全米映画ランキング : 2008年5月23日~2008年5月25日

全米映画ランキング:2008年5月27日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2008年5月23日~2008年5月25日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国 1 101,000,000 126,000,000
2 1 ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛 2 23,000,000 91,100,000
3 2 アイアンマン

Iron Man
「アイアンマン」

Paramount
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

4 20,100,000 252,300,000
4 3 ベガスの恋に勝つルール

What Happens in Vegas
「ベガスの恋に勝つルール」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

3 9,000,000 54,200,000
5 4 スピード・レーサー

Speed Racer
「スピード・レーサー」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

3 4,000,000 36,200,000
6 6 ベイビーママ 5 3,400,000 52,100,000
7 5 近距離恋愛

Made of Honor
「近距離恋愛」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

4 3,300,000 39,100,000
8 7 寝取られ男のラブ♂バカンス 6 1,700,000 58,200,000
9 8 Harold & Kumar Escape from Guantanamo Bay 5 915,000 36,000,000
10 10 扉をたたく人

The Visitor
「扉をたたく人」

Overture
(ロングライド)

7 781,000 4,400,000

「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」が期待通りの大ヒット

4週目を迎えた08年全米サマーシーズンは、今年最大の話題作「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」が公開され、業界の期待に応えて、見事首位デビューを果たした。同作は、22日の公開初日に約2500万ドル、週末3日間で約1億100万ドル、公開4日間で約1億2600万ドルを稼ぎ出し、「アイアンマン」を抜いて、今年最高のオープニング興収を記録。さらに26日のメモリアル・デイ(戦没将兵追悼記念日)を含めたオープニング5日間の興収は約1億5100万ドルとなり、「スター・ウォーズ エピソード3」(05年/1億7280万ドル)、「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」(06年/1億6950万ドル)、「スパイダーマン3」(07年/1億6940万ドル)、「スパイダーマン2」(04年/1億5240万ドル)に次ぐ、歴代5位をマーク。北米以外でも好調な滑り出しをみせ、イギリスで2400万ドル、フランスで1400万ドルなど、合計約1億6000万ドルを稼ぎだし、全世界興収を約3億1110万ドルとした。シリーズ3作目の「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」(89)以来19年ぶりの新作となる今回は、米ソ冷戦下1957年の南米を舞台に、インディとソ連の精鋭部隊が、神秘の力を持つといわれる水晶のドクロ“クリスタル・スカル”を巡って争奪戦を繰り広げるという内容。批評家受けも概ね良好で、19年ぶりのシリーズ復活は興行的にも、批評的にも、成功といって差し支えなさそうだ。製作総指揮・原案、監督、主演は、シリーズ前3作と同じジョージ・ルーカス、スティーブン・スピルバーグ、ハリソン・フォード。共演はシャイア・ラブーフ、ケイト・ブランシェット、レイ・ウィンストンの他、シリーズ第1作「レイダース/失われたアーク」のカレン・アレンもマリオン役で再登場する。2位は、先週首位の「カスピアン王子」。興収は前週比58%ダウンの約2300万ドル。3位「アイアンマン」は25日間の累計興収を2億5000万ドルとした。来週はHBOの大ヒットTVシリーズを映画化した「SEX and the CITY」が公開となる。

2008年5月27日更新 藤井竜太朗

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