国内映画ランキング : 2004年3月6日~2004年3月7日

映画ランキング : 2004年3月9日発表(毎週火曜更新)

全国週末興行成績:2004年3月6日~2004年3月7日 (全国動員集計)興行通信社提供

順位

先週

作品

メイン館

上映週

1 1

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還

配給:ヘラルド/松竹

丸の内ピカデリー1ほか松竹・東急系 4
2

ドラえもん/のび太のワンニャン時空伝

配給:東宝

日劇2ほか東宝系 1
3

ワンピース/呪われた聖剣

配給:東映

丸の内東映ほか東映系 1
4

レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード

配給:ソニー

丸の内ルーブルほか松竹・東急系 1
5

イノセンス

配給:東宝

日比谷映画ほか東宝系 1
6 2

マスター・アンド・コマンダー

配給:ブエナビスタ

日劇1ほか東宝系 2
7 3

ラスト・サムライ

配給:ワーナー

丸の内プラゼールほか松竹・東急系 14
8

ホテルビーナス

配給:アスミック/松竹

丸の内ピカデリー2ほか松竹・東急系 1
9 5

ラブ・アクチュアリー

配給:UIP

日劇3ほか東宝系 5
10 4

ゴシカ

配給:ワーナー

渋谷東急ほか松竹・東急系 2

※ファーストラン時点

「王の帰還」V4。新作5本は「ドラえもん」が最上位発進

オスカー11部門に輝いた「王の帰還」だが、オスカー効果による大幅な動員増は特に見られなかった。オスカー発表の前段階で、すでに加速力がピークに達していたということだろう。今週も首位の座は安泰だが、材料は出尽くした感があるので、この後はひたすら持久戦となる。この週末は春休み作品が軒並み封切りとなったが、その中でもっとも上位、2位にランクしたのは「ドラえもん」。80年から1年も休まず春休みに新作を発表し続けて25年、今年も当然のように大ヒット。4作目以降、すべての監督を務める芝山努は、日本でもっとも興収を上げている監督かも知れない。続く3位には、これまた春の風物詩「ワンピース」。こちらはシリーズ第5作目である。4位には「レジェンド・オブ・メキシコ」。前週封切りの「マスター・アンド・コマンダー」比で約85%とまずまずの出足。ところでこの作品、50代の方は1000円で鑑賞できるが、シルバー料金適用されたみたいで複雑な気分では? 5位は押井守の「イノセンス」。大量の宣伝で盛り上がりは見られたが、初日・2日間の成績で「レジェンド~」を下回ったのは意外。作品の難解さが額面通りに伝わってしまったか。さらに意外だったのが「ホテルビーナス」。草なぎ剛の大量露出とポジティブなイメージで、もっと勢いよく飛び出すかと思いきや、8位どまりは物足りない。数字的には決して悪くないのだが、ちょっと公開規模が大きすぎたか。

2004年3月9日更新 駒井尚文

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