全米映画ランキング : 2008年12月12日~2008年12月14日

全米映画ランキング:2008年12月16日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2008年12月12日~2008年12月14日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 地球が静止する日

The Day the Earth Stood Still
「地球が静止する日」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

1 31,000,000 31,000,000
2 1 フォー・クリスマス 3 13,300,000 88,000,000
3 2 トワイライト 初恋

Twilight
「トワイライト 初恋」

Summit
(アスミック・エース、角川エンタテインメント)

4 8,000,000 150,100,000
4 3 ボルト

Bolt
「ボルト」

Walt Disney
(ディズニー)

4 7,500,000 88,900,000
5 4 オーストラリア

Australia
「オーストラリア」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

3 4,300,000 37,900,000
6 5 007 慰めの報酬

Quantum of Solace
「007 慰めの報酬」

Columbia/MGM
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

5 3,800,000 157,700,000
7 Nothing Like the Holidays 1 3,500,000 3,500,000
8 6 マダガスカル2

Madagascar: Escape 2 Africa
「マダガスカル2」

Dreamworks/Paramount
(パラマウント)

6 3,300,000 170,000,000
9 11 ミルク

Milk
「ミルク」

Focus
(ピックス)

2 2,600,000 7,600,000
10 7 トランスポーター3 アンリミテッド

Transporter 3
「トランスポーター3 アンリミテッド」

LionsGate
(アスミック・エース)

3 2,300,000 29,300,000

「地球が静止する日」が首位。続々と公開されるオスカー候補が圏外で健闘

2本の新作がランクインした今週の全米ボックスオフィスは、キアヌ・リーブス主演のSFスペクタクル「地球が静止する日」が、オープニング興収約3100万ドルで首位デビューを果たした。同作は「ウエスト・サイド物語」などで知られる巨匠ロバート・ワイズ監督が1951年に製作した同名タイトルのリメイク。オリジナル版は米ソ冷戦時の核問題が背景になっていたが、今回は環境問題を背景に、キアヌ扮する異星人クラトゥが「人類が滅亡すれば、地球は生き残る」と人類に究極の選択を迫るという内容。キアヌ主演作としては「マトリックス・レボリューションズ」以来5年ぶりの首位デビュー作で、「マトリックス」シリーズ以外では自身最高のオープニング成績となったが、「インデペンデンス・デイ」や「デイ・アフター・トゥモロー」といった過去のフォックスの地球破壊映画と比べるといささか弱いオープニングとなった。監督は「エミリー・ローズ」のスコット・デリクソン。共演にジェニファー・コネリー、キャシー・ベイツ、ジョン・クリーズら。2位「Four Christmases」は累計で約8800万ドルの興収。3位「トワイライト/初恋」は累計で1億5000万ドルを突破した。そして、アルフレッド・モリーナ、ルイス・ガスマン、ジョン・レグイザモらが出演したプエルトリコ系家族を描いた群像劇「Nothing Like the Holidays」は7位にランクインした。その他圏外では米ワーナーが「ダークナイト」とともにオスカー獲得へ向け、全力を注ぎ込むクリント・イーストウッド監督・主演の「グラン・トリノ」、「めぐりあう時間たち」のスティーブン・ダルドリー(監督)&デビッド・ヘア(脚本)が世界的ベストセラー「朗読者」の映画化に挑んだ「愛を読むひと」(ケイト・ウィンスレット、レイフ・ファインズ主演)、メリル・ストリープ&フィリップ・シーモア・ホフマン主演のドラマ「Doubt」などが限定公開されている。来週はウィル・スミス主演のドラマ「7つの贈り物」や、ジム・キャリー主演の「イエスマン/“YES”は人生のパスワード」が公開となる。

2008年12月16日更新 藤井竜太朗

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