奥野匡
46年文学座に入座し、座員が総出演した「にごりえ」(53)で映画に初出演する。その後、舞台を中心に活動し、映画では「野獣死すべし 復讐のメカニック」(74)、「マルサの女」(87)、「釣りバカ日誌イレブン」(00)などに出演。その他の作品に、TVドラマ「温泉へ行こう」(99)、「クニミツの政」「美女か野獣」(ともに03)や、Vシネマ「仁義」シリーズ(02~06)など。12年、イランの巨匠アッバス・キアロスタミ監督が日本を舞台に撮った「ライク・サムワン・イン・ラブ」で元大学教授という老紳士を演じる。同作はカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、84歳にして世界の大舞台に立った。