スティーブ・マックイーン
英ロンドン出身。カリブ系移民の家庭に生まれ育つ。大学在学中に映像制作を始めた。ロンドンのコンテンポラリー・アート界で注目を集め、99年にビデオ・インスタレーション 「Drumroll」で、英国の美術館・テート主催のターナー賞を受賞。03年には公式戦争アーティストとしてイラクに赴いた。08年、マイケル・ファスベンダーを主演に迎えた「HUNGER ハンガー」で長編映画監督としてデビュー。カンヌ国際映画祭の新人賞カメラドールや、英国アカデミー賞の新人賞カール・フォアマン賞を受賞する。続く「SHAME シェイム」(11)では、ファスベンダーにベネチア国際映画祭の男優賞をもたらした。製作も務めた監督3作目「それでも夜は明ける」(13)ではマックイーンの才能にほれ込んだブラッド・ピットが製作と出演を兼ね、ファスベンダーも出演。自由の身である黒人男性が裏切りにあい奴隷として過ごした12年間を描き、アカデミー賞で見事作品賞を受賞した。