マレフィセントのレビュー・感想・評価
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ファンタジー全開バリバリでおもしろかった。
実にわかりやすい映画だしファンジーの大堂で面白かった。
邪悪な妖精が実は邪悪でなかったという設定もよいし、予告ではジョリーねえさん全開でどんだけマレフィセント・ジョリー見せてくれるか期待していたのですが、期待にそぐわぬアンジェリーナ色一色でこれも大正解。魔女顔しながら、喜怒哀楽をしっかり見せてくれます。さすが!
妖精たちのCGも良くできているし、ディズニー映画だからバトルの残酷さもほどほどで好感触でした。
90分というじつにまとまりのよい映画。あっという間の展開でした。
イチオシ作品!!
アナと雪の女王は
子供向けの内容で悪くはなかったけど
驚きはあまりなかった。
歌と映像描写でそれなりに
感動した感じ。
このマレフィセントは
エルファニング目当てで
公開初日に見てきました。
マレフィセントの心の中を
見事に描いた作品。
映像もファンタジーで
まさに夢の国。
そして
人間描写も感動的。
アンジーの演技は素敵でした。
肝心のエルファニングは
とてもかわいくて
心も綺麗で完璧です。
アンジーに見事に
輝かせて貰えた
ふたりの共演は
ほんと良かったなと思えます。
内容は言えませんが
今までとは思考を変えて
単純な描写ではなく
心の葛藤か見事に表現され
あたたかな気持ちになりました。
おなたにも真実の愛を…
行ってらっしゃい~
深い物語に仕上がってます
マレフィセントの悲しみ、苦悩、怒り、愛をよく描いていて、眠りの森の美女がこんなに深い物語になるのかと感心する次第。
テンポ良くに仕上がってますし、アンジーの演技がまたイイ…まあアンジー以外は成立しない映画ですけど。僕としては映画館でもう一度見たい映画ですね。
ディズニーもワンパターンではだめだと思ったのかな。
アンジェリーナ・ジョリーだからできた映画です。お姫様が王子様に助けられていつまでも幸せに暮らしました、という定番の御伽噺のラストに現代的な、新たな提案がされています。というかなーんかフェミニスト的なにおいがぷんぷんするんですが。
西洋文化圏に住んでみると、とにかくディズニーがすべての子供たちの教育のベーシックになっています。「女は女らしく、かわいくしてればそのうち王子様が永遠の愛を誓ってくれるわ、ふふふ。」と心から思っている女性が大半です。それゆえ大抵の女性は成人以降、現実と理想の男性とのギャップに苦しみます。王子様のような男性なんて基本的に存在しませんので。キリスト教圏では基本的に離婚は罰で、死後地獄に落ちることになるので、多くの主婦は結婚後に現実に直面しても、結局はそれを受け入れるしかなく、その代償行為として恋愛テレビドラマのなかで夢を見たり、反動でフェミニストになったり、一生現実を受け入れられないまま心を病んでしまったりと、実はかなり根の深いところで社会に影響を与えています。
御伽噺は人間がシンプルに生きていた過去の時代には役に立ったんでしょうけど、現代ではなんともリアリティがなさ過ぎます。近年マンネリ化していたディズニーも重々分かっていたこと出だとは思います。
で、この映画はそういう、「結局は御伽噺なんて現実にはないのよ!王子様なんていないのよ!」と卑屈になっている西洋文化圏の女性たちに、一段掘り下げた夢を与える、といった意図で作られたんじゃないかと勘ぐっています。ですのでこれは本当のフェミニスト映画じゃなくて、フェミニスト「的」視点を加えた、今までのディズニーの甘すぎる価値観にアレルギーのある人たちのために作られた映画じゃないかなとおもいます。あくまでそれは「的」であって本当のフェミニストとは違いますし、あくまで表向きのこと。だから母であり美しく、また自立した強い女性というイメージの強いアンジェリーナ・ジョリーが主役に選ばれたのもわかるし、むしろ彼女以外では考えられない。
でも最終的にはオーロラに対するジョリーの行動や与えるものはやはりディズニーの伝統的な価値観なんですよね。「女は強くなる必要ないのよ、女は女らしく、馬鹿でもいいから、男に愛されるようにかわいくありなさい、一生夢の中で生きなさい。」位の勢いでやっているので、結局はディズニーはディズニーなんですよね。
アイスマンというサイコパス殺し屋の映画がありました。彼は外では人を山ほど殺し、家では妻と娘を大事にして、王女様、お姫様的な世界を与えていました。家庭を現実世界から隔離して、自分の理想の楽園、もしくは箱庭としてみていたのかもしれません。そういうゆがんだ発想は実は西洋文化圏で起こりやすいことだと思います。この映画でジョーリーが最後に取った行動は、なんだかそのようにも見えなくもないですよね。とにかくお姫様がへらへら笑うだけで頭の中がお花畑状態でまったくの役立たずなのに、その辺をなんとも思わず楽園に住まわせるジョリーの今までの人生の出の学びは一体どこに生かされるんだ、と突っ込みを入れたくなります。
ちょっと拡大解釈かもしれませんが、そんなことを思いました。
「魔法にかけられて」「アナと雪の女王」に続くディズニーへのアンチテーゼ
「魔法にかけられて」「アナと雪の女王」と、「ひと目で恋に落ちる真実の愛」というディズニークラシックの純愛の世界へのアンチテーゼを描いてきたディズニー。
今回もやってくれました!
物語はマレフィセントの視点から描かれ、「眠れる森の美女」以前の、まだマレフィセントが少女だった頃からストーリーは始まります。
ひとつ心配だったのが、これを見てしまうと本家「眠れる森の美女」を観るときに穿った見方をしてしまうようになるのではないかということでしたが、その心配はいりませんでした。
物語の途中から「眠れる森の美女」とかぶり始めますが、
本家では、
①オーロラは生まれた時にすでにフィリップ王子と出会っている。
②二人は生まれた時から許嫁だった。
③マレフィセントの呪いの後に三人目の妖精が祝福を与える。
④マレフィセントがオーロラの居場所をつかむのは、16歳の誕生日の日に妖精たちがそれまで封印していた魔法を使ってしまったため。
⑤森でフィリップ王子に出会ったオーロラはフィリップから逃げようとする。
⑥眠りに落ちたオーロラ姫が眠りから覚めるまで、三人の妖精は城全体を眠らせる。
⑦城に向かう王子の行く手を阻むためマレフィセントが城をイバラで囲う。
⑧マレフィセントが龍に姿を変えフィリップの行く手を遮る。
等となっていますが、本作では細かいところがかなりの部分で変えられているので、本家「眠れる森の美女」をよく知る人でも別のストーリーとして楽しめます。
また、オーロラ役のエル・ファニングは少女的な可愛らしさ満点で、本家の面長の美女のオーロラとはイメージが全く異なります。
本家は元々の眠れる美女のストーリーにさらに納得いく合理性を与えてアニメーション化したということですが、本作ではマレフィセントがなぜオーロラに呪いをかけたか等、本家でも理不尽だった部分にうまく説明づけがされています。
ただ、最後の決着のつけ方だけは従来のディズニープリンセスもののヴィランズと同じ扱いだったのが残念でした・・・。
「魔法にかけられて」「アナと雪の女王」「マレフィセント」とディズニー映画のお約束を破ってきたディズニーが次にすべきなのは劇中のヴィランズの扱いなのではと思います。
とにかく、マレフィセントを少女時代から描くことによって観る者達をマレフィセントに感情移入させ、また、マレフィセントの心の変化をアンジェリーナ・ジョリーが絶妙な演技で表現しているため、こちらの心をじくじくさせます。
アンジー、すごいです・・・。
私の隣に座っていたおばさま三人衆も終始感嘆の声をあげてらっしゃいました。
と、特に期待はしていませんでしたがこれがなかなかの良作であり、ディズニーが新しいディズニーへと生まれ変わった意欲作であることを実感させられる作品でした。
ボシ癒着型睡眠不足
3Dで鑑賞。映像がとてもキレイです。
「眠れる森の美女」がベースなんだけど、
最初から最後までマレフィセントの物語。
アンジーがこの役を選んだのも納得です。
これ以上ないってくらいの嵌り役。
オーロラ姫を3人の妖精が育てるところから、
アレレ?って思いますが、実はそこからが見どころ。
マレフィセントの視点というか、オンナの視点というか。
しかし出て来るオトコ共がみんな浅ましく情けなさ過ぎ。
まるで自分の娘のために作ったかのようなズルイ映画。
エンディングも「よく考えると怖い」って(苦笑)
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