宮崎吾朗
宮崎駿監督の長男。大学卒業後は造園関係の仕事に就く。三鷹の森ジブリ美術館の建設に尽力し、開館後の01年10月から05年6月まで初代館長として運営にあたった。05年の愛・地球博ではパビリオン「サツキとメイの家」の建設の指揮を執り、「となりのトトロ」で主人公が暮らした家を再現。06年、SF作家アーシュラ・K・ル=グウィンによるファンタジー文学「ゲド戦記」の映画化に際し、父の反対を押し切り監督デビューを果たす。同作は610万人を動員し、興行収入は76.5億円で同年の邦画興行第1位を記録した。11年、講談社「なかよし」で80年に連載されていた「コクリコ坂から」のアニメ映画化で5年ぶりに監督を務める。05年に第55回芸術選奨文部科学大臣新人賞の芸術親交部門を受賞。