全米映画ランキング : 2011年6月24日~2011年6月26日
全米映画ランキング:2011年6月27日発表(毎週月曜日更新)
全米週末興行成績:2011年6月24日~2011年6月26日
(金額・順位は確定後のもの)Exhibitor Relations Co. Inc.
順位 | 先週 | タイトル「邦題」/配給(日本配給) | 上映週 | 週末の興収 | 累計興収 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 初 | Cars 2 | 1 | 68,000,000 | 68,000,000 | |
2 | 初 | Bad Teacher | 1 | 31,000,000 | 31,000,000 | |
3 | 1 | Green Lantern | 2 | 18,350,000 | 89,311,000 | |
4 | 2 | Super 8 | 3 | 12,100,000 | 95,186,000 | |
5 | 3 | Mr. Popper's Penguins | 2 | 10,300,000 | 39,447,679 | |
6 | 4 | X-Men: First Class | 4 | 6,600,000 | 132,814,928 | |
7 | 5 | The Hangover Part II | 5 | 5,865,000 | 243,943,000 | |
8 | 7 | Bridesmaids | 7 | 5,371,995 | 146,659,020 | |
9 | 8 | Pirates of the Caribbean: On Stranger Tides | 6 | 4,702,000 | 229,060,000 | |
10 | 9 | Midnight in Paris | 6 | 4,480,768 | 28,580,358 |
「カーズ2」が首位デビュー。キャメロン・ディアス主演「Bad Teacher」は2位
先週末の全米ボックスオフィスは、ディズニー/ピクサーの最新作「カーズ2」とキャメロン・ディアス主演のコメディ「Bad Teacher」の2本の話題作が公開され、3Dアニメ「カーズ2」が約6800万ドルの興収で首位デビューを飾った。
「カーズ2」は06年に公開された同名タイトルの5年ぶりとなる続編。前作同様、ジョン・ラセター自らが監督を担当し(共同監督:ブラッド・ルイス)、前作公開時のオープニング興収約6010万ドルを上回る成績を収めた。6月公開作の中では、「トイ・ストーリー3」(10年/約1億1330万ドル)、「トランスフォーマー2」(09年/約1億900万ドル)、「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」(04年/約9300万ドル)に次ぐ歴代4位につけており、上々のスタートを切ったといえるだろう。
だが、気になるのは批評家からの否定的な声。過去に公開されたほとんどのピクサー作品は常に批評家から高い評価を受けてきたが、今回は否定的な批評が多く、今後の興行にどう影響を与えるか要注目だ。製作費は2億ドル。前作の最終興収約2億4410万ドルを上回ることは出来るだろうか?
2位は、約3100万ドルの興収をあげたキャメロン・ディアス主演「Bad Teacher」。こちらも批評家の評価は芳しくなかったが、ディアス主演作の中では歴代3位につける好スタート(歴代1位、2位はともに「チャーリーズ・エンジェル」シリーズ。パート1が約4000万ドル、パート2が約3763万ドル)。来年には40歳になるディアスだが、まだまだ稼げることを印象づけた。監督はローレンス・カスダンの長男ジェイク・カスダン。共演にジャスティン・ティンバーレイク、ジェイソン・シーゲル。
3位は前週首位の「グリーン・ランタン」。予想通り、落ち込みが激しく、前週比66%ダウンの約1800万ドルの興収。10日間の累計は約8800万ドルで、最終興収は1億2000万ドル程度になりそう。
4位「スーパーエイト」は17日間の累計を約9500万ドルとし、こちらも「グリーン・ランタン」同様、最終興収は1億2000万ドルあたりに落ち着きそうだ。
独立記念日の連休となる今週は、マイケル・ベイ監督の大ヒットSFアクションシリーズ第3弾「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」、トム・ハンクス監督・主演のラブコメディ「Larry Crowne」(共演ジュリア・ロバーツ)が公開となる。
2011年6月27日更新 藤井竜太朗