「最後の伝説」クリストファー・リーさん死去に、映画界から追悼コメント続々
2015年6月15日 13:05
[映画.com ニュース] 英俳優クリストファー・リーさんが、6月7日に93歳で死去した。60年以上の長きにわたって映画界で活躍した名優に対して、多くの映画人がSNSやその他メディアを通して追悼コメントを発表している。その一部をご紹介したい。
▽ピーター・ジャクソン(「ロード・オブ・ザ・リング」「ホビット」シリーズ監督)
「クリストファーは7カ国語を操り、あらゆる意味で世界を股にかけた男だった。芸術、政治、文学、歴史、科学に精通していた。彼は学者であり、歌い手であり、非凡な語り手であり、そしてもちろん、すばらしい俳優だった」
「僕の40歳の誕生日に(彼はそのとき80歳だった)、『君はちょうど私の半分だね』と言われたことを覚えている。もしクリストファー・リーの半分の存在にでもなれるなら、上出来すぎるほどじゃないか」
「もう二度とクリストファー・リーのような人物は現れないだろう。映画史上に、そして世界中の映画ファンの心のなかに、唯一無二の場所を占めていた。(中略)シネマの偶像は、まさに伝説となったのだ」(ジャクソンのFacebookから抜粋)
「21世紀になった最初の週、ガンダルフを演じるためにニュージーランドに渡ったとき、ピーター・ジャクソンが一部キャストを夕食会に招待してくれた。幸運なことに、私は長年の憧れの存在であるクリストファー・リーの隣に座っていた。彼はサルマン役に起用されていたのだが、私への第一声はこうだった。『私は、自分こそがガンダルフを演じるべきだとずっと思っていた。毎年必ず1回、ときには2回は指輪物語を読んでいるんだが』」(マッケランのFacebookから抜粋)
「クリストファーは、私にとって途方もないインスピレーションだった。(中略)彼は真の伝説と呼べる最後の人物であり、そんな人物を友人と呼べた幸運に感謝します」
「サー・クリストファーは私の友人だった。毎日彼のことを考えていたし、これからも考えるだろう。お互いにもっと一緒に仕事をしたいと願っていたが、それでも『ヒューゴの不思議な発明』でそれが叶ったこと、彼のそばにいて、その美しいバリトンの声が語る物語を聞くこと、彼の戦時中の体験やハマー・フィルムの全盛期について聞くことは何よりの喜びだった」
ほかにもイライジャ・ウッド、ドミニク・モナハン、パディ・コンシダイン、ニール・ゲイマン、スティーブン・キング、ブライアン・アダムス、デビッド・キャメロン英首相を始めとする多くの著名人がツイッターで哀悼の意を表している。
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