全米映画ランキング : 2010年10月15日~2010年10月17日
全米映画ランキング:2010年10月18日発表(毎週月曜日更新)
全米週末興行成績:2010年10月15日~2010年10月17日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供
順位 | 先週 | タイトル「邦題」/配給(日本配給) | 上映週 | 週末の興収 | 累計興収 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 初 | Jackass3D | 1 | 50,000,000 | 50,000,000 | |
2 | 初 | Red | 1 | 22,500,000 | 22,500,000 | |
3 | 1 | The Social Network | 3 | 11,000,000 | 63,119,000 | |
4 | 3 | Secretariat | 2 | 9,503,000 | 27,517,000 | |
5 | 2 | Life as We Know It | 2 | 9,200,000 | 28,865,000 | |
6 | 4 | Legend of the Guardians: The Owls of Ga'Hoole | 4 | 4,235,000 | 46,002,000 | |
7 | 6 | The Town | 5 | 4,040,000 | 80,574,000 | |
8 | 5 | 2 | 3,161,000 | 11,907,000 | ||
9 | 8 | Easy A | 5 | 2,650,000 | 52,334,000 | |
10 | 7 | Wall Street: Money Never Sleeps | 4 | 2,350,000 | 47,882,000 |
「ジャッカス3D」が10月新記録でV。ブルース・ウィリスの新作「RED」は2位
2本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィスは、ジョニー・ノックスビルの人気コメディシリーズ第3弾「ジャッカス3D」が見事首位デビューを飾った。
同作は、ノックスビルたちがバカバカしいいたずらを仕掛けるMTVの同名人気番組を3Dで映画化したコメディドキュメンタリー。4年ぶりのシリーズ最新作となった今回は3D効果も手伝ってか、パート1、パート2のオープニング興収(約2200万ドル、約2900万ドル)を大きく上回り、10月公開作の中では新記録となる約5000万ドルという大ヒットとなった。10月公開作のオープニング興収の記録更新は「最'狂'絶叫計画」(03年/約4810万ドル)以来、7年ぶり。また、同作の初日興収約2200万ドルも、10月の新記録更新となった。パート1、パート2、それぞれの最終興収(約6430万ドル、約7280万ドル)を超えて、シリーズ最大のヒットになるのは確実。問題はこの勢いをどこまで維持できるかだが、シリーズ初の1億ドル突破はほぼ間違いなさそうだ。
首位とは大きく離されながらも約2250万ドルの興収で2位デビューとなったのは、ブルース・ウィリス主演の大人向けアクション・コメディ「RED」(Retired Extremely Dangerousの略)。ウォーレン・エリス&カリー・ハマーによる同名グラフィック・ノベルを、「トランスフォーマー」シリーズの製作者ロレンツォ・ディ・ボナベンチュラが映画化。批評家からはまずまずの評価を受けており、今後のチャートアクションにも期待が持てそう。
3位はオスカー候補の呼び声高い「ソーシャル・ネットワーク」。2週連続の首位から陥落したがいまだに高い人気を保っている。17日間の累計興収は約6300万ドル。公開後1カ月で1億ドルは突破し、年明けのオスカーシーズンになれば1億5000万ドル~2億ドル近くまで行く可能性もある。
今週末は、昨年大ヒットを記録した低予算ホラーの続編「パラノーマル・アクティビティ2」が公開に。さらに、先週末全米6館で限定公開された巨匠クリント・イーストウッドの最新作「ヒアアフター」が拡大公開となる。
2010年10月18日更新 藤井竜太朗