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STORY

生きるのに問題ないよ。人に気づかれなければね。

サイボーグでも大丈夫 ここは突飛な想像と空想に満ちた新世界精神クリニック。

 ある日、新しい患者が入ってくる。少女の名はヨングン(イム・スジョン)。なぜか自分のことをサイボーグだと信じ、蛍光灯を叱り、自動販売機にご苦労さんと声をかける。

 ヨングンは、自分のことをかわいがってくれたおばあちゃんが療養所に送られて以来、頭のネジがちょっとおかしくなった。でも仕事が忙しいヨングンの母親は、「私はネズミよ」と言っていたおばあちゃんと自分の娘が同じようにビョーキだとは認めたくない。

 そんなヨングンに目をとめたのは、同じ年頃のイルスン(チョン・ジフン)。「人のもの」なら特徴でもなんでも盗むことができるイルスンに、ヨングンはお願いする──「盗んでください、私の同情心を。殺したいのに殺せない気持ち……」

 でもどうしてサイボーグ? 同情心を盗むって? わけがわからないイルスンは、しばらくヨングンの行動を観察することにした。

 ヨングンを観察するうちに彼女のパワーダウンの原因がわかった。サイボーグはご飯を食べると機械が壊れると信じこんで、電池を舐めているだけだったのだ。その上、おばあちゃんを連れ去った“ホワイトマン”を早く倒しておばあちゃんを助けなければならないのに、サイボーグのくせに同情心が捨てられなかった。

イルスンは、みるみる痩せていくヨングンを助けるために特別な装置を開発し、なぜヨングンがサイボーグなのかを一緒に解明しようとするのだが……。

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