全米映画ランキング : 2021年11月5日~2021年11月7日
全米映画ランキング:2021年11月9日発表(毎週月曜日更新)
全米週末興行成績:2021年11月5日~2021年11月7日
(金額・順位は確定後のもの)Box Office Essentials
順位 | 先週 | タイトル「邦題」/配給(日本配給) | 上映週 | 週末の興収 | 累計興収 | |
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1 | 初 | Eternals | 1 | 71,000,000 | 71,000,000 | |
2 | 1 | Dune | 3 | 7,620,000 | 83,946,162 | |
3 | 3 | No Time to Die | 5 | 6,180,899 | 143,152,307 | |
4 | 5 | Venom: Let There Be Carnage | 6 | 4,465,000 | 197,007,635 | |
5 | 8 | Ron's Gone Wrong | 3 | 3,600,000 | 17,568,201 | |
6 | 10 | The French Dispatch of the Liberty, Kansas Evening Sun | 3 | 2,600,000 | 8,473,181 | |
7 | 2 | Halloween Kills | 4 | 2,350,000 | 89,715,075 | |
8 | 初 | Spencer | 1 | 2,149,329 | 2,149,329 | |
9 | 7 | Antlers | 2 | 2,000,000 | 7,603,946 | |
10 | 6 | Last Night in Soho | 2 | 1,800,000 | 7,638,635 |
「エターナルズ」首位デビュー ダイアナ元妃の伝記ドラマが8位に
11月に入った全米ボックスオフィス。2本の新作がランクインした先週末はマーベル・スタジオの最新作「エターナルズ」が公開され、約7100万ドルのオープニング興収で首位デビューを飾った。
同作は「アベンジャーズ エンドゲーム」後の世界を描くマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新たな始まりとなる第26作。7000年前から人類を密かに見守り続けてきた10人の守護者たち(=エターナルズ)の葛藤と、地球を守るための戦いが描かれる。
批評家のレビューは賛否が分かれ、今年公開されたMCU作品では「ブラック・ウィドウ」(約8030万ドル)、「シャン・チー テン・リングスの伝説」(約7530万ドル)に次ぐ3番目のOP興収となったが、サンクスギビング公開の他スタジオの作品の出来によっては、最終興収で逆転するチャンスもある。出演はジェンマ・チャン、リチャード・マッデン、クメイル・ナンジアニ、ローレン・リドロフ、バリー・コーガン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、リア・マクヒュー、ドン・リー(マ・ドンソク)、サルマ・ハエック、アンジェリーナ・ジョリー。メガホンをとったのは、MCUでは初のオスカー受賞監督となる「ノマドランド」のクロエ・ジャオ。
2位は2週連続の首位だったドゥニ・ビルヌーブ監督のSF超大作「DUNE デューン 砂の惑星」で、17日間の累計は約8300万ドルに。3位には「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」、4位には累計興収2億ドル目前の「ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ」が続いた。
そして初登場8位にランクインしたのはクリステン・スチュアートがダイアナ元英皇太子妃に扮した伝記ドラマ「Spencer」。ダイアナ妃がチャールズ皇太子との離婚を決意した1991年のクリスマス休暇に焦点が当てられた作品で、今年のベネチア国際映画祭のコンペティションに出品された。出演はスチュアートのほか、ジャック・ファーシング、ティモシー・スポール、サリー・ホーキンス、ショーン・ハリスなど。ナタリー・ポートマン主演「ジャッキー ファーストレディ 最後の使命」で知られるパブロ・ララインがメガホンをとった。
今週は、今年のトロント国際映画祭で観客賞を受賞したケネス・ブラナー監督の半自伝的映画「Belfast」、パラマウントのアニメ「でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォード」などが公開される。
2021年11月9日更新 藤井竜太朗