ハリウッドのクリエイターたちがAI対策チームを結成 「エブエブ」監督ら500人超が署名
2025年12月28日 14:30

「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」でアカデミー賞を受賞したダニエル・クワン監督らが中心となり、AI(人工知能)に関するルール策定を求める連合組織「Creators Coalition on AI(CCAI)」を立ち上げたと、米ハリウッド・リポーターが報じている。ケイト・ブランシェット、ナタリー・ポートマン、タイカ・ワイティティ監督ら500人超が公開書簡に署名しており、その数は増え続けているという。
きっかけは12月11日に報じられたディズニーとOpenAIの提携だ。ディズニーが10億ドル(約1560億円)を出資し、動画生成AI「Sora」で自社キャラクターを使用する契約を結んだとされるニュースは、業界に衝撃を与えた。
「一番恐れているのは、テック業界に再び我々の業界のルールを決めさせてしまうことだ」とクワンは語る。「前回そうなったとき、ストリーミング戦争が起き、バブルが弾けた。物語の価値が下がり、劇場ビジネスモデルは破壊された。AI技術はそれ以上の影響を及ぼしかねない。だからこそ、我々が会話をリードしなければならない」
創設メンバーのジョセフ・ゴードン=レビットも声を上げる。「我々が直面している脅威は、生成AIという技術そのものではなく、多くの大手AI企業が行っている非倫理的なビジネス慣行だ」。世論の喚起、集団行動、必要であれば訴訟や立法を通じて影響力を行使していく考えだという。
「これはアーティストだけの問題ではない」とゴードン=レビットは続ける。「ハリウッドだけの話でもない。YouTuber、ポッドキャスター、すべてのクリエイターに関係することだ」
CCCAIは掲げる4つの柱として、(1)コンテンツとデータに関する透明性・同意・補償、(2)雇用保護と移行計画、(3)ディープフェイク対策、(4)創造プロセスにおける人間性の保護を挙げている。AIの全面拒否ではなく「責任ある人間中心のイノベーション」を目指すとしており、今後の動向が注目される。
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