チャン・ヘジン

韓国・釜山出身。韓国芸術総合学校演技科卒。
1998年に映画「クリスマスに雪が降れば」でデビュー。それから9年間は俳優業から離れていたが、名匠イ・チャンドン監督作「シークレット・サンシャイン」(07)で復帰し、同監督作「ポエトリー アグネスの詩」(10)に続けて出演。イ監督が企画に携わった「わたしたち」(16)では、子どもへの愛情と家庭の問題の間で揺れる母親役を演じて高い評価を得た。
2019年、TVドラマ「椿の花咲く頃」や「愛の不時着」に出演して存在感を示すと、カンヌ映画祭パルムドール受賞作で、アカデミー賞にもノミネートされた「パラサイト 半地下の家族」で半地下住宅に暮らす貧しい一家の母親役を演じ、国内外で広く知られるようになる。その後はTVドラマ「女神降臨」(20)や「赤い袖先」(21)、「いつかの君に」(23)、「ジョンニョン:スター誕生」(24)、「おつかれさま」(25)などの話題作に出演。香港の「ソウルメイト 七月と安生」(16)をリメイクした映画「ソウルメイト」(23)や、韓国の作家パク・サンヨンの連作小説「大都会の愛し方」に収録されている「ジェヒ」を実写映画化した「ラブ・イン・ザ・ビッグシティ」(24)で主人公の母親役を演じ、安定感のある演技を披露している。