国内映画ランキング : 2004年4月3日~2004年4月4日
映画ランキング : 2004年4月6日発表(毎週火曜更新)
全国週末興行成績:2004年4月3日~2004年4月4日 (全国動員集計)興行通信社提供
順位 | 先週 | 作品 | メイン館※ | 上映週 | |
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1 | 2 | ドラえもん/のび太のワンニャン時空伝配給:東宝 | 日劇2ほか東宝系 | 5 | |
2 | 1 | ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還配給:ヘラルド/松竹 | 丸の内ピカデリー1ほか松竹・東急系 | 8 | |
3 | 3 | クイール配給:松竹 | 丸の内プラゼールほか松竹・東急系 | 4 | |
4 | 4 | ワンピース/呪われた聖剣配給:東映 | 丸の内東映ほか東映系 | 5 | |
5 | 5 | ブラザー・ベア配給:ブエナビスタ | 日劇3ほか東宝系 | 4 | |
6 | 6 | 恋愛適齢期配給:ワーナー | 丸の内ルーブルほか松竹・東急系 | 2 | |
7 | 初 | イン・ザ・カット配給:ギャガ・ヒューマックス | 丸の内ピカデリー2ほか松竹・東急系 | 1 | |
8 | 8 | ペイチェック/消された記憶配給:UIP | 日比谷スカラ座1ほか東宝系 | 4 | |
9 | 9 | イノセンス配給:東宝 | 日比谷映画ほか東宝系 | 5 | |
10 | 7 | ホテルビーナス配給:アスミック/松竹 | 東劇ほか松竹・東急系 | 5 |
※ファーストラン時点
「王の帰還」陥落。「ドラえもん」が底力を発揮
8週目にして「王の帰還」がまさかの首位陥落。春休み最後の週末を「ドラえもん」が逆転首位で締めた。今作「のび太のワンニャン時空伝」はシリーズ25作目だが、興収も25億円を突破するのは確実となっている。以下「クイール」「ブラザー・ベア」も相変わらず健闘しているが、今週以降はやや客足が落ちることになるだろう。6位の「恋愛適齢期」は前週と同じ順位をキープし、その下、7位に「イン・ザ・カット」が初登場でランクインしてきた。メグ・ライアンの体当たり演技が話題だが、監督のジェーン・カンピオンは、93年の「ピアノ・レッスン」を質的にも興行的にもなかなか超えられない様子。圏外ではガス・バン・サントの「エレファント」、セドリック・クラピッシュの「スパニッシュ・アパートメント」の好調が伝えられているほか、「Deep Love アユの物語」が封切り日に凄いことになっていたそうだ。さて、今週末10日には、日劇1に昇格した「ディボース・ショウ」のほか、「真珠の耳飾りの少女」「ドラムライン」などアート系の話題作も公開となる。ランキングが硬直している時期には、こうした作品に注目が集まるもの。
2004年4月6日更新 駒井尚文