全米映画ランキング : 2011年12月2日~2011年12月4日
全米映画ランキング:2011年12月5日発表(毎週月曜日更新)
全米週末興行成績:2011年12月2日~2011年12月4日
(金額・順位は確定後のもの)Exhibitor Relations Co. Inc.
順位 | 先週 | タイトル「邦題」/配給(日本配給) | 上映週 | 週末の興収 | 累計興収 | |
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1 | 1 | The Twilight Saga: Breaking Dawn - Part 1 | 3 | 16,900,000 | 247,290,944 | |
2 | 2 | The Muppets | 2 | 11,200,000 | 56,100,000 | |
3 | 5 | Hugo | 2 | 7,625,000 | 25,188,476 | |
4 | 4 | Arthur Christmas | 2 | 7,350,000 | 25,292,000 | |
5 | 3 | Happy Feet Two | 3 | 6,000,000 | 51,785,000 | |
6 | 6 | Jack and Jill | 4 | 5,500,000 | 64,308,000 | |
7 | 9 | The Descendants | 3 | 5,200,000 | 18,087,330 | |
8 | 7 | Immortals | 4 | 4,394,000 | 75,588,285 | |
9 | 10 | Tower Heist | 5 | 4,134,880 | 70,779,710 | |
10 | 8 | Puss in Boots | 6 | 3,050,000 | 139,522,201 |
「トワイライト」V3。「ヒューゴの不思議な発明」は3位に
サンクスギビングが終わり、ひと段落の全米ボックスオフィス。12月の第1週は拡大公開された新作がなかったため、「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 1」が約1690万ドルで首位に居座った。
シリーズ初の3週連続首位となった同作。17日間の累計興収は約2億4700万ドルとなり、「ハリー・ポッター 最終章」(約3億8100万ドル)、「トランスフォーマー3」(約3億5200万ドル)、「ハングオーバー2」(約2億5400万ドル)に次ぐ、本年度暫定4位のヒット作に。最終興収は2億9000万ドル近辺になりそう。
2位は前週と同じ「The Muppets」。だが、前週比62%のダウンで、約1100万ドルの興収。作品の評価は高いが、予想よりは伸びずに8000万~9000万ドルあたりが最終興収になりそうだ。
前週5位から3位にランクアップしたのが、マーティン・スコセッシ監督の3D大作「ヒューゴの不思議な発明」。ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞の受賞など評判の良さが口コミで拡がり、高収益をキープ。アカデミー賞にもノミネートされることは必至なので、年末年始の成績は期待して良さそうだ。現段階での予想最終興収は5000万~6000万ドルだが、ゴールデングローブやアカデミー賞の結果如何で大きく変わるだろう。
もうひとつのオスカー候補作「The Descendants」も7位にランクアップ。こちらはインディペンデント・スピリット・アワードを受賞するなど順調に賞レースを走っており、月末までに現在の倍の3600万ドル、オスカー授賞式までには5000万ドル以上の興収が見込めそうだ。
今週末は、ワーナーのオールスター恋愛映画「ニュー・イヤーズ・イブ」に、スパイ小説の巨匠ジョン・ル・カレの代表作を「ぼくのエリ」のトーマス・アルフレッドソン監督、ゲイリー・オールドマン主演で映画化した「Tinker, Tailor, Soldier, Spy」が公開となる
2011年12月5日更新 藤井竜太朗