佐藤健「るろうに剣心」は「僕の誇りであり宝物」【ワーナー・ブラザース映画ファンフェスティバル】
2025年12月23日 21:17

俳優の佐藤健が12月23日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われた「ワーナー・ブラザース映画ファンフェスティバル」のグランドフィナーレに駆け付けた。
年内で日本での劇場配給業務を終了するワーナー ブラザース ジャパン合同会社が配給してきた名作を特別上映するメモリアルイベントで、日本国内での100年の歴史の集大成として、珠玉の洋画・邦画作品から厳選された13タイトルが特別上映。最終日となるこの日、佐藤主演の「るろうに剣心」(2012)がイベントの最後を飾った。

佐藤はシリーズ5作を通して、主人公・緋村剣心を熱演し「僕にたくさんの出会いと仲間を与えてくれた『るろうに剣心』は、僕の誇りであり、自慢であり、宝物です」と思いを熱弁。「そのきっかけをくれたワーナーさん、ありがとうございます」「形は変わるかもしれないですけど、これからも一緒に映画化を盛り上げていきましょう」と感謝とエールを送っていた。
この日は佐藤をはじめ、武井咲(神谷薫役)、青木崇高(相楽左之助役)、土屋太鳳(巻町操役)、シリーズ全作を手がけた大友啓史監督、アクション監督の谷垣健治氏が集結。キャスト陣の登壇はサプライズだったため、客席からは大きな歓声が沸いた。


画期的なアクションに取り組んだ佐藤は、「本当に今日を生き延びるので精一杯の日々。未来を考える余裕はなかった」としみじみ。「当時は、ジャンプ連載でアニメ化もされた原作を、どう実写化すべきか、誰も正解がわからなかった」と振り返り、「大友さんが、リアルに落とし込むんだと言い続けていたのを覚えています。結果的にそれが唯一の正解になった」と敬意を表した。
その後も、シリーズを追うごとに斬新かつ過酷なアクションに挑み続け「だから、第1作目はいま思うと、ちょっと恥ずかしいんですよ。皆さん、これからスクリーンでご覧になると思いますが、今日は大目に見てもらって(笑)。そこから進化していますから」と誇らしげだった。
第1作目の撮影時、17歳だった武井は「試されているという感覚と、それに応えるプレッシャーがあり、怖かった」と振り返り、「人生の節目節目で携わらせていただき、自分にとっては帰ってくる場所だと実感している。私とともに薫がいるんだと思うと、強い心持ちになれる」と語った。

共演陣も「タフな現場だったが、楽しみにしてくださるファンの皆さんからエネルギーをもらって、次の作品に注入できた。そういう熱気に包まれた、忘れられない作品ですし、配給してくださったワーナーさんにも感謝したい」(青木)、「第1作は高校生のとき、客席で見ていた作品。衝撃で立てなくて、これはすごい作品になると確信したことを覚えています。私の人生を変えてくれた作品」(土屋)と作品、そしてワーナーへの深い思い入れを語った。
舞台挨拶の終盤には、司会者が「この15年で、佐藤さん以外がご結婚して…」と唐突に、佐藤をイジる場面もあり、佐藤は「本当にそうなんですよ。確かに孤独だなと思いました。どうしたらいいですか?」と苦笑い。「どこを見渡しても、夜泣きの話題で盛り上がっていて、疎外感が(笑)。僕にもわかる話題で盛り上がってほしい」と自虐コメントで会場を盛り上げた。
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