並べるなし!ですよ。
ついでにもう少し調べてみました。
石油や植物性油が大量に生産されるようになって、鯨油の価値が暴落してしまったために、捕鯨存続の意味がなくなってしまったなどと、記されておりました。(いつもながらwiki先生ありがとうございます)
なんとかピースの連中、母国の手前勝手な理屈の黒歴史マジひでぇ!
あっ、またいつもの悪い癖。
とっととレビューに戻りますね。
巨大な白鯨が登場してきてからは『メガシャーク』ならぬ『メガホエール』の様相を呈してきたの。
王道ド迫力海洋パニック物の本性を露わにしてきたの。めっちゃスリリングなシーンの畳みかけで。
でもね、ちょっと「えっ?」ってなったのがね、鯨さんって、あんなに執拗で獰猛な生き物だったっけ?みたいな。←なにしろ無学ですからね…
ほんっと無慈悲なのね、巨鯨さんが。
そんな巨鯨に襲われて船を失った、航海パートの主人公たちが、飲まず食わずで漂流するボートの中で極限状態に堕ちいっちゃうわけです。
メインのお話は、こちら。
最初に船員の一人が死んだ時に「船乗りは、生き延びるためには“役立つ物”を捨てたりはしない」って!
その後は恐ろしいことに、生き延びるためとはいえ、くじ引きでカニバリズムまで行われちゃうの!
ガク((( ;゚Д゚)))ブル
ハズレ引いちゃうと、今度は自分が食材になっちゃうです。
( ̄□ ̄;)!!ナント!
その直接的な描写シーンはないものの、回想のお話の中で恐々と語られてるの。
内蔵を取り除いただとか、腕や足を切り離しただとか、肉を骨からそぎ落としただとか、心臓を食べただとか。
ガク((( ;゚Д゚)))ブル
食べた後は傷口を縫い直して海に葬ったとか。
食べた後はスタッフが丁寧に弔いました。的な?
約三ヵ月にも及ぶ漂流で、飢えと渇きで干からびて骨と皮だけのようになってしまった描写は、特殊メイクのお仕事なのかな?それともCG?いずれにせよ鬼気迫るものがありました。
特典映像を観ると、船のセットの背景にブルーバックが設置されていたので、きっとCG処理だったのでしょうね。
いっそのこと、カニバリズムの描写を映像化したスプラッタームービーに仕上げるのもよかったかもね。
でも本作は、狂言回し的ポジションの小説家が「白鯨」を書き上げるまでに至った、文学的な物語ですからね。
特典映像で制作に携わってきた人たちのインタビューでは、私の薄っすい感想じゃないところからの視点ではなかったですよ…当然。(笑)
漂流の果てに再び現れた巨鯨を、主人公が仕留めなかったのは、自らが死線をくぐりぬけてきたからこそ、命の尊さに目覚めたから?『ブレラン』のバティみたいな?
それとも同じ海で生きる者としての畏敬の念の現れだったのかな?
いずれにせよ、白鯨との闘いはそんなに大きなパートを占めていなかったので、原作小説のタイトル『復讐する海 捕鯨船エセックス号の悲劇』の方がピンとくるかなぁ。
ちなみに『白鯨』は、ラストを薄ぼんやりと覚えている程度なので、おそらく小学生低学年あたりにテレビで観たと思います。
そのラストは鬼気迫る、かつ悲壮的な終わり方だったので、大変怖い映画だったと記憶しています。
機会があれば、ぜひもう一度観てみたいです。
小説「白鯨」の基になった実話を映画化したもの。 白鯨との闘いは前半...
小説「白鯨」の基になった実話を映画化したもの。
白鯨との闘いは前半までで後半は漂流が主。
邦題にだまされた感はあるけれど、自然の大きさと人間性などが垣間見れて、そういう部分があったことは良かったと思います。
白鯨との死闘もさることながら、漂流してからの方が過酷を極めた印象。...
白鯨との死闘もさることながら、漂流してからの方が過酷を極めた印象。
方角も分からずに波に流され、ようやく陸地にたどり着いたと思ったら絶海の無人島であった。
そこからさらに漂流するも水と食料が足りない。
仲間の死体を食べ、ついにはくじ引きで犠牲者を選んで食料とする。
そんな極限状況にあっても一等航海士は最後まですばらしかった。
最初は典型的な無能上司だった船長が次第に立派な人間になっていく過程も見ものだ。
メルヴィル作『白鯨』〜メイキングもの
以前、メルヴィルの冗長な『白鯨』を頑張って読みましたが、退屈だという前評判に反して結構モービー・ディックの世界に呑み込まれました。頭の中で船員たちの表情や振る舞い、船上の臭い、捕鯨の様子などなど、想像力を膨らませて読了しました。
本作品はその答え合わせ的なものになりました。
いやぁー、迫力がありました。
やつがれの想像力を遥かに越える壮大なイメージに圧倒されました。メルヴィルがイメージしていた(であろう)世界観に2時間浸ることが出来ました。もちろん『白鯨』そのものの映画化ではありませんから、登場する船員たちも必ずしも重なりません。航海路も違います。ただあの世界観がよく伝わります。
21世紀に作成されただけあって、どうしても「クジラは守ろう」的なサブリミナル・メッセージがムンムンしますが、その辺りは個人の好みで共感するなり、流すなりしたら良い。
あとは武田泰淳の『ひかりごけ』が引っ提げた重苦しいテーマをサイド・ディッシュみたいに扱ってるのが少々不服ですが、そもそもメルヴィルが触れていないところですから、文句を言うのは筋違いかもしれません。
本作品、大変だけどメルヴィル『白鯨』を読了してから観ると10倍頷けるかも、です。
〜ネタバレ(?)〜
本作品の最後のシーンに、あの有名な『白鯨』の第一文が綴られます。
"Call me Ishmael."
動物愛護団体が推奨すべき映画だと思う。 でも、途中からクジラどうで...
動物愛護団体が推奨すべき映画だと思う。
でも、途中からクジラどうでもよくなっちゃうね。
おじいちゃんも、クジラとの闘いより、アレを食べちゃったことのほうがトラウマになってるみたいだし。
<後半ネタバレ有!>捕鯨船に起きた悲劇の実話を実写化!海洋サバイバルのリアルがここにある!
【実話を元にした映画】
この映画は、1820年に捕鯨船エセックス号で実際に起きた悲劇を、約180年後、犠牲者と同じナンタケット島に住む歴史家フィルブリック・ナサニエルが緻密な調査により一冊にまとめた「復讐する海 捕鯨船エセックス号の悲劇」を元に作られました。
ストーリーは乗組員の最後の生き残りトーマスから、世界に名高い小説家ハーマン・メルヴィルが取材していくという形で進みます。なぜかトーマスは、あまり話したがらないんです。奇跡の生還者なのに!その理由は後ほどわかります。
トーマスが重々しく語る内容は、あまりに現実離れした出来事で、内容を受け入れるのに少し時間を要すかもしれません。極限に迫られた人間の気力と行動力に脱帽しました。
【あらすじ】
1819年、鯨油獲得のため捕鯨船エセックス号が、アメリカのナンタケットを出港します。経験豊富なベテラン一等航海士チェイスと、おぼっちゃまでコネにより船長に抜擢されたポラードの2人を中心に物語が進みます。ぜひ2人の人間関係に注目しながら見てください。
南米大陸のはるか西の沖合に鯨の群れがいるのを知り船を向けます。通常大陸から離れ沖合に漁へ出るのは危険なためタブー。それでも結果が欲しい一行は舵を切ります。そこで一行に待ち受けている運命は・・・と言う展開で話が進む海洋冒険ロマンにして海洋サバイバル映画となっています。
帆船ってかっこいいですね。帆船って、私はONE PIECEでくらいしか見たことないので、困難が起きてもお気楽に解決できるくらい軽く考えていましたが、実際は違いますね笑。帆船の魅力にもぜひ注目してください。
---ここからネタバレ含みます!---
【遭難の過酷さ】
南米大陸からはるか西3800kmの沖合で鯨に襲われ船は大破します。ここから壮絶な遭難の様子が描かれています。ごく僅かしかない食糧はすぐに底をつきます。骨と皮のように干からびていく船員たち。生きるために選んだ手段がカニバリズムでした。
「船乗りたちは無駄なものを海に捨てない」というチェイスの言葉により息絶えた仲間を食べ、それでも足りず、クジを引いて犠牲になる仲間を決めました。正直、見ていて気持ち悪くなりました。描写にではなく、そうした状況に。生きるためとはいえ、選んだ道のエグさに衝撃を受けました。
【鯨油採取の重労働さ】
鯨を捕獲するのは命懸けです。鯨より小さな船で鯨を追いかけ、銛を突き刺さし、体力がなくなるまで追いかけ回さないといけないからです。鯨の身体から鯨油を採取する際は悪臭との戦い。かなりキツイらしいです。こんなに苦労しないと取れないことを知ると、「蛍光灯じゃなくて、LEDじゃないと嫌だ」なんてわがままを言っている現代がどれだけ幸せか実感しました。
【鯨はなぜトドメを刺さなかったのか】
船を大破させた鯨は、執拗に船員たちを追いかけ回しました。殺された鯨たちの報復をするかのように。しかし、遭難し弱り果てた船員たちを見ると攻撃をやめ、2度と姿を現しませんでした。
なぜ憎き人間にとどめを刺さなかったのか。私はお互いに拳をまじ合うことで、一種の友情のようなものが生まれたんだと思いました。両者ボロボロになるまで戦い、ライバルの健闘を讃えあうかのように。決して友だちになったわけではないので、また海で出会った時は戦うのでしょう。
鯨と船員の目が合い、黙って別れていく姿にそんな意思疎通があったのではないかと感じました。
【まとめ】
総じて面白い映画でした。話に引き込まれます。鯨の解体やカニバリズムなど、グロい描写もありますが、それがまた物語のリアルさを現してると思います。じっくりと映画を楽しみたい時に見るといいのではないでしょうか。
パシフィック・サバイバル
ハーマン・メルヴィルの『白鯨』をモチーフにした海洋・アクション・サバイバル・ストーリー。公開当時、見逃したのHuluで改めて鑑賞。
ハーマン・メルヴィルが小説を書く為に、捕鯨船エセックス号の生き残りトーマスを訪ねるところから、スタート。『白鯨』では明かされなかったエセックス号の悲劇を、当時の様子の聴き取りをもとにしながら、物語は進行。
19世紀の捕鯨基地のナンタケット港の街並み、人々の衣装、捕鯨船の様子など、その当時の世界観を精巧に蘇らせています。
そして、なんと言っても、白鯨とのバトルや嵐の中を突き進むエセックス号の描写は、CGを駆使しながら、大迫力で迫ってきます。その中で、大自然の前では、人間の力などホントにちっぽけな存在であることも、併せて訴えかけています。今のコロナと一緒ですね。
ストーリーの後半は、アクション色より、サバイバルの残酷さと厳しさが描かれています。生きる為にした人として許されない判断と行為は、仕方のないことだったのかもしれない…。
経験が乏しい船長が、次第に心変わりをし、最後に聴問会でホントの事を告げた事、そして、トーマスが贖罪と感じてきた漂流中の出来事を語る事で、最後に、ヒューマンドラマとしての効果も高めていると思います。
クリス・ヘムズワースば、同じアクション作品ですが、アベンジャーズでは見せない、人としての強さと弱さの両面を見せてくれました。
21世紀に、「捕鯨」の映画を作る、ということ自体が奇跡
欧米の捕鯨に対する反感は、ものすごく強いらしい。
そんな現代に本作を超大作としての予算、キャスト、スタッフで作ったコト自体がスゲえな。スポンサーたちはよくカネ出したね。
欧米人にとっては、100年以上前の出来事とはいえ、自分たちの祖先が捕鯨をしていて、それが原因でクジラが激減した、というのは「不都合な真実」なのでは。(まあ、そういう「反省」を踏まえて、保護に取り組んでいる、と主張するのかも)
「白鯨との戦い」という邦題もイマイチ。
クジラとの戦いは主題じゃないじゃん。
主人公たちに課される「課題」というか「災害」の一つに過ぎず、
主に描かれているのは、男たちのサバイバルでしょ。
主題がボヤけてしまい、何を言いたいのか分からない作品になっている。
【ロン・ハワード監督が描くリアリティ過ぎる真実の「白鯨」に戦慄する】
1819年、捕鯨船エセックス号は太平洋を目指し、米ナンタケット島を出港する。
エセックス号には21人の乗員がいたが・・。
[エセックス号メイン乗員と関係者]
・ジョージ・ポラード船長(ベンジャミン・ウォーカー)・・名士船乗りの家系に生まれ。今航海ではオーウェンを意識し過ぎ、時折無謀な指示を出すが、根は好人物。
・オーウェン・チェイス一等航海士(クリス・ヘムズワード)・・捕鯨会社からの船長の約束を反故にされ、名家出身のポラード船長と屡々対立。が、白鯨襲撃後はサバイバルの指揮を執る。
・マシュー・ジョイ(キリアン・マーフィ)・・幼いころからチェイスの友人。
・ヘンリー・コフィン(フランク・ディレイン)・・ポラードの親戚でエセックス号の新たな航海士として抜擢。(何かと、チェイスを敵対視するが、空回りする様が観ていて辛い・・。)
・トーマス・二カーソン(トム・ホランド)・・エセックス号のキャビン・ボーイで数少ない生還者。ある出来事を経験したため、十数年に亘り、事実を語らず。
→年老いて、トム・ニカーソン(ブレンダン・グリーソン)と名乗り、酒浸りの日々を送る。
・ハーマン・メルヴィル(ベン・ウィショー)・・小説家。
<メルヴィル著「白鯨」の真実の裏の驚くべきサバイバルの真実を圧倒的なリアリティ感溢れる俳優達の演技で描き出した作品。>
<2016年1月16日 劇場にて鑑賞>
陰気で暗いが美しい映画
飽きずに最後まで見れるシナリオになっています。
邦題のイメージで見ると予想外の展開にちょっとビックリするかもしれませんが、いずれにせよ良い映画だと思います。
船員たちが痩せていく描写がありますが、この時キャストは1日500~800Kaclに制限されていたそうです。1日500kaclだったトムホはある時我慢できず、ケータリングのクロワッサンをこっそり食べてしまったが糖質と脂質を受け付けず吐いたとインタビューで語っていました。
ブレンたん・グリーソン祭り〜
トム・ホランドが年をとってブレンたんになるのね。そのブレンたんとミシェル・フェアリー(GoT)の夫婦が役柄的にもおいしい。
人間ドラマとアクションスペクタクルの両方を狙いに行って、ちょっと中途半端になった感じがした。
全166件中、1~20件目を表示