サンドラ・ヒュラー
独テューリンゲン出身。エルンスト・ブッシュ演劇芸術アカデミーで学び、1999年から舞台俳優としてドイツ各地で活動する。03年、ドイツの演劇雑誌「ホイテ」の最優秀若手女優賞を受賞。本格的な映画デビュー作となった「レクイエム ミカエラの肖像」(06)で精神と意識の闇に苦しむ少女ミカエラを演じ、第56回ベルリン国際映画祭の銀熊賞(女優賞)を受賞した。その後も、主演した「Uber uns das All」(11)などのドイツ映画で、演技派として高い評価を獲得。カンヌで国際批評家連盟賞を受賞し、アカデミー外国語映画賞の候補作となった「ありがとう、トニ・エルドマン」(16)では、正反対の性格をもつ主人公親子の娘役を演じた。以降の出演作に、ヒロインを演じた「希望の灯り」(18)、「アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド」(21)などがある。