ユーリー・ボリソフ
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ロシアのモスクワ郊外に生まれる。2010年から俳優として活動を始め、アンドレイ・ズビャギンツェフ監督作「エレナの惑い」(11)で映画に初出演。
14年にモスクワのシチェプキン高等演劇学校を卒業後、舞台「Zoyka's Apartment」の演技で高い評価を得る。以降、「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」(18)や「ナチス・バスターズ」(20)、「インフル病みのペトロフ家」(21)といったロシア映画で着実にキャリアを積み、伝記映画「AK-47 最強の銃 誕生の秘密」(20)では主人公のミハイル・カラシニコフ役を演じる。
フィンランドのユホ・クオスマネン監督がメガホンをとったカンヌ国際映画祭のグランプリ受賞作「コンパートメント No.6」(21)でも重要な役どころを務めて国際的な評価を高め、ショーン・ベイカー監督作「ANORA アノーラ」(24)でアカデミー助演男優賞にノミネートされた。