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INTRODUCTION

復讐は終わり、愛が始まる……
パク・チャヌク監督最新作は、アンチソーシャル・ラブストーリー!

サイボーグでも大丈夫 カンヌ国際映画祭グランプリ受賞の『オールド・ボーイ』で世界に衝撃を与え、ヴェネチア国際映画祭で「若い獅子」賞受賞の『親切なクムジャさん』が韓国で大ヒットを記録し、社会現象まで巻き起こした監督パク・チャヌク。今、もっとも注目されるパク監督の待望の新作、それが『サイボーグでも大丈夫』。

 2007年のベルリン映画祭で上映され、見事アルフレッド・バウアー賞に輝いた。この賞は映画祭創設メンバーの名にちなんだもので、革新的で新しい芸術性を吹き込んだ作品に与えられる特別賞。過去に、96年には『ロミオ&ジュリエット』のバズ・ラーマン、03年には『HERO』のチャン・イーモウに贈られている。

 パク監督が[復讐三部作]を完結させて次に取り組んだのは、なんとロマンティック・コメディ。とはいえ、これは“ある種の”ロマンティック・コメディ。フツーのラブストーリーにおさまるはずがない。甘いだけと思って一口舐めると、脳までピリピリ刺激、中毒になりそうな未体験フレーバーなのだ。

 物語の主人公は、自分がサイボーグだと信じ込んでいる女の子ヨングン。彼女が入った精神クリニックには、個性豊かな人々がたくさんいた。中でも人の物ならクセまで盗んでしまうイルスンがさっそく彼女を観察し始める。

 なぜヨングンはご飯を食べない? なぜ彼女はイルスンに“あるもの”を盗んでほしいとお願いするのか?

 そんなヨングンもまたイルスンのことが気になっていて、お互いが特別な存在になっていくのだが……。

パステルトーンが基調でエッジのきいたビジュアルに広がるのは、
ちょっぴり毒のツヨい童話世界

サイボーグでも大丈夫 きっかけは監督が見た夢だった。ある日、“体の中から銃弾が出てくる少女”の夢を見たパク監督は、その不思議な夢に多彩なプロットを盛り込み、肩の力をぬいた一本のラブストーリーに発展させた。

 『サイボーグでも大丈夫』が描くのは、精神クリニックという独特な空間が生み出す童話のような世界。小さくて愛らしい物語に見えながら、単純なおとぎ話では決して終わらない。[復讐三部作]では最愛の人を奪われた哀しみや怒りをリアルな世界に投げつける大人たちが主人公だったが、ここには感情を抑えすぎてねじれた空想の世界に入り込んでしまう“子供”たちがいる。

 タイトルロールが始まると、工場ラインがスケルトンで映し出され、そのポップなセンスに一気に引き込まれる。舞台となる精神クリニックも、ともすれば陰鬱で閉塞感に陥ってしまいそうな空間として描かれがちなところを、あふれるイマジネーションで、パステルカラーの色調を活かして軽やかでいてどこかトンがった空間に彩り、これまでのパク作品とはまったく異なるビジュアルイメージを創造している。

 監督がファンだというジャック・ドゥミのミュージカル映画のように、あるいは『チャーリーとチョコレート工場』や『アメリ』のように、ちょっと残酷だけど幸福感に満ちたシュールな物語が繰り広げられる。

話題沸騰! トップスター、Rain(ピ)が映画初主演
注目の若手女優、イム・スジョンの新たな魅力に夢中

サイボーグでも大丈夫 韓国で“出演したい監督No.1”と言われるパク監督。特に、『親切なクムジャさん』でイ・ヨンエがこれまでのイメージをまったく破壊した衝撃は記憶に新しい。そして今回、主役イルスンをつとめるのは、韓国にとどまらず日本、アジアを魅惑し、世界に飛翔するトップスターの座にある歌手Rain(ピ)。彼が、あえてチョン・ジフンという本名で演技に本格的に挑み、その意気込みが強く感じ取れる作品となった。彼はタイム誌が選ぶ“世界でもっとも影響力のある100人”に韓国人として初めて選ばれており、今回の映画初出演でさらに話題をさらっている。そして同世代の俳優の中でもっとも優れた演技力により独自のステイタスを築いている若手女優イム・スジョンが、イルスンにハートを盗まれてしまう“サイボーグ”という個性豊かなキャラクター、ヨングンを演じ魅了する。

 パク・チャヌク監督は作品ごとに魅力的なキャラクターを生み出し、俳優の最高の演技を引き出すことを得意としてきた。本作でもチョン・ジフンとイム・スジョンから新たな演技を引き出している。

 さらに一度見たら忘れられないクリニックの人々には、『オールド・ボーイ』『親切なクムジャさん』などパク作品の常連が顔を揃え、愉快に演じている。

 また『オールド・ボーイ』『親切なクムジャさん』の撮影チョン・ジョンフン、照明パク・ヒョヌォンが韓国初のHDバイパーカメラを駆使し、パク作品では最もCGを使い、ファンタジーを盛り上げた。その他、音楽のチョ・ヨンウク、美術のリュ・ソンヒ、衣装のチョ・サンギョンなどパク作品を支えてきたスタッフが結集している。

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