全米映画ランキング : 2012年8月3日~2012年8月5日

全米映画ランキング:2012年8月7日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2012年8月3日~2012年8月5日
(金額・順位は確定後のもの)Exhibitor Relations Co. Inc.

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 ダークナイト ライジング

The Dark Knight Rises
「ダークナイト ライジング」

Waner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

3 36,440,000 354,638,000
2 トータル・リコール

Total Recall
「トータル・リコール」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

1 26,000,000 26,000,000
3 グレッグのダメ日記3 1 14,700,000 14,700,000
4 2 アイス・エイジ4 パイレーツ大冒険 4 8,400,000 131,862,859
5 3 エイリアン バスターズ 2 6,350,000 25,363,203
6 5 テッド

Ted
「テッド」

Universal
(東宝東和)

6 5,478,660 203,413,895
7 4 ステップ・アップ4 レボリューション 2 5,300,000 23,097,149
8 6 アメイジング・スパイダーマン

The Amazing Spider-Man
「アメイジング・スパイダーマン」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

5 4,300,000 250,640,000
9 7 メリダとおそろしの森

Brave
「メリダとおそろしの森」

Walt Disney
(ディズニー)

7 2,900,000 223,300,000
10 8 マジック・マイク

Magic Mike
「マジック・マイク」

Warner Bros.
(カルチャア・パブリッシャーズ、ブロードメディア・スタジオ)

6 1,380,000 110,894,000

「ダークナイト ライジング」V3。リメイク版「トータル・リコール」は2位スタート

先週末の全米ボックスオフィスは2本の新作が公開されたが、「ダークナイト ライジング」が約3640万ドルの興収で首位を守り、V3を果たした。

同作の17日間の累計興収は約3億5400万ドル。4年前の同時期公開の「ダークナイト」(2008年/最終興収約5億3300万ドル)は3週目の週末興収が約4260万ドルで、17日間の累計が約3億9300万ドルだったので、現時点でシリーズ最高興収記録を塗り替えるのはかなり厳しくなってきた。「ダークナイト ライジング」の北米の最終興収は約4億5000万ドルあたりに落ち着くと見られている。

約2600万ドルのオープニング興収で2位デビューとなってしまったのが「トータル・リコール」。ポール・バーホーベン監督、アーノルド・シュワルツェネッガー主演で90年に公開された同名SF大作を「ダイ・ハード4.0」のレン・ワイズマン監督、コリン・ファレル主演でリメイク。前作では地球と火星が舞台だったが、今回は大きな戦争によって富裕層と貧困層に分断された近未来の地球が舞台。自分が誰なのかわからなくなってしまった工場労働者クエイドによる自分探しの大冒険が描かれる。シュワルツェネッガー版のイメージが強いせいかレビューはやや厳しめで、苦しいスタートとなってしまった。共演はケイト・ベッキンセール、ジェシカ・ビール、ビル・ナイ、ブライアン・クランストン。

3位デビューは、人気児童小説の映画版「グレッグのダメ日記」シリーズの第3弾「
Diary of a Wimpy Kid: Dog Days」。シリーズ初の夏公開でグレッグたちの夏休みを描く内容だったが、オープニング興収は約1400万ドルとシリーズ最低のスタートとなってしまった。ちなみに第1作「グレッグのダメ日記」(10年)のオープニング興収は約2210万ドル、第2作「グレッグのおきて」(11年)は約2370万ドルだった(どちらも3月公開)。

今週末は、大ヒットアクションシリーズの第4弾「ボーン・レガシー」(ジェレミー・レナー主演)に、ウィル・フェレル、ザック・ガリフィアナキス主演のコメディ「ザ・キャンペーン(原題)」が公開となる。

2012年8月7日更新 藤井竜太朗

過去のランキング