ブラッド・ドゥーリフ
米ウエストバージニア州出身。3歳で父を亡くし、美術蒐集家で染色工場を営むフランス人の母と、その再婚相手のプロゴルファーのビル・キャンベルの元、子供の頃から芸術や演劇に親しむ。地元の劇団で活動した後、19歳で大学を中退しニューヨークへ。70年代初頭からオフブロードウェイなどの舞台に出演し、映画デビュー年となった1975年に出演したミロス・フォアマン監督作「カッコーの巣の上で」でアカデミー助演男優賞にノミネートされてブレイクを果たす。
その後はコロンビア大学で教鞭もとったが、88年にハリウッドに移住。以降、デビッド・リンチ監督作「デューン 砂の惑星」(84)や同「ブルーベルベット」(86)、「ミシシッピー・バーニング」(88)など、数々の話題作でキャラクター俳優として活躍する。
人形ホラー映画の金字塔「チャイルド・プレイ」(88)では人形チャッキーに憑依した連続殺人鬼役を演じ、シリーズ作品でも同役を務めた。その他の出演作に「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」(02)など。76年以降、TVドラマにも数多く出演している。