白の魔法使いサルマン再び!クリストファー・リーが「ホビット」出演に意欲!
2008年6月6日 12:00
[映画.com ニュース] 「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで悪へ落ちていった白の魔法使いサルマンを演じたクリストファー・リーが、英エンパイア誌の取材に対し、同シリーズの前日譚で、ギレルモ・デル・トロ監督が09年に撮影に入る「ホビット(The Hobbit)」へ出演の意欲があることを明かした。
「私は一度、いや二度、原作を読んでいる。原作では白のサルマンは、不死である5人のイスタリ(賢者)の1人だが、2人の魔法使いは原作に出てこないし、名前すら明かされない。残り3人は、白のサルマン、灰のガンダルフ、そしてみんなが見ていない茶のラダガストがいる。基本的に魔法使いは2人なんだ」
「彼らは数千年間も生き、中つ国に送り込まれる事実上不死の存在だ。サルマンは初めから、彼らの中で最も気高く有能で勇気があって信頼できる魔法使い。ナンバーワンなんだ。しかし、まだ説明されていないけれど、もしも映画にサウロンが登場するなら、彼は、どこかで、どんな形だろうと、パランティアの石と共に登場すると思う。私がそれを演じないテはないし、サルマンは『ロード~』でも登場することになったのだからね」
「私はサルマンがどんな風に善から悪へと変貌していったかを見ることに興味がある。もちろん要求されれば、役を演じに戻るよ」
リーは現在86歳。「ホビット」2部作が公開される時には88歳、89歳と高齢なのがネックだが、デル・トロ監督の「ヘルボーイ2」でリーがバロール王役を(ロイ・ドートリスに)奪われた経緯があるだけに、遺恨でもない限り、すんなり決まりそうだ。