全米映画ランキング : 2010年10月8日~2010年10月10日

全米映画ランキング:2010年10月12日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2010年10月8日~2010年10月10日
(金額・順位は確定後のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 ソーシャル・ネットワーク

The Social Network
「ソーシャル・ネットワーク」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

2 15,451,991 46,021,161
2 かぞくはじめました 1 14,506,464 14,506,464
3 セクレタリアト 奇跡のサラブレッド 1 12,694,770 12,694,770
4 2 ガフールの伝説

Legend of the Guardians: The Owls of Ga'Hoole
「ガフールの伝説」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

3 6,888,019 39,273,984
5 ウェス・クレイヴンズ ザ・リッパー 1 6,842,220 6,842,220
6 4 ザ・タウン

The Town
「ザ・タウン」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

4 6,411,008 73,847,527
7 3 ウォール・ストリート

Wall Street: Money Never Sleeps
「ウォール・ストリート」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

3 4,603,123 43,644,701
8 5 小悪魔はなぜモテる?! 4 4,289,418 48,228,201
9 7 ケース39

Case 39
「ケース39」

Paramount Vantage

2 2,680,305 9,650,005
10 6 You Again

You Again

Touchstone

3 2,512,782 20,769,995

「ソーシャル・ネットワーク」V2。キャサリン・ハイグル主演作は2位

先週末の全米ボックスオフィスは、前週首位の「ソーシャル・ネットワーク」が興収約1540万ドルながら、3本の新作を退けて王座を守った。

同作はオスカー最有力の呼び声高い話題作とあって、2週目も好調を維持。約2300万ドルを稼いだ前週と比べて、興収下落率は本年で最も低い31%だった(これまでの1位は「インセプション」で33%)。10日間の累計興収は約4600万ドルとなり、長期的な興行になることを考えると、1億ドル超えはほぼ確定だ。

オープニング興収約1450万ドルで、惜しくも2位デビューとなったのが、キャサリン・ハイグル&ジョシュ・デュアメル共演のコメディ「Life As We Know It」。お互いに嫌いな男女同士が、1歳の赤ん坊を育てることになるストーリーで、批評家からは酷評されるも女性を中心に集客。ちなみにアシュトン・カッチャーと共演したハイグルの前作「キス&キル」のオープニング興収は約1500万ドルだった。

伝記ドラマ「Secretariat」は興収約1270万ドルで3位デビュー。1973年にアメリカで3冠を獲得した競走馬セクレタリアトの馬主ヘレン・チェナリーの半生をダイアン・レイン主演で映画化。まずまずの批評を集めており、ホラーが嫌いな観客層に受ければ、5000万ドル以上のヒットになる可能性も。メガホンをとったのはメル・ギブソン主演「ワンス・アンド・フォーエバー」の監督や、「ブレイブハート」「仮面の男」の脚本で知られるランダル・ウォレス。共演にジョン・マルコビッチ、スコット・グレン、ジェームズ・クロムウェル、ディラン・ウォルシュ。

そして、オープニング興収約680万ドルで5位デビューとなってしまったのは、ウェス・クレイブン監督の新作3Dホラー「My Soul to Take」。マスコミ試写が行われなかったため、批評家からは無視され、オープニング興行も残念な結果に終わってしまった。

今週末は、ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコビッチ共演のアクション「RED レッド」、「ジャッカス3D」などが公開に。

2010年10月12日更新 藤井竜太朗

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