国内映画ランキング : 2004年2月28日~2004年2月29日

映画ランキング : 2004年3月2日発表(毎週火曜更新)

全国週末興行成績:2004年2月28日~2004年2月29日 (全国動員集計)興行通信社提供

順位

先週

作品

メイン館

上映週

1 1

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還

配給:ヘラルド/松竹

丸の内ピカデリー1ほか松竹・東急系 3
2

マスター・アンド・コマンダー

配給:ブエナビスタ

日劇1ほか東宝系 1
3 2

ラスト・サムライ

配給:ワーナー

丸の内プラゼールほか松竹・東急系 13
4

ゴシカ

配給:ワーナー

渋谷東急ほか松竹・東急系 1
5 3

ラブ・アクチュアリー

配給:UIP

日劇3ほか東宝系 4
6 6

赤い月

配給:東宝

日劇2ほか東宝系 4
7 5

ゼブラーマン

配給:東映

丸の内東映ほか東映系 3
8 4

ファインディング・ニモ

配給:ブエナビスタ

ワーナーマイカルシネマズ板橋ほか 13
9 7

シービスケット

配給:UIP

日比谷スカラ座1ほか東宝系 6
10 9

半落ち

配給:東映

丸の内シャンゼリゼほか東映系 8

※ファーストラン時点

オスカーも独占。「王の帰還」に死角なし

3月1日(日本時間)に発表されたアカデミー賞は、まさに「王の帰還」の一人勝ち。11部門にノミネートを受け、そのすべてで受賞するという快挙を達成し、3年越しで満願成就となった。日本市場でも3月1日現在で360万人動員、興収48億円という快ペース。この週末の興収も前週比で15%程度しか落ちておらず、安定軌道に入ったとみていい。もちろん、オスカー効果もプラスに働くだろうが、それ以前に地力の強さだけで存分に走れる体勢だ。ちなみに配給側の興収目標は150億円、ゴールデン・ウィーク超えを目指す。2位には「マスター・アンド・コマンダー」。こちらは1週目の週末の感じでは、トータルで興収10億円以上20億円未満というところ。オスカーは2部門で戴冠を受けたが、これをどこまで追い風にできるか。3位の「ラスト・サムライ」は、渡辺謙が受賞を逃したこともあって、そろそろ店じまいの準備か。目下興収130億円。4位の「ゴシカ」は無難にデビュー。ハル・ベリーの来日会見が、公開前日という慌ただしさだったのがやや惜しまれるところ。5位の「ラブ・アクチュアリー」は4週目を迎え10億円クリア。今週末は「レジェンド・オブ・メキシコ」「イノセンス」「ホテルビーナス」「ドラえもん」などが封切りとなる。中でも最大の注目は、やはり押井守の「イノセンス」ということになろう。この後に続く作品群を考えると。

2004年3月2日更新 駒井尚文

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