全米映画ランキング : 2012年1月13日~2012年1月15日

全米映画ランキング:2012年1月16日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2012年1月13日~2012年1月15日
(金額・順位は確定後のもの)Exhibitor Relations Co. Inc.

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 ハード・ラッシュ

Contraband
「ハード・ラッシュ」

Universal
(東京テアトル)

1 24,063,515 24,063,515
2 美女と野獣 ディズニーデジタル3D 1 18,490,000 18,490,000
3 2 ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル 5 11,500,000 186,700,000
4 ジョイフル♪ノイズ

Joyful Noise
「ジョイフル♪ノイズ」

Waner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

1 11,345,000 11,345,000
5 3 シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム 5 8,410,000 170,010,000
6 1 デビル・インサイド 2 7,900,000 46,247,000
7 4 ドラゴン・タトゥーの女

The Girl with the Dragon Tattoo
「ドラゴン・タトゥーの女」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

4 6,800,000 87,981,000
8 5 アルビン3 シマリスたちの大冒険 5 5,800,000 118,781,288
9 6 戦火の馬

War Horse
「戦火の馬」

Walt Disney
(ディズニー)

3 5,607,000 65,779,000
10 82 マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 5 5,386,000 5,973,621

M・ウォールバーグ「Contraband」がV。「美女と野獣3D」は2位スタート

マーティン・ルーサー・キング・Jr.・デイ(キング牧師生誕記念日)の週末。全米ボックスオフィスには3本の新作がランクインし、マーク・ウォールバーグ主演の犯罪アクション「Contraband」が約2400万ドルの興収で首位デビューを飾った。

「Contraband」は08年のアイスランド=ドイツ=オランダ合作映画「Reykjavik-Rotterdam」をリメイクした犯罪アクション。同作の製作・脚本・主演を務めたバルタザール・コルマクウルがハリウッド版を製作・監督した。物語は元麻薬密売人のクリス(ウォールバーグ)が、麻薬の商売で失敗し、闇社会から追われる羽目に陥った義弟を助けるために再び闇社会に足を踏み入れるというもの。レビューはまずまずといったところで、主演のウォールバーグとしても上々のオープニングとなった。共演はケイト・ベッキンセイル、ベン・フォスター、ジョバンニ・リビシ、ディエゴ・ルナ。

2位は約1700万ドルの「美女と野獣3D」。92年公開のアニメを3D化して再公開。昨年9月公開の「ライオン・キング3D」のオープニング興収約3020万ドルには及ばなかったが、すでにブルーレイが発売されていることを考えると、かなりの好成績といえる。3位は「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」。5週間の累計興収は約1億8700万ドルとなり、シリーズ2位に。約2億1500万ドルを稼いだ「M:I-2」にどこまで近づけるか注目だ。

4位は新作「Joyful Noise」。クイーン・ラティファ、ドリー・パートン共演の音楽コメディドラマ。米南部ジョージア州の小さな町を舞台にゴスペル合唱団が奮闘する姿が描かれる。共演はキキ・パーマー、ジェレミー・ジョーダン、クリス・クリストファーソン。

前週華々しく首位デビューを飾った「The Devil Inside」は、批評家・観客双方に激しく叩かれたせいか、大きく順位を下げ6位に。10日間の累計は約4700万ドルで、最終興収は6000~7000万ドルの間になりそう。

そして10位には、メリル・ストリープが英国の元首相サッチャーに扮し、本年度のゴールデン・グローブ賞主演女優賞を受賞した伝記ドラマ「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」が滑り込んだ。

今週末は、ケイト・ベッキンセイル主演の人気アクションホラー第4弾「アンダーワールド 覚醒」に、スティーブン・ソダーバーグ監督のスパイスリラー「Haywire」、ジョージ・ルーカス製作総指揮の航空アクション「Red Tails」が公開されるほか、昨年末公開のドラマ「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」が全国拡大公開となる。

2012年1月16日更新 藤井竜太朗

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