ジョーダン・ピール
アフリカ系アメリカ人の父親と、イギリス系の祖先を持つ白人の母親のもとに生まれる。10代後半からコメディアンとして活動し、米コメディ番組「マッドTV!」(03~08)に5シーズン連続でレギュラー出演。同番組の共演者キーガン=マイケル・キーとコンビを組み、出演・脚本・制作総指揮を務めたコント番組「キー&ピール」(12~15)で人気を集める。その一方で、俳優や声優としても映画やTVシリーズに出演。キーとともに主演したアクションコメディ映画「キアヌ」(16・日本劇場未公開)では製作・脚本を兼ねた。監督デビュー作「ゲット・アウト」(17)は、製作費500万ドルという低予算ながら全米興収1億7500万ドルの大ヒットを記録。人種差別問題を織り交ぜた脚本も批評家から絶賛され、アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞を含む4部門にノミートを果たし、見事脚本賞に輝いた。