トラン・アン・ユン
ベトナム出身。12歳のとき、一家でフランスへ亡命する。長編初監督作品「青いパパイヤの香り」(93)がカンヌ国際映画祭のカメラドール、セザール賞初監督作品賞、アカデミー外国語映画賞に輝き華々しくデビューを飾る。続く「シクロ」(95)がベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞し、瞬く間に国際的な注目を集めるフィルムメーカーに。「夏至」「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」を手掛けたのち、日本を代表する作家、村上春樹原作「ノルウェイの森」の映画化でメガホンをとる。いずれの作品も自ら脚本を執筆している。