サイボーグでも大丈夫
劇場公開日 2007年9月15日
解説
「オールド・ボーイ」のパク・チャヌク監督が、精神クリニックを舞台に患者同士の恋を描いたファンタジック・ラブコメディ。妄想病患者の青年イルスンが入院している新世界精神クリニックに、自分のことをサイボーグだと信じる少女ヨングンがやって来た。イルスンは彼女に興味を抱き、その行動を観察し始めるのだが……。主演は人気歌手のRain(ピ)ことチョン・ジフンと「箪笥<たんす>」のイム・スジョン。
2006年製作/107分/韓国
原題:I'm a Cyborg, But That's OK
配給:東京テアトル
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2021年10月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
『オールド・ボーイ』や『復讐者に憐れみを』等のパク・チャヌク監督。チャヌクにしては異質な内容だ。精神病棟の映画なども数多くあれど、ここまで風変わりなキャラは見たことがない。
ヨングン(スジョン)の祖母が大根ばかり食べていたせいで認知症患者として保養所に入れられたときからヨングンはおかしくなった。冒頭のラジオを作る工場での出来事はインパクトあったけど、精神病院に入ってからの展開はずっと同じ調子。後ろ向きで歩く男だけは面白かったけど、他のキャラは面白みがない。
結局は恋愛映画に発展するのだが、同じく軽度の分裂症患者イルスンが拒食症のヨングンに食事させることに奮闘する。だけど、サイボーグと信じている彼女に対して、食べ物をバッテリーに蓄える装置を背中に埋めるとか、そんなの健常人じゃなきゃ思いつかないでしょ・・・あのシーンではイルスンが医者に見えてしまった(笑)。
まぁ、ファンタジックな世界ではあるし、妄想の中で、マシンガンのように指から射撃するシーンはチャヌクらしい。ただそれだけ。
そんな中でもイルスン役のチョン・ジフン=ピ(Rain)が歌うヨーデルがなかな良かった。イム・スジョンの素顔は可愛いんだけど、映画では金髪まゆげで気持ち悪い・・・
2020年5月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
あら可愛い。
この監督、なんだかんだでラストは優しいよな。
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ポスターのビジュアルなどをみると、なんとなく不思議系で、少しカワイイ系のラブストーリーに……なんていう印象を受けなくもないですが、一筋縄でいかないのはやっぱりパク・チャヌク。乱射&流血がいかにもやっぱりパク・チャヌク(笑)。普通に成り下がっていたら、それはそれでガッカリしていたかもしれない。そう考えると、ある意味、安心かも? 何も知らずにファンシーな世界を期待してみたら、ある意味裏切られるかもしれませんが、それがパク・チャヌクということで。
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