デビッド・マッケンジー
イギリス・スコットランド出身。ダンディー大学ダンカン・オブ・ジョーダンストーン・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインで写真を勉強する。2002年の「The Last Great Wilderness(原題)」で本格的な監督デビューを果たし、監督2作目「猟人日記」(03)はカンヌ国際映画祭のある視点部門に出品される。その後、「愛とセックスとセレブリティ」(09)で米国に進出したが、再び母国に戻り「パーフェクト・センス」や「One Night One Love ワンナイト、ワンラブ」(ともに11)といった野心的な作品を監督する。「名もなき塀の中の王」では英国アカデミー(BAFTA)・スコットランド賞で作品賞・監督賞を受賞した。米国での監督第2作「最後の追跡」(16)は、カンヌ国際映画祭ある視点部門に出品されたほか、同年の米AFIアワード10作品の1本に選ばれるなど高い評価を得た。