大友克洋
73年、デビュー作の短編漫画「銃声」が「漫画アクション増刊」に掲載される。79年に初の単行本「ショート・ピース」を出版。翌年から「アクションデラックス」にて「童夢」と「気分はもう戦争」の連載が始まる(~81)。代表作「AKIRA」が「週刊ヤングマガジン」で82年から連載開始。圧倒的な画力で多くの漫画家に影響を与える。劇場アニメ「幻魔大戦」(83)のキャラクターデザインを担当したことから、「AKIRA」の長編アニメーション化に向けて動き出す。「AKIRAスタジオ」を設立し、自ら監督を務めた。88年に公開された映画「AKIRA」は海外でも絶賛され、いまや世界に浸透している日本アニメのさきがけとなり、監督としての名声も獲得した。連載は93年に完結。そのほかの監督作品に、劇場アニメ「スチームボーイ」(04)、実写映画「ワールド・アパートメント・ホラー」(91)、「蟲師」(07)などがある。