清水俊平 : ウィキペディア(Wikipedia)

清水 俊平(しみず しゅんぺい、1984年 - )は、日本の映画監督・脚本家。東京藝術大学大学院映像研究科修了。

監督作品に『ふざけるんじゃねえよ』などがある。

経歴

1984年生まれ、パリ出身。伯父はマルグリット・デュラス『愛人 / ラマン』の翻訳で知られる仏文学者の清水徹。明治学院大学文学部卒業後、海運会社勤務を経て、多摩美術大学入学。青山真治監督の授業で制作した初監督作品『ふざけるんじゃねえよ』が第26回東京学生映画祭グランプリをはじめ、東京国際映画祭やバンクーバー国際映画祭など国内外20以上の映画祭に正式出品される。東京藝術大学大学院映像研究科にて脚本家・坂元裕二の助手を務めた後、ピエール・ウィリアム・グレンレナート・ベルタの通訳、マーティン・スコセッシ監督『沈黙 -サイレンス-』(2017)制作部、イザベル・ユペールの付き人を経て、タル・ベーラに師事。福島で開催されたマスタークラスで『From F』(プロデューサー:タル・ベーラ )を制作し第37回東京国際映画祭に正式出品、渋谷ユーロスペースにて劇場公開される。

監督作品

+発表年タイトル脚本主な出演者
2014ふざけるんじゃねえよ清水俊平金正允、橋本馨
2016ホームラン清水俊平黒田大輔井之脇海
2017水本さん坂元裕二三浦透子、高嶋芙佳
2017息ぎれの恋人たち清水俊平吉村界人占部房子黒田大輔
2024From F清水俊平Rina、福永壮志

参加作品

受賞歴等

映画

『ふざけるんじゃねえよ』

  • 第26回 東京学生映画祭実写部門 グランプリ
  • 第27回 東京国際映画祭 特別招待上映
  • 第25回 ゆうばり国際ファンタスティック映画祭フォアキャスト部門 正式出品
  • 第15回 TAMA NEW WAVEコンペティション部門 正式出品
  • Nippon Connection 2015(ドイツ・フランクフルト)Nippon Visions 部門 正式出品
  • 第34回 バンクーバー国際映画祭 Dragons & Tigers 部門 正式出品

『ホームラン』

Nippon Connection 2017 正式出品(2017)

第20回小津安二郎記念・蓼科高原映画祭コンペティション グランプリ (2017)

『息ぎれの恋人たち』

  • 第12回大阪アジアン映画祭インディーフォーラム部門正式出品
  • JAPAN CUTS 2017(アメリカ・ニューヨーク)正式出品

『From F』

・第37回東京国際映画祭 正式出品

その他

  • 第15回東京フィルメックス学生審査員

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出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2025/02/15 09:37 UTC (変更履歴
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