白鯨との闘いのレビュー・感想・評価
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大冒険時代
大冒険時代の苦労がこれ見て理解出来ましたね。まさか食用じゃなく鯨の油を求めて冒険するなんてね。
リアルなアドベンチャーを感じました。そして自然への畏怖の念。
でも、Ben Whishawが脇役というのにもびっくり。
なかなか
どうして、鯨を求めるため出航するのだろうか。
時代的背景がもちろんあるのだろうが・・・。ロマンなのか。
1度目の白鯨遭遇、船を損失。
2度目の遭遇、仲間を失う。
3度目・・・。
主人公たちをあざ笑うかのように出現してくる白鯨。その巨体に圧倒される。
己との闘い
クリス・ヘムズワース史上もっとも格好良かった。
勇ましく船に乗り込み、1年以上航海し、90日間の遭難を経て、どんどん痩せ細りやつれて行く肉体の変化に驚いた。
俳優ってスゴい職業だなと改めて思いました。
海獣アクション映画だと思って期待してたら、アクション映画の側面もあるかもしれないが、自然の中での人間のちっぽけさだとか、人間が地球の支配者であるという傲慢さ、最悪の状況で試される生への渇望という己との闘いの映画のように思う。
そして、それで良かったと思う。
二つのボートの真ん中を白鯨が泳ぎ去っていく時の、人間に対して憎悪しか持ってない、襲い殺す復讐だけが目的の生物だと思っていた白鯨が、まるで神様のように、じっと見つめて全てを見透かしてるような目が印象的だった。
また二人が海に出たというのも良かった。
圧倒的な恐怖にもう一度足を踏み出す勇気ぐ素晴らしい。
実話か
予想していたストーリーと違ったが 十分楽しめた、捕鯨場面もさることながら白鯨がリアルに迫力ある映像だった 、そして核心部分である生きるためにした行動、人は誰もが窮地になるとこうするしかないのかな、と言うかこういう行動をしてしまうんだろうか? いろんな事を考えさせられる作品だった。
鑑賞記録6
引き込まれた。
鯨の圧倒的な大きさ、人間のちっぽけさ、自然の脅威など映画ならではのスケール。
生き残りの苦悩、後世に繋いでいく事、人間の黒い部分など、ヒューマンドラマな部分もあり、ストーリー的にも見ごたえあり。
個人的には鑑賞中は力が入ってたのか、見終わったら体が痛かった(笑)
映画並みのハラハラ感は満足。ストーリーも満足。
少し本編が長かった印象があった。
自然の脅威
メルビルの白鯨を題材にしたストーリー。
白鯨の裏にはこの様な物語があったんだなぁと思わずにはいられない。
船も帆船だし小さな船で鯨を追い込み捕獲する。
そのシーンは迫力がありました。
そして鯨油を作る。
そのために捕鯨船は競い合い危険な海原に出て行く。
船の上での確執やリーダーシップの在り方が当時はどうだったのかを感じさせてくれる。
有能な船乗りで無くてはこの難局を抜ける事は出来ないだろう。
人間の欲望で超えてはならない境を越えてしまった事によって神の使いとでも感じさせる白鯨の力によって船は翻弄され破壊され人が死んでいく。
生きるために彼らは超えてはならない一線を越えざるをえなかった。
生きるためとは言えこの選択が生き残った人達を苦しめる。
ストーリーの根幹にこの事をもってきたロンハワード監督は流石としか言いようがない。
ロンハワード職業紹介シリーズ
ロンハワードはいつも面白い題材で作ってくれる。
クジラ漁師の生活をきっちり描くとこなんかしっかりしてるな。
しかし、自然に翻弄されるだけで人間が立ち向かう姿に乏しかった。白鯨との知恵と勇気を絞った闘いを描くものと思ってたからちょっと肩透かしだった。史実が元なんだけどそこはエンターティメントしてよかったんじゃないか?
流石!!ロン・ハワード‼
これぞ❗王道映画❗❗でした。
作品を構成する全ての要素が高いレベルでまとまっていて欠点がないです。
惜しむらくは邦題が悪い。もっとセンスの良い名前考えられなかったのか…。
こんなに良い映画なのにもったいない。
降ろす事が出来ない苦しみ?
やはり、ロン・ハワード作品でしたね!
3Dであのでっかいクジラと捕鯨船漁師達との格闘と、その後難破した船の乗員達のサバイバルを描いているものだから、ついつい観客の意識はクジラの迫力、そのデカい怪物と、漁師達がどのような格闘を繰り広げているのか?とそこばかりに人の興味と意識が集中する。海の男達の野望と言うかべきか、鯨油が高値で売れる為に、危険な商売を陰でコントロールする実業家や銀行家達のエゴ丸出しの権力闘争等のシーンも導入部で描かれていたものだから、完全にクジラに象徴される広大な自然の力に挑む、小さいが勇気有る漁師達の物語と言う印象でこの作品を観てしまう。
しかし、ロン・ハワード監督自身がこの作品を通して観客に伝えたかった本当のメッセージとは他に有ったのではないだろうか?
重荷を背負って静かに一人でその傷と向き合いながら生きる事の孤独、人間が自己の内に抱える哀しみを誰にも打ち明けられずに、一人胸の内に秘めたまま生き続ける事の苦しみが如何に困難で長い道程であるのかを伝えたかったのではないでしょうか?
人は何故生きるのか?そして自己の人生で何を護り、何を人生の目的として生きるのか?或いは目標などではなく、何故活かされる者と、死を迎える者とが存在するのか?そのタイミングを決定出来るのは、自然を生かす全能の神だけなのだろうか?
と様々な問いかけをしているように思う。
そして、自分自身を解放出来るのは自分自身ではないのか?そして
自己を解放したその先には、今まで見る事が出来なかった視界が自然に開かれてくると言う事を伝えたかったのではないのだろうか?
生きる為には何か経済活動をして生きなければならない現実がクジラよりデッカク人の人生に横たわる。しかし、その内側には、もっと違う宝が存在しているのではないだろうか?クジラの体内に入り油を掬い上げる様に人も自己の本質を現実の生活の中から見つめるのだと語っているように思えてならなかった。
あなたは、どんな印象をこの作品に持ったのか?興味が尽きない映画だった。
人のちっぽけさ
人間とクジラとのガチバトルかと思いきや、驕った人間の愚かさや
人の矮小さなどを突き付けられる物語でした。
主人公も含め、クジラを単に金稼ぎの消耗品としか思っていなかったが、やがて圧倒的な脅威として牙を剥いた時、己の小ささに気付く…といった感じ。
人の利己的な欲求って本当に下らないとか、自然て本当にデカイなとか。ぼんやりと考えたり。
クジラを倒すのは神から与えられた使命とか言ってるのか本当に何様なんだと思うけど、本当にその頃は思ってたのかなあと感じるほど話に引きこまれました。
ガチバトルだと思ってたので本編が淡々と話が進むのには違和感を感じましたが、クジラの圧倒的な強さや嵐のシーン、漂流時の静けさと絶望感など、派手な恐怖と静かな恐怖が交互にあってとても楽しめました。
特に静かに迫ってくるクジラは圧倒的な強さを見せ付けた後だからこその恐怖でした。
しかしあんな小さな船と銛だけでよくクジラと対峙できてたなと…
そしてそれでクジラを征服したぜ~みたいによく言えたもんだと。
人って本当にアホだなぁ~と観ながら思いました。
生きるための闘い。
事実は小説よりも…とはよく言ったもので、確かにそのとおり。
名著「白鯨」の裏にある真実はこうだった…なるほど。とはいえ、
そのまんま小説にはしなかったメルヴィルの選択も素晴らしい。
今作を観て、あーそうか。いやそういうことだと思ってはいた
けれど、と生き恥を晒す(終戦前後よく使われた言葉)の意味を
ズシリと噛みしめる。生きてこそ語り継がれたこの壮絶な話は、
白鯨との大勝負に留まらない。むしろその後が壮絶な旅になる。
まだ無名の小説家が生き残りの船員へインタビューを敢行する
過程からドキドキが高まり、帆船が大海原を快走し、ロープが
しなり、男達が鯨めがけて突き進む迫力は息を呑むほどである。
対する二人の男の物語。という出だしから、あーまたライバル
関係なのね^^;と思うほど人間ドラマも面白いが、後半でガラリ
様相は変わる。真の怖さはここからだ。と云わんばかりに辛い
決断が相次ぐ中、ただ生きるとはこういうことなのかを学んだ
青年が長きに渡って抱えてきた苦悩からやっと解き放たれた時、
もういいんだよ~。大丈夫だから。と、奥さんでなくとも彼の
肩を抱いてやりたくなった。その苦しみをエイハブ船長に全て
集結させたメルヴィル役のウィショーがまた役得必勝で上手い。
(俺たちは家族だ。と言い続けた男が約束を守ったことには感涙)
鯨を獲りまくってた黒歴史
鯨に敬意を払わずに乱獲していた頃の話で、ある意味で自業自得的なニュアンスで描かれているように思えた。
主人公たちは自然への畏怖や乱獲への懺悔を感じているんだろうけど、世間的には、そんなことは頓着しないのに、石油が採掘された途端に、手のひらを返すように捕鯨を反対しだし、「グリーンピース」や「シーシェパード」を生み出し、正義を押し付けてくる感覚は、やっぱり自分勝手さを感じる。
可もなく不可もなくという感じ?
捕鯨ってこんな感じなんだ
映像、音ともに迫力があり引き込まれた。
つい200年ほど前まではアメリカ人も捕鯨ガンガンやってたんだなぁ。
なんで今はあんなにも日本の捕鯨に反対するようになったのかが不思議である。アカデミー賞にノミネートされてもおかしくない今作品がノミネートされなかったのは捕鯨が今非常にセンシティブな問題だからなのだろうか。
プレミアシアターでの鑑賞は非常に快適だった。通常と同じ料金でリクライニング付きかつ足も広々伸ばせるなんてなんて良いのだろう。一席一席が独立しているから肘掛の問題も気にする必要がない。また利用したいと思う。
サバイバル
小説の白鯨をイメージしていましたが全くの別物でした。
人はどうあがいても自然にはかなわない
追い込まれた時の選択など
極限状態に追い込まれた時に出来る事というのは
限られたものだなと痛感しヒーローだとか奇跡だとか
というものが無い原寸大の物語
白鯨大暴れだけでも元はとれる!
本国では不評かつ大コケ…でも俺は嫌いになれない!というかかなり好き!前半のまさに「事実は小説より奇なり」とでも言わんばかりのケレン味溢れる描写は見応え十分。後半のサバイバルは目新しさこそ無いものの徐々に「プライドと友情」が醸成されていく様が悪くないじゃないか!
「後に『白鯨』を著すメルヴィルがエセックス号の乗組員から事故の真相を聞く」という構成に副作用があるのは確か。でも俺は作用の方が大きかったと思う
まず邦題にメルヴィル側のニュアンスが加わるのが一つ。もう一つは「そういえば土を掘ったら油が出たらしい」という乗組員の最後の台詞。鯨油から石油への時代の移ろいを感じさせる気の利いたもの。またこれを寂しそうに言うのがいいじゃないか!
ほんで副作用はというと…これは「人称の不一致」に尽きる。乗組員の回想なのになぜか物語は普通に三人称で進んでいくんだな。多分このへんが評論家ウケが悪い一因でもあるのかなとは思う。でもそれを言ったら『プライベート・ライアン』もダメってことになるけんな。俺は問題ないと思う
前半の白鯨大暴れシークエンスだけでもラクショーで元とれると思うんやけどなあ…
『白鯨との闘い』は毎年数作品ある「世間が評価しないなら俺だけでも評価してやる!」枠やな。評価されない理由もわかるけどそれも踏まえたうえで好き!
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