池井戸潤
慶應義塾大学卒業後、銀行に就職。1998年、銀行の内幕を題材にしたミステリー小説「果つる底なき」で作家デビューを果たし、第44回江戸川乱歩賞を受賞する。10年の「鉄の骨」で第31回吉川英治文学新人賞、11年の「下町ロケット」で第145回直木賞を受賞。13年、半沢直樹シリーズとして知られる「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」が、「半沢直樹」としてTVドラマ化され、堺雅人演じる主人公の決め台詞「倍返し」が流行語となるなど大きな話題を呼んだ。その後も、阿部寛主演でドラマ化された「下町ロケット」(15)や、役所広司主演でドラマ化された「陸王」(18)が大ヒット。その他のTVドラマ化作品に、「ルーズヴェルト・ゲーム」(14)、「花咲舞が黙ってない」(14~15)、「ようこそ、わが家へ」(15)、「民王」(15~16)、などがある。「空飛ぶタイヤ」や「七つの会議」などは、TVドラマ版と劇場版の両方が製作された。