全米映画ランキング : 2007年6月29日~2007年7月1日

全米映画ランキング:2007年7月3日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2007年6月29日~2007年7月1日
(金額・順位は確定後のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 レミーのおいしいレストラン 1 47,200,000 47,200,000
2 ダイ・ハード4.0

Live Free or Die Hard
「ダイ・ハード4.0」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

1 33,200,000 48,000,000
3 1 エバン・オールマイティ 2 15,100,000 60,600,000
4 2 1408号室

1408
「1408号室」

Dimension/MGM
(ムービーアイ)

2 10,600,000 40,400,000
5 3 ファンタスティック・フォー 銀河の危機 3 9,000,000 114,800,000
6 5 無ケーカクの命中男 ノックトアップ 5 7,400,000 122,400,000
7 4 オーシャンズ13

Ocean's Thirteen
「オーシャンズ13」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

4 6,100,000 102,100,000
8 6 パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド 6 5,000,000 295,800,000
9 31 シッコ

Sicko
「シッコ」

LionsGate/Weinstein
(ギャガ・コミュニケーションズ、博報堂DYメディアパートナーズ)

2 4,500,000 4,600,000
10 いつか眠りにつく前に

Evening
「いつか眠りにつく前に」

Focus Features
(ショウゲート)

1 3,500,000 3,500,000

「レミー~」が「ダイ・ハード4.0」を退けて首位デビュー。「シッコ」が9位に

毎年各スタジオの自信作が公開される独立記念日前の全米ボックスオフィス。今週はピクサーの新作「レミーのおいしいレストラン」が「ダイ・ハード4.0」を退けて見事首位デビューを果たした。ピクサー作品はこれで8作連続のオープニングナンバーワン獲得だが、約4700万ドルのオープニング興収は昨年の「カーズ」(約6000万ドル)、04年の「Mr.インクレディブル」(約7050万ドル)、03年の「ファインディング・ニモ」(約7030万ドル)と比べるとかなり見劣りする結果となっている。批評家からはかなりの高評価を得ているので、今後の成績に期待か。2位は27日(水曜日)公開となったブルース・ウィリス主演、12年ぶりのシリーズ最新作「ダイ・ハード4.0」。5日間の累計興収を約4800万ドルとしながらも週末3日間の興行では2位となってしまった。こちらもこの手の映画にしてはまずまずの高評価で、シリーズ記録となっているパート2(約1億1700万ドル)の成績を超えることが当面の目標となる。そして、9位には「ボウリング・フォー・コロンバイン」「華氏911」のマイケル・ムーア監督がアメリカの医療保険にメスをいれたドキュメンタリー「シッコ」が拡大公開によりランクイン。「華氏」には劣るが441館でこの数字は立派。また10位にはハンガリー出身の名キャメラマン、ラホス・コルタイ監督の群像ドラマ「Evening」が滑り込んだ。出演はクレア・デインズ、トニ・コレット、バネッサ・レッドグレイブら。

2007年7月3日更新 藤井竜太郎

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