ツイ・ハーク
幼少期をサイゴンで過ごしたのち、66年に香港へ移住、69年にアメリカに留学、テキサス大学に学ぶ。卒業後はニューヨークで新聞の編集に携わり、チャイナタウンのローカル局向けにドキュメンタリーやニュース映画を制作、77年に香港に帰還しテレビ局で活躍する。その後映画界へ進出、79年に異色ホラー・アクション「蝶變」で監督デビューを果たす。83年の出世作「蜀山奇傳」でワイヤーワークによるアクションを広く知らしめた。84年に製作会社『電影工作室』を設立。以降、「男たちの挽歌」シリーズなどヒット作を飛ばし、“香港のスピルバーク”と称される。近年はハリウッドに進出し、「ダブルチーム」、「ノック・オフ」などを監督した。